バリ島の世界遺産

バリ島の玄関口はデンパサール空港です。  数多い島の中では最も日本人の受け入れやすい
雰囲気を保っており、空港玄関口も違和感なく受け入れてくれる、柔らかさを感じます。 宗教も
イスラム教が87%のインドネシアの中で、この島だけがバリ・ヒンドゥー教が90%を占める特殊な
環境で伝統的な生活環境と神につかえる信仰心が、人当たりを柔らかしているように感じます。



ヒンドゥーの寺院は、人間界と神域を分ける門扉? があります。 塔を真二つに割ったような
石の建造物が日本でいえば鳥居のようなもので、ここから先が境内となり、その奥にそびえる
山のような塔から先が神の住む神域を表しているのだそうです(画面タッチ 神域の入口)
一般人はこの門から中には入ることができません。

 

神域といっても中丸見え、 のような気がしてあまり神秘的な雰囲気がないのです。
画面タッチしてあらわれる11層の塔(メル)は茅葺で、舞台?   の屋根は藁葺、
藁葺は数年で茅葺は10年程度で葺き替えるそうですから神様が隠れている場所が
なさそうに見えるなどと言っては申し訳ないでしょうね(画面タッチ 壮大な塔=メル)

ここタマン・アユン寺院はその水利と共に世界遺産に登録されましたが、これが世界
遺産なら、武家文化を継承する鎌倉の歴史と社寺仏閣が、世界遺産に指定されない
のは、少々納得がゆきません。 段蔓が竣工したら再挑戦してもらいたいものです。

 

手入れの行き届いた棚田(ライステラス)は気持ちの良いものですが、すべて手作業で
行われる水田耕作は超重労働、この田んぼで年三回の収穫では休む間もない作業に
なるのでしょう。  世界遺産指定されてから、それを見に来る観光客を相手に収入を
得ることを覚えた若者が増え、棚田の存続が危ぶまれるという話を聞きました。 我々
から見ると、田植えと稲刈りが同時に見れるこの地方の田んぼは「美しい」としか思えま
せんが縦横に張り巡らされた水利も世界遺産の大きな条件だそうです  (画面タッチ)

     
夕日の名所 タナロット寺院残念ながら雲の覆われてしまいました  
     
この島は闘鶏が盛ん、当方焼きたてのトウモロコシにご満悦 美味い!