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春夏秋冬 (26) 春夏秋冬 総目次
18/05/12 都市緑化植物園-新緑 (春日井市)
18/03/30 都市緑化植物園-さくら (春日井市)
春日井市都市緑化植物園の梅園のウメが満開になったのが、3月の半ばから春分の日にかけての頃。それから一週間も経つと、植物園一帯のサクラが満開となった。
「桜だより」によると、名古屋の桜の名所、東山公園・名古屋城・鶴舞公園・山崎川などの桜も”満開”、東谷山と瀬戸の定光寺は”五分咲き”である。多治見の虎渓山公園は”満開近し”、恵那の恵那峡や本巣の淡墨桜は”咲き始め”となっている。伊那の高遠城址と松本の松本城はまだ”つぼみ”である。
これからの毎日は、一日の長さも日毎に伸び、博物館など公共施設の利用可能な時間も長くなる。ゆっくりと旅に出て再び”昔の日本列島のモノとヒト”に触れたいと思っている。日本列島にヒトが住み始めてからの凡そ4~5万年、その殆んどを占める後期旧石器時代が、現時点のネライとなっている。
この時代を語るには、遺跡に残されたモノを確かな年代測定の下に知ると同時に、5万年に亘る気候環境の変動と地質環境の変動を知り、「生命体の設計図であり遺伝情報を記録したDNA」が語るヒトの移動を理解していくことが必要となる。
現代では日本列島全般に流行する画一的な文化が優先される傾向にある。それほど遠くない過去には地方地方には特異な文化があった。ましてや、縄文・旧石器時代まで遡ると、異なる流入経路で移入された(おそらく異なるヒト集団によって搬入された)地方文化があった。その一端を知ることが現在の私の願いである。
18/03/03 都市緑化植物園-うめ (春日井市)
3月になって、寒さが急に和らいだ。3月3日、晴れた日の午後、冬の名残りに春の到来を探しに「都市緑化植物園」を散歩した。
今年の冬は異常な低温と降雪の日が多く、とくに日本海側では大雪で車が立ち往生、集落が孤立する状況も見られた。地球規模で考えれば、気候変動の多い氷期を終え安定な温暖期になって1万年余り、この安定な状態がいつまでも続くとは考えられない。日本列島にヒトが住み始めて4~5万年、殆どの期間が氷期であった。”気候という複雑系”を考えると、むしろ温暖な安定情況”が続きすぎているとの見方もある。
2月中は、平昌からの冬季オリンピックのTV中継を楽しんだ。TV放映権の関係で、午前中とか夜遅くに競技が行われた。それでも日本選手の活躍と一時期夢中になった雪の世界に目を奪われ、つい出不精の日が続いてしまった。運動不足・歩き不足の解消が、オリンピック終了とともに自分の課題となって押し迫っている。
一週間後の3月13日、日中の気温は15℃を上回った。急激に春が来た。園内のウメは全て開花、サクラの蕾も膨らんだ。
18/02/01 円福寺・白山神社 (春日井市)
高蔵寺ニュータウン・藤山台の西端に接して、昔ながらの鎮守の森(杜)がある。その森の主は、円福(えんぷく)寺と白山(しらやま)神社である。
名古屋と多治見を結ぶ道は、庄内川沿いと内津川沿いにある。かつてニュータウンが拓かれる以前の尾張の村々の姿を、この地で想像した。現在のニュータウンでは見られない民俗的な色彩の濃い神々・生活を垣間見ることができる。その姿を今に伝える主人公は、よく保存された鎮守の森(杜)である。
車で観音堂まで登り、観音堂前の広場に駐車もできる。円福寺と白山神社の仕切りの道を東側に下った所にも駐車場がある。
鎮守の森を楽しむ為には、麓の本堂から階段を歩いて登るのが良い。
白山神社には数多の”日本の神々”が祀られている。
円福寺と白山神社を仕切る道路脇にも、庚申さま、保食大神など”民俗的色彩の強い神々”が祀られる。恐らく、周辺の開拓・開発時に野に散らばった神々だと想像する。
(左端の庚申塚)庚申(かのえさる)の日に、就寝中に天の司命神に告口されるので、その夜は寝ずに注意する民間信仰 | 民間信仰・民俗神の数々 | 保食大神は「うけもちのおおかみ」と読むそうで、食の神様と説明される。近隣の白山町の中央に祀られていたらしい。 | 旧白山町に建っていた秋葉神社の常夜灯(家内安全・村中繁栄を願ったもの。 |