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読後メモ
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2006.10/2006.12
日記の
フリ
日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。
e.g.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0611.html#yyyymmdd
2006年11月
読・観・聴・その他
11/29
(水)
光野桃『エレ・マニ日記』東京書籍
を読み終わる。微妙に過去だなあと思ったのは、この本が1999年発売だからか。もう7年前なのか。
いつだったか、WBSを見たあとにTVをそのままにしていたら、なんとなく懐かしい声がして、え、KAN?
と思ったら本当にKANがピアノを弾いているCMだった。日本に帰国しているのも(?)、久しぶりにアルバムが出ているのも全然知らなかった。
11/28
(火)
山手線に乗ろうと改札に向かうと、調査のようなことをしているのがわかった。乗るときに改札で用紙をもらい、下車する改札でそれを渡すようだった。やって
みたかったけど私鉄が遅れて余裕がないのでパスした。ちょっと面白そうだった。
雨に濡れた階段で転んで、したたかにお尻と腰を打った。一応病院に行ったほうがいいのかなあ、と整形外科を掲げているところに行ってみると、きょうは整形
外科の先生は不在で金曜日にならないといないと。内科・心療内科・整形外科、という不思議な診察科目の医院なのは先生が分かれているからか。あきらめた。
接骨院もあったけど、なんとなく違う気がしてやめといた。腰というかほぼ背中にさしかかるところ、ウエストあたりなので、問題はないだろう。帰宅して鏡を
見るとすりむいていた。
11/27
(月)
千野帽子『文藝ガーリッシュ』河出書房新社。
「はじめに」
を読むとなんとなくいけすすかないんだけど、内容に入るとそうでもなかったし、興味を持った本が何冊も出てきた。69の読書案内。読んだことがある本のこ
こでの紹介を読んでいると、そうか私はこういう傾向のものが好きなのかもしれない、と“発見”する。たとえば斎
藤美奈子『L文学
完全読本』よりも、こちらに載っている本のほうが近しい感じを受ける。
11/26
(日)
缶切りといえば昔ながらの形のものが好きなのに、最近では見かけなくなってしまった。その昔ながらの形のをなくしてから随分経つ(家の中でなくすというの
もおかしな話だと思うが)。缶切り不要の缶も増えてきたけれど、やっぱり必要なときもある。そのたびに、えらく苦労をして使いにくい缶切りを使っていた。
が、無
印に売っているのを発見、やったー。嬉しい。
缶切り不要の缶は正直とても怖くて緊張して開けにくいので、できれば自分で缶切りで開けたいです。
11/25
(土)
目医者に行って、正確な視力を測ってもらった。眼鏡付きと裸眼、両方とも測るわけですが、裸眼を測るときには、「0.1が見えるところまで歩いてくださ
い」と言われたので「穴の開いている位置がわかるところまでですか?」と聞いたら「いえ、ハッキリ見える場所まで」と言われる。「うわ&
hellip;」
と言いながらほとんど目の前に立つことに。ギャグかと思った。たとえれば、洗面所の鏡の前にいるような感じか。右に比べて左が悪い「がちゃ目」のせいで見
えにくいのだろうが、左右合わせての矯正視力で0.9出ているので、眼鏡を新調するまでしなくてもまだ大丈夫だと思う、とのこと。初診に加えて診察料だの
で2000円強取られたのがいたかった。が、眼鏡を新調しなくても大丈夫だと思えば安いもんだ。視力以外に悪いところもないとわかったし。
どら焼き好きの父に、池袋のすずめ
やのどら焼きを買ってきて発送する。もちろん、自分用にも買ってきて食べる。おいしい。なんとなく懐かしい味のする餡だ
と思った。小さいころによく食べたたいこ焼きの餡と似ている気がする。あの店はまだあるんだろうか、とちょっと調べる。同じ場所に今もまだお店があるのだ
とすれば板橋の「壷屋」というお店だが、母に確認してみようと思う。
家族の分を買うときにはいつも母は自分だけ白餡で、おいしいのかなあ、と思ってたけど、白餡もおいしいよね、たしかに。
11/24
(金)
朝倉かすみ『ほかに誰がいる』幻冬舍。
たぶん、オチはたいていの人が予想できる。でも、読みどころはそこじゃなくて、あくまでも、れいこの心情と行動。すべてがさりげなく描かれていることにぞ
くっとする。自転車を壊すことも自分の足を傷つけたことも並列、すべてが平か。気持ちはあつく、行動は狂気めき、でも描写は低温度。怖い。
11/23
(木)
紙類の整理をした。いちばん古く小学校4年の文集が出てきた。そのときの文字もそのままに残っているのが面白いことは面白いが、4,5年生のは捨てること
にした。6年生のは残しておいた。記憶にないエピソードが書かれていたりして気になる。
大学のものは卒論までのラフな記録やテスト関係のものもすべて捨てることにし、ただし、学校発行のガイドみたいなものを残しておく。
いまのところどうしても捨てられないのが高校時代のプリント類。かなり絞り込んだので、コンパクトではあるからまあいいかと思ってる。私のいた高校ではそ
れぞれ先生が教科書以外に独自にプリントを作成して配布するのが常だった。
地学のプリントのなかには、天気図や近くの断層から採取した土のプレパラート&スケッチ及びレポートがあったりして、この力作は捨てられん! と思った。
11/22
(水)
北方謙三『水滸伝(2)』集英社文庫
を読み終わる。武松の恋心というにはあまりにも熱い熱情の描きかたが記憶に残る。熱すぎるがゆえ、自らもその熱に苦しむ様子がいたいたしくてせつない。
さて、こういう武勇伝のなかで、戦う人たちの他に気になるのは「回復系」の人たち。たとえば医師とか薬師ね。いま登場しているコンビがお互いを補い合って
絶妙なコンビらしいのがいいな。おいしい料理を作る人も大事。わくわくしてくる。
反面、登場する人たちが初対面からいきなり通じ合っているばかりでないのもいい。公孫勝の不気味というか、とっつきの悪い感じが描かれているのは、むしろ
これからもそうなのか、変わってゆくのか、変化も読めるということだし。
11/21
(火)
ドストエフスキー
亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟(2)』光文社古典新訳文庫 を読み終わる。
電車の中で読みながら降りる駅が近づいたのでふっと顔を上げると一瞬くらっとする。ざわざわした中で読むにはそぐわない感じ、でも、いまここにいることを
忘れるくらい入り込んでいたということでもある。イワンの「大審問官」とゾシマ僧の若い頃の記録、どちらも濃い。イワンの「大審問官」は、ずいぶんとむご
たらしい描写が出てくるのでちょっと飛びながら読む。それにつけても巻末の読書ガイドは本当に親切で、本編内のちょっとした疑問や、新しい興味への道しる
べ(たとえば『ファウスト』への言及)を示してくれるのがとても良い。
11/19
(日)
YouTube でWii
の CM を見る。営業マン二人のお辞儀の仕方がいかにもで面白い。最後の、太陽に Wii が浮かんで ii
が………なところもかわいらしい。
このごろは毎日同じことの繰り返しで過ごしている。というか、エアロビクスを中心に生活の時間を組んでいて、出かける予定をあまり入れたくない、って感
じ。下手なので、一回休むと次の週が苦しくなる!
とあせるわけです。苦しくも楽しいからいいんだけど、それ以外へのアンテナはってないなあという気もする。過去の自分の映画の感想を読んで、ああ映画もい
いよなあと思ったりしてなんとなく切なくなる。自分の好きなことをやってるのに、ほかにも手を出したい欲張りな気持ちと、でも居心地がいいから安穏とし
ちゃう気持ちが同居している。
ピアノは続けています。大洋と軍隊ポロネーズを。くさくさしだしたら即弾くのをやめている。大洋のイントネーションが太陽と一緒じゃないのか?
11/18
(土)
先週、ちょこっと変えますと言っていたエアロクビクスのクラス。後半は先週と同じだったんだけど、前半は確かに新しい動きが。アラベスクというステップら
しい。そろそろ本気で眼鏡を新調しないといけないかもな、と思った。なーんて、視力のせいにしたりして、最初はやっぱりわけわからなかった。で、適当に合
わせてるとだんだん合ってくるので、あと合わないところを合わせてくって感じ。終わってから先生に質問していた人がいたので、一緒になってステップの確
認。
いつも見かける人がいないとなんとなくさみしい。週に4回同じクラスに出ていれば、挨拶しないまでも知った顔はあるもので、勝手にニックネームをつけてい
る。イジリーさん(始まる前にタオルを頭にまくとイジリー岡田に似ている。外すと似ていない)、オレンジのおばさん(見かけるときにはいつもオレンジの
シャツ。でも最近は白かピンクになった)、シャッセのおばさん(シャッセを習いたてのころ、シャッセの手をつけていて、おお、と思った)、左大臣(最前列
一番左を確保。並んでいる列に割り込みしてでも確保)、筋肉のおばさん(今はなくなってしまった筋トレ系のクラスでよく一緒になっていたんだけど、その後
に続く筋肉系クラスにも出ていた模様。タフだなあと思ってた。エアロビクスのクラスでも見かけるようになったと思ったら、あまり合わなかったのか最近は見
かけ
なくなってしまった)、ヒューのおばさん(ニーアップのときにヒューヒュー掛け声をかける)。
11/17
(金)
ドストエフスキー
亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』(2) を読み始めた。『オランダ靴の謎』よりも読みやすいのが意外。
Wii。「Wii Sports」と「はじめてのWii」はおさえていたものの、肝心の本体、Amazonでの予約はできなかった。
11/15
(水)
エラリー・クイーン
井上勇訳『オランダ靴の謎』創元推理文庫
を読み終わった。国名シリーズはずっと昔にシャム双子を読んだことがあるだけで、せっかくだからローマ帽子からとページを開くといつも続かなかった。旧装
丁版が揃ったら再挑戦だと決めてからもう何年も経つ。ローマ帽子は諦めて、いちばん評判のいいオランダ靴から始めることにしたんだけど。
11/13
(月)
初マフラー。コーヒーの木、元気。バジル、根付く。クリスマスローズ、復活。カラマーゾフの2巻が出てる、買わないと。オランダ靴の謎、電車で座って読ん
でいた。が、眠りながらページをめくっていた模様。いきなりページが飛んでてびっくりした。
11/12
(日)
カイロのケースというものを見た。女子高生が持ちそうな、かわいいつくりのがいろいろ揃ってる。
ふうん。そういえば、うちのじーちゃんはハッキンカイロ(だと思っていたのは間違い。ハクキンカイロというのだと知った)使ってたなあ。ベンジン入れて。
ハクキンカイロ使わせるためにこういうケースを作ったのかあ。あんなカイロをこういうケースに入れれば確かにいいかもね。
それは勘違い。携帯カイロ(ホッカイロとかの)のケースだった。
11/11
(土)
背伸びして出ているエアロビクスクラス。天気が悪いせいか、いつもより人が少ない。始まってびっくり。先週は第一周目だということもあって完璧ではない動
きだったのが、みーんなちゃんとできている。先生が驚いてヒューと言ってた。これでもかーってくらい繰り返されるので、なんかもうえらくハードだったんだ
けど、充実感! 先生が最後に「みんな家で練習してきてますね〜?
みなさんできてるので、来週はちょこっと変えます」。確かに私は先週先生に教えてもらってからおさらいしまくりでしたよ。
11/10
(金)
「ためしてガッテン」
でやっていたプ
リンの作りかたを試してみたくて、いつもより卵を多めに買った。食べるのは明日。
11/8
(水)
ナボコフ 若島正訳『ロリータ』新潮文庫
を読み終わった。
新訳の『ロリータ』は、「図
書新聞」での記事を読んでから気になっていて、というより、新訳もなにも『ロリータ』を読んだことがなかったのが急に興味を持ってし
まった。
単行本にはなかった注釈が宝の山に見える。物語を読み終わってから読むようにという言葉を素直に聞けるほどストイックにはなれなくて、やっぱりチラチラ見
ながら読みすすめてしまった。めくるめき謎がここに渦巻いてる!
物語は、主人公の心情が、一方的に、まさに片思い的に語られているぶん、緻密で妄想的。心の中の道草までも描かれているのが面白い。そして、心情は濃いん
だけど描写は軽やかで重たさが感じられない。これは訳のなせる技なのかどうかはわからない。
さて。彼の愚かさを深くは笑えない。物悲しさが残る。
11/4
(土)
ジムに行く前にピアノを練習する。煮詰まって泣きそうになり、これ以上やっても嫌いになるだけと思い中断した。思わず先生に泣き言をメールしようとしたく
らい。でも思いとどまる。
3月の終わりから始めたエアロビクスに最近特にはまっていて、少し前から毎週土曜日にはちょっと背伸びをしたクラスにも出るようにしている。一番最初にこ
のクラスに出たときには、本気で「逃げよう」と思った。「お腹が痛いふりをして…」とか。月の初めに動きがガラッと変わるとき、た
とえば
きょうもそうだったのだけど、そんなときもやはり緊張する。先生の動きを見ながら「ああ今日はもうだめかも。次の水休憩で抜け出すか」と思ったりした。で
も、無理矢理体を動かしていると、だんだん合ってきたりもして、動けるようになるとやっぱり楽しい。
「わからないことはそのままにしないで終わったあと聞きにきてください」と、先生がみんなに向かって言っていたのに勇気を得て、わからなかったところを聞
きにいった。すると、「あら、じゃあ私も…」と、ちょうど私の前で踊っていた女の人も一緒に聞くことになった。先生を待つあいだ、
その人と
いろいろ話す。逃げたい気持ちとか、でもちょっとできると嬉しい気持ち、同じことを思いながらレッスンに出ているのがわかって、すごーく気持ちが楽になっ
たし嬉しかった。来週も頑張ろう。
そして明日もまた頑張る。
実は今は週に4回、30+45分ずつ出ている。いま何にはまってる? と言われたら、「エアロビクス」と答えるかもしれない。それくらい楽しい。
結構運動をしたはずなのに夜はおなかがすかなくて、何を食べたいのか自分に問うてもわからなかった。仕方がないので歩いて考えることにした。同時に、ピア
ノに対するつきあいかたについて、たくさん、いろいろ考えた。でも、食べたいものも結局適当になったし、自分がどうすればいいのかも結論は出なかった。
11/3
(金)
健康診断の視力検査。どちらかの目は、矯正視力で0.3しか出なかった。レンズに眼鏡のレンズを当てるような形での計測だから、い
まいち正確ではないような気がするんだけど、それでも見えなさすぎかもしれない。正確に視力を測るなら眼科医か?
それより、超音波検査ってあんなに時間がかかるっけ、という不安。怖い!
11/1
(水)
北方謙三『水滸伝』(1)集英社文庫
を読み終わった。王進の“教育機関”的な話、こういうの大好きだ。2巻以降も続けて読めそうだし、読みたい。
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2006.10/2006.12