第425回四天句会
令和7年2月11日  Zoom句会
   
兼題 紀元節・草餅・二月尽


 瀧凍てゝ水にねむりの刻もどる 重次遺墨

  利孟  
蝋燭の灯に揺れ床の白椿  
神勅の天壌無窮紀元節  
良う来たと婆の支度の蓬餅  
ガレージの雪掻き暖機運転中  
紅白戦オープン戦と2月尽  

  恵一  
二月尽紙飛行機の宙返り  
着飾りて歌舞伎座に食ぶ恵方巻  
湯の中に仰げる月や紀元節  
富士塚を濡らし淡雪降り続く  
草餅や前掛けかけし母の声  

  義春  
紀元節日の丸立てて花電車  
連絡船海峡の雪横殴り  
草餅や初孫披露の里帰り  
山茶花やチバリーヒルズに売り家札  
定期異動の内示待ちつつ二月尽  

  あやの  
紅き実の喰はれ尽して建国日  
草餅や馴染みの店のみな閉ぢて  
セピア色に霞む家並み雪催  
大鍋の焜炉に余り二月尽  
春浅し足趾で手繰りてみるタオル  

  虚承  
冊封を厭ひ厩戸紀元節  
三月やミモザサラダも上出来で  
二月尽偕楽園に臨時  
雪模様スマホで探すレストラン  
草餅の門司港レトロ限定品  

  雨竜  
節分の邪気追ひ払ふ四方参り  
二月尽暦の色の若返り  
草餅や野を駆け巡る子らの声  
建国日高千穂行きのバスに乗り  
雪降り積むゴム長靴の埋もるほど