世界遺産   オリンピア・アテネ     2010.6



アテネと言えばアクロポリスの丘は、世界中から人が寄る場所で、私にとっては学校の教科書
の中で始めて見た紀元前の神様がいる神聖な場所のように崇めてきた物で、 今、現実に自分
の足で登ろうとしているのです。  何か、胸が騒ぐのを感じます。 下から見るととてもダメかな
と言うほど高低差があります。  これはきついぞ! 言い聞かせて一歩一歩登りに掛かります

     
 古い坂道は大理石がそのままで滑り易く、新しい道はスロープと階段で登りやすくなっていますがそれに
しても結構な急坂、人の流れに押し上げられる様にして高度を上げます。 最初に見えてきたのが円形
劇場で、現在も演奏が行われると聞きました。 
     
世界の人が見上げるアクロポリスの丘の神殿跡に立ちました。   足元に大理石の舗装が残っています
誰がどうやってどこから持ってきたのでしょう?  柱だって半端じゃありません。   エジプトでもたまげ
ましたが、紀元前にこの様な物をどのようにして作ったのでしょう。 
     
     
     
     
     
 解説は不要でしょう。   美術館の中には教科書から抜け出したと言うか、おおもと・本物が目の前に
 ずらり、言葉が出ません。     紀元前の諸々の出土品が数えきれぬほどに出品展示されています。 
     
 アテネ市内はストライキ中で、電車もバスもストが実施され これがユーロを揺るがしているのかとは思いま
したが、町の様子は全く平常に見えます。  タクシーも観光バスもいつもの通りですし、新聞で読んだ「観光
地の閉鎖」もなく普通にと言うか大変な賑わいです。   公務員が既得権を守るために騒いでいる様子で
一般の民間庶民には関係のないところで騒がれているように感じました。   左上の観光遊覧バスには
日の丸マークもありましたから、これに乗って日本語アナウンスを聞きながらアテネ観光が出来るようです。 


オリンピア

近代オリンピック発祥の地がこんな丘の上にあったとは!



全てのスタートは、この線の上から行われました。   小学生以来「かけっこ」の度に
ドキドキして立ったスタートラインの始まりが、この石ころだったとは!     そして
オリンピックの度にお祭り騒ぎと成る、聖火リレーの火がこの場所で巫女により採火
されるTV画面を見てきましたが、なんの変哲もない石の上で、 少々拍子抜けです。
アクロポリスの丘やトルコのエフェソスの遺跡を見て来た私には保存状態がイマイチ
で、少々期待はずれです。(大画面はタッチで画面が変換します)

     
     
 ね、良く分からないんですよ!   古いのは分かるんですが、もう少し格好が整っていないと困ります。