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読後メモ index

2011.032011.06

日記の フリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。

日付ごとにアンカー付けています。

e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary1105.html#yyyymmdd


2011年5月

その他


5/29(日)
瀬戸川猛資『夢想の研究』を読みました。クリスマスと忠臣蔵の近しさを述べた「太古の祭り」の章の終わりかたに、しんみりしました。もういらっしゃらない瀬戸川さんが『素晴らしき哉、人生!』についてふれ、最後にMerry Christmas! としめくくるところに切なさを感じたのです。
金曜日に、淀川長治・山田宏一・蓮實重彦『映画千夜一夜』の上巻を読み始めましたが、職場に置いてきてしまいました。
本にあまり興味を持てなくなり、読んでもあまり頭に入ってこず、少し落ち込んでいたとき、谷川史子の漫画を読んだら、感情を揺さぶられました。嬉しかった。震災の前後くらいに読んだのが、『他人暮らし』『吐息と稲妻』。先日出たばかりのが『おひとり様物語(3)』
2年くらい髪の毛を切ってくださっていた美容師さんが、福祉美容師になるということで北海道に行くことになりました。最後のカットとカラーをしてもらい、お別れをしました。
5/21(土)
3月の終わりから全然書かなくなっていました。
取り立てて大きな変化はなかったのですが、震災前にする予定だった本の処分をすることができました。段ボール3箱分。少し前にも5箱出しており、本当に本は少なくなりました。あと少し処分できれば、スライド書棚の処分をすることもできそうです。がんばる。
あとは、ぎっくり腰になったり、MacBook ProとiPod Touchを買ったり、古い眼鏡を新しくしてもらおうとしたのに新しい眼鏡を買ってしまったとか。
ぎっくり腰は、ある土曜日にやったのですが、翌月曜日からちょっと無理して出勤し、次の土曜日にエアロをしたら悪化してしまい、やっとのことで帰り着いた あとどんどん悪化して歩けないどころかとうとう立てなくなってしまっったのでした。なので、結局次の月曜から水曜まで休むことに。無理はいけなかった。馬 鹿をしました。
MacBookの購入は前々から思ってましたが、使っていたminiもかなり古くなったし、いちいちパソコン机に向かうのが面倒になったので。プロでもな いのにPro を買ってしまった。iPod Touchは、買ってしまったもののほとんど使っていません。まずは、耳に負担のかからないイヤホンかヘッドフォンを探したいです。
古い眼鏡について。約10年前の眼鏡は気に入っていたものなので、レンズを換えて、フレームの塗装をしてもらって、またかける機会を作りたいと思い、眼鏡 屋さんに持っていきました。で、すべてお願いしたあと、やっぱりせっかく来たのだからと店内を見て回っていると気になるフレームを発見して、かけてみると 意外によい。メタルフレームで、鼻当てがなくてシンプルで小さく丸い感じで、色は少し光沢のあるパープル。持っている眼鏡を新しくするのはいつでもできる し、うーん……、と少し悩んだあげく、店員さんにお願いをして、さきほどのはとりやめ、眼鏡を新調することにしてしまいました。この眼鏡屋さんに行くたび に買ってるな……。ちなみに、いつもの(?)東京オプチカルです。
本はあまり読んでいないです。映画や音楽に至ってはゼロです。
瀬戸川猛資『夜明けの睡魔』。未読かつ、上記の本の整理を経た上で残しておこうと決め、読んだもの。「ミステリマガジン」誌上で1980年から2年半の連載とはいえ、まったく古びていないのがすごかった。ジャン=バティスト・ロッシ(セバスチアン・ジャプリゾ)の『不幸な出発』が載っていましたが、この文章を多分どこかで読んだから『不幸な出発』を読んだのだと思います。今になって、やっと元の文章を原典で読んだことになるのでした。
麻耶雄嵩『メルカトルかく語りき』。今の私には各短編についてあれこれ語る知力も体力がないのですが、面白かった。読み終えるたび心の中で「えええええっ」となることうけあい。人に勧めるとしたら「やっちまったな、って感じ」と言います。「なにを?」と聞かれても困るのですが。
池澤夏樹『完全版 池澤夏樹の世界文学リミックス』。Twitterで知って、完全版をおすすめと聞いて読みました。知ったときにちょうど、池澤夏樹個人編集・世界文学全集のなかの、トゥルニエの『フライデーあるいは太平洋の冥界』を 読み終えていたところでした。その中に入っていた世界文学全集の各巻の内容紹介が、数行ながらとても読みたくなるような内容に書かれていて、魅力的だった のです。それで、それがさらに内容を充実させて本にまとまっているのなら(プラス周辺の物語付き!)、わくわくしないはずがなかったです。
ただ、前々からそうなのですが、『夜明けの睡魔』にしろ『世界文学リミックス』にしろ、書評やブックガイドのようなものが普通の小説を読む以上に好きみたいだなあと改めて思います。

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2011.03