サントリーニ島は 崖のように切り立って大きな船が着く桟橋がありません。 クルーズ船の多くは沖に 停泊しボートでピストン輸送をします。 この日は生憎霧雨と強風のなかを小船に乗り込むのですが、 これが格好大変で、船員さん数人掛かりで手を取ってくれますが小舟が揺れて足がすくみます。 向こ うに見える崖の小道をロバの背に揺られて登るか、空中ケーブルを利用して島に登ります。 |
ここは、サントリーニ島のイアという町で、夕日の美しさで売り出し中の町です(画面タッチ変換)
霧雨も上がり晴れてくるとエーゲ海独特の色が現れます。 ギリシャがこんなに島の多い国
とは、ここに来るまで知りませんでした。 国旗は海の蒼と白い建物を象徴しているのでしょうか。
イアの町にあったスーパーですが、スーパーとは名ばかり地元のお菓子と果物を少々扱っていました。 この小さな町に町の人口以上を乗せたクルーズ船が押し寄せるのですから、静かな町が突然喧噪に まき込まれるわけで、観光を業とする人以外には本当に迷惑だろうと思います。 |
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サントリーニ島は火山島でブドウの栽培に適しているそうで、島を上げてワイン造りに励んでいます。 遠くに見える船が本船です。 左右二隻の乗客で優に4000人を越えるのですから大変な物です。 |
海岸線からに山に向かって延びる路地は、どこを歩いても絵になります。 左写真の郵便受けのある お宅がペンキやさんでした。 この街では白と蒼があれば事足りそうな気がするほど、なにからなにまで 蒼と白に塗られています。 ただ狭い階段と細い路地で結ばれるこの街では、自転車も使えず大変です。 階段脇の小さなテラスで所在なげに海を見ているお年寄りに「手鏡の土産物」をさしあげると、ペラペラと 感謝の気持ちを伝えてくれるのですが、全く通じず笑顔で握手を交わしました。 いつもこの白と蒼の世界 を眺めて白い庭の椅子に腰掛け、日向ぼっこをして、よその町なんて知ることもないのでしょうね〜。 |
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山に向かう道筋には色々な花が咲いています。 南国の強い日差しに負けない原色です。 それにしても、誰が白と蒼のペンキを塗ることにしたんですかね? コンクリートのつまらん 建物が芸術品に見え、世界中から人を集めるのですから、最初に行動した人は天才ですね。 |
夕日が薄く空を染め始めました。 ミコノスの町は海岸線に沿って迷路のように延びています。
なぜか、貴金属店が多く、土地の土産物店や飲食店・美術商が軒を連ね路地を一度入ると
蜘蛛の巣のように広がり方向感覚が失われます。 夕方から夜に掛けてがこの街の繁忙
時間と聞きました。(大画面はタッチで変換します)