三崎口よりバスで
   油壷行きなら新井館前下車、東岡行きなら油壷入口下車徒歩15分、または油壷行き
   乗り換え新井館前下車、油壷よりは10分程度、油壷入口より歩く場合は、途中なも
   うた坂を通る古い道が良いでしょう。

バス停より急坂を下ると小網代の集落に入ります。坂を下り切った当たりに三浦義同再建の
永昌寺があります。細い道を進むと海岸線に突き当たる。小網代湾の奥に道を取ると、行く
手の山の上に三浦義同創建と言う海蔵寺が見えます。(またバス停より新井館の脇を抜けて
行くと三浦義意の室の供養の為に立てたと言う霊照院の跡があります)
        

海蔵寺の山裾を通り道なりに進むと突き当たりに白髭神社が見えます。ちょっとお参りして
カンカン石でも叩いて見て下さい。白髭神社の前を山裾に沿って進みます。くれぐれも横道
には入らないように、一応道なりに進んでください。
     

山道を抜けると視界が急に開けます。右側は引橋方面の山々、左は小網代湾の最深部、
葦原が広がり干潮の時は大きな干潟になります。ちょっと一休み、蝮の注意書きを読み、山
道に入ります。二曲り程度上った所に竹薮を抜ける道が現われますので、そちらに進んでく
ださい。そのまま上ると山の上の畑に出て、最終的には引橋方面に出ることとなります。
竹薮を潜るように進むと藤ケ崎の反対側に出ます。
      

この当たりは昔小網代から渡船が着いた所のようです。引橋経由よりは近道に成っていました。
この辺は昭和30年代より別荘が増えた所です。小さな浜が所々にあります。
  

道なりに進み海岸線、対岸の油壷などの景色を楽しんでください。小鷺が藤ケ崎をねぐらにして
いるようで、群れを成して居りますので脅かさないようにしましょう。
        

先端部の浜への最後の崖下が通れません。干潮時は潮が引くので濡れずに行けますが、靴、
靴下を脱いで素足で海の中を渡ることを覚悟してください。ほんの2〜3mです。女性の方
くれぐれもパンストは止めましょう。突き出した防波堤の先端から周囲が見回せます。水戸
側の先端にある山を丸山と呼びます。ここを歩いて越えるのは大潮の時位なので、ここは諦
め別荘の脇を通り山に登ります。
        

山の上に出たら左側に進み、先端部に沿って右に進む道を見つけて下さい。途中に崖下に通
じる小道が有ります。見落とさないように...、そこを下ると地元で「エビカ」と呼ぶ浜
に出ます。場所が場所ですので人のいない穴場です。よごさないように.....
  

エビカの浜を崖沿いに進みますが、道らしい道は有りませんので注意して歩いてください。
崖下から開放されると三戸の浜です。ほぼ1km位の砂浜、深い砂ですので足を取られない
ようにしてください。浜には不思議な巨石が顔を出しています。また近くに三浦友澄の墓
伝える石塔や観音礼所の光照寺、樹齢300年のさいかち大木などがあります。
  

三戸の海岸を過ぎると黒崎の鼻、海岸から芝のスロープが続きます。この先端を上ると台の
畑を抜け、三崎口の駅に出ることが出来ます。先端海側が渡り難い時は、山を越える細い道
が有りますのでそちらを通って下さい。
  

黒崎の鼻を越えると初声の入り江です。昭和30年代頃は県道の近くまで入り込んでいまし
たが、埋め立てにより海に浮かぶ「波島」の姿を見ることが出来なくなり、現在の波島は真
ん中の写真陸の小山と成っています。近くに七福神の延寿寺があります。波島の前を通り対
岸矢作に向かい、出先を過ぎれば終点長浜の海岸に着きます。
  

尚も海岸沿いに進めば長井に出ることが出来ますが、三浦市の西の端はここまで、長浜の松
林は一部、三浦ふれあいの村の中に残っていますので、その中を散策しながら山の上に出ま
しょう。山の上の建物を出た所を少し下ると「和田城址」と呼ばれる場所があります。
        

山の上の畑道を進み台を斜めに横断します。急坂を下ると和田の里「義盛の旧里碑」の有る
天王社にでます。そのまま進みますと県道、和田のバス停にでます。三崎方面のバスに乗っ
て三崎口に帰りましょう。

本日もお疲れさまでした。また何時の日か一緒に歩きましょう。