2010年8月7〜9日
ひたすら駅で電車見て喜んだ一日目でした。
二日めは和歌山県に移動して、主に保存車を巡ります。
動かない車両ですから、見に行けば見られますけど
移動が都内の電車とはワケ違って、ちょっと考えないとね。
それもまた楽しい、電車の旅です。
えええ!阪和線快速色の113系4両編成ですよ。まだこんな色のがあったんですね。でも、5000番台の車号なんですねえ。車内は、昔ながらのセミクロスシートです。座って、向かいのホームに立ち食いそば屋さんと、「歓迎
本場の味覚 クエ」って、のぼりがあります。クエなんて食べてみたいですねえ。 12:29、普通・和歌山行き発車。空いた車内に、窓には強い日差し、それをも打ち消す冷房の威力に、関東では懐かしくなってしまったモーターの音。来るときのスーパーくろしおではろくに見えなかった景色が、いくらでも堪能できます。 |
|
紀勢本線ですか。いいですね。駅と駅の間の距離が異様に長いのも素敵です。たしかにカーブも多く、振り子電車が走らせたくなるのもわかりますね。でも、さっきの381系ではふて寝しちゃってたので、振り子の様子などさっぱり実感できませんでした。あしたくるからいいんだ〜。 | |
12:52、藤並で降ります。有田鉄道の駅跡にある鉄道交流館に行くためです。ちなみに、ひとつ手前の湯浅駅付近に、朽ち果てつつあるデゴイチがいるようなのですが、今回は見学割愛。 藤並駅は一見近代的ですが、ホームの延長された部分以外に古いホームとか見えたりもします、有田鉄道の痕跡はまったく見えません。 さて、有田鉄道交流館へは、その有田鉄道金谷口駅跡あたりまで行かなくてはなりません。時間が合えば、コミュニティバスが走っていて無料で乗っていけるはずなんですが、どうしてかこの時間には来てくれません。最悪、タクシーかとも思っていたものの、反対側の駅出口に清水行きなるバスが居ます。駅の何かのポスターで、それで金谷口まで行けることが判明、急いで乗り場へ。発車時刻は13:06。 |
|
バスと言っても、マイクロバスの三菱ローザ。29人乗りの、わたしでも運転できるバスです。普段会社でも乗っているので、実に新鮮みがありません。有田鉄道の路線バスなんですね。発車時刻になって、4人ほどのお客を乗せて発車。 路線バスの案内図などは見ていないので、バス停で何個目とか、料金とか、所要時間とかの予想が全く付きません。普通の路線バスと同じで、バス停の案内は放送と画面でありますけど、画面のは放送中だけ表示が出て、あとは真っ暗です。さらに、実際の通過場所と放送とが合っていないらしく、しかもバス停も見あたらなくて、現在地がさっぱりわからず不安になります。ずいぶんアバウトですね。 何とか医療センターと言うところで、わたし以外はみんな降りてしまいました。実際、ここが鉄道交流館の入口に一番近いようですが、わたしはその次の金谷口まで乗りました。運賃は、ふつうに整理券方式で出てます。280円。駅から20分弱で着きました。 |
|
降りたところは、有田鉄道の金谷口駅跡のはずで、たしかに駅前ターミナルっぽいバスとタクシーの車庫や乗り場がある広い敷地に、小さいマイクロバスがぽつんと出発待ちをしています。ひと気は全くなく、商店街らしきものもあるのですが、ゴーストタウンのようです。有田鉄道の本社もここにあるそうで。そこだけが人の気配を感じました。 その本社社屋の裏手が元駅の改札口らしいので歩いていくと、 |
|
動態保存車発見!。3代目セリカ、A60系の前期形クーペですよ@@;。久しぶりに見ました。ラリーに出てましたね。グループBの動画見てると、たまに出てきますよ。フィガロなど相手にならないほどエンスーな車ですが、こうやって普通に乗っちゃってるのがいちばんかっこいいですね。 | |
川のほうに向かって行くと、金谷口駅の跡があります。建物に駅名の痕跡がはっきり読め、出札口や待合室、改札口はほとんどそのまま残っています。ホームも続いていますが、立ち入り禁止になっていますね。振り返るとゴーストタウンにさっきのセリカ。シュールです。 ちょっと戻って川の土手に上がって、線路沿いに鉄道記念館方面に歩いていきます。 すごく夏らしい青い空に、山。明らかに関東とは違う風景です。いいですね、遠くに来た感じがします。3年前もこんな空でした。で、ここまできてやっと常用レンズにPLフィルターの付いたままな事に気がつきました。昨日一日気がついていませんw。どおりでシャッター速度がゆっくりめなはずです。 |
|
金谷口駅跡ホームに、二軸貨車が3両駐まっていますが、木造車で朽ち果てようとしていますよ・・。さらにホームは延長されていて、あとで見る動態保存車の運転もここまで来るようです。 駅に隣り合って検収庫のようなものがあり、ハイモ180がその前に置いてあります。さっき乗った紀州鉄道のレールバスと同世代の、富士重工製車ですね。赤字廃止国鉄路線の第三セクター化としては初期の方になる、樽見鉄道用に作られた車両です。Nゲージでも発売になって、この有田鉄道仕様も無塗装キットで発売されました。 黄色い建物も見えてきて、車掌車、無蓋車と小さなDLが手前に見えると鉄道交流館です。 |
|
↑クリックで公式サイトが開きます |
|
有田川町鉄道交流館。廃止になった有田鉄道金谷口駅構内及び付近の鉄道跡地を利用した有田川町鉄道公園の施設と言うことになっているようです。つまり、金谷口駅跡も鉄道公園の施設であるらしいです。 交流館の入館料は200円なのですが、どこからが入館扱いなのかよくわかりません。展示車両はそのまま見に行けてしまいます。交流館の建物に入るのには200円いります。せっかく来たのですから、内容がどうであれ入館料は支払います。 とりあえず、涼しい。あー、涼しいww。案内所、売店、鉄道用品の展示と、鉄道模型のレイアウトがあって車両が走っていますよ。HOゲージの方は藤並駅付近と有田鉄道でしょうか。みかんの木が目立ちます。Nゲージは紀勢本線でしょうね。海があります。オーシャンアローや117系、500系新幹線とかが走ってます。有料で、持ち込んだ車両を走らせることも出来るみたいですよ。 館内の片隅に、カップの飲料自販機を発見。パインジュースが妙に飲みたくなり、80円で潤ってみる。 ちょっとクールダウンしたら、展示車両の見物に行きましょうか。 |
|
土手から見えたDLと貨車2両。DLはL形ボディのBタンク。国鉄みたいな色をしていて、大昔に売っていたTOMIXの香港製CタイプDL(当時1900円w)を思いだします。 無蓋貨車にはト1と書いてあります。木造の二軸車。鉄コレに出てきそうですね。スポーク車輪が素敵です。そしてなぜかヨ6000。保存車でも数は多い方の車両ですが、ここまでまともなのは少なくなりましたよね。 そして屋根付きの車庫に隠れちゃってるのがキハ605。なんと、さっき見に行ってきた紀州鉄道の廃車体だったキハ603、604の続番です。紀州鉄道に予備の車両としてやって来たものの、使い物にならなくて結局一度も使用されずに、さっきの紀州御坊駅のところに放置してあったのだそうです。正面には605って書いてあるのに、側面の形式表記はキハ1000って書いてあります。どうやら、紀州鉄道に来る前の岡山臨港鉄道での形式らしいですね。今どき見なくなった車体だし、いかにも4枚から3枚窓にしちゃいました的なフロントガラスとか、変な車両ですよ。車内は倉庫みたいになってましたが・・・。 そして。キハ58です。 |
|
富士急からやってきた、両運のキハ58です。国鉄ではキハ58を両運転台車に改造した車両もありましたが、これは初めから両運でつくられた車両です。基本設計はキハ58と同じ様子で、扇風機にJNRマークがもろに見えますよ。有田鉄道には片運のキハ58、2輌と共にやってきたらしいのですが、これだけが最後まで残ったのだそうです。非冷房のキハ58系車というだけでも、今じゃちょっと珍しいですよ。 交流館の真正面に駐まっていて、車内にも入れます。そしてこれ、走ります。ずっとアイドリングしてます。 この夏、7月からのことらしいのですが、毎月日曜日のうち2回だけ、有料ですが公園内の往復運転に乗ることが出来、狙ったわけでもなかったんですけど、訪れた日はその運転日でした。 行ったときはそんなラッキーだとは知らず、せっかくだから乗っておこう、的な感じで「旧有田鉄道車両動態保存展示活動参加記念乗車券」という名の硬券切符ちっくな乗車券を100円で買ってみた。 キハ58はかなりきれいにレストアされていて、サボやヘッドマーク、方向幕などは一応凝っていて素敵だと思いました。片方エンジンが現役時代には撤去されていたとは言え、ここまで維持するのは大変だろうなあと、平成3年式ごときのクルマを2台ほど乗り継いでみているので、妙な実感がわいたりもします。 |
|
ひとまわり見て、しばらく車内で座って扇風機の風にあたっていたんですが、次の運転時刻の2時までずいぶんあったように感じます。運転のある日には、4回ほど走らせてくれるそうです。乗れない日でも、走るところを見ることは出来るらしいですよ。ハイモも動態保存車とありますから、きっと走れるのでしょう。 2時ちょっと前に、車内にいた人すべてがいったん外に出されます。で、改めて切符にラッチを入れてもらって車内へ。 記念館に入ったときに入館券をくれたお姉さんと、おじさんが乗り込んできて、案内と注意事項の説明をして、運転手さんはそこらをぶらぶらしていたおじさんで、これまたびっくりですが、実にスタッフのひとが多いなと感じます。町営ですし、保存や維持にはJRのOB等のボランティアの方々の尽力があると聞いているのですが、たいていこういう鉄道の保存施設は人件費を極限まで削っていることが多くてうらびれた感じなんですが、ここはふと鉄道博物館並みのサービスだと思っちゃいましたw。 |
|
案内開始と共にキハ58が藤並方面に走り出します。思ったより速いかも。100mくらいですかね?いったん停車して運転手さんが反対の運転台へ。こんどは反対方向に走り出して交流館前を通過、金谷口駅跡で折り返します。交流館前に戻ってきておしまい。 じつのところ、これが100円でいいのだろうか?と思ってしまいます。 夏休みですし、オープンしてまだ時間が経っていないせいか、お客さんはけっこう沢山いました。わたしのような、スキモノはあまり見かけず、子供連れの親子がほとんどですが、子供達はそれなりにはしゃいで楽しそうです。 キハ58の乗り場前に、自転車みたいなのをこいで発電して走るSLトロッコがあって、これがけっこう楽しそうです。もちろん、子供がトロッコに乗って、お父さんとお母さんが漕ぎますw。その様を見てると、微笑ましくていいですよ。 さて、帰りましょうか。とりあえず、来るときに乗ろうとした巡回バスの乗り場を探してみます。さっきキハが折り返した地点のちょっと先にデゴイチがいて、その前に小さなバス停が立っていました。運行時刻を見ると、次の藤並駅方面行きは15:02発。40分以上ありますが、まあ、それに乗って帰ろうとするも、乗るには停留所名施設で乗車整理券をもらわなくてはなりません。また交流館まで戻って整理券をもらって停留所へもどります。 いい天気です。空が高いです。暑いな〜〜。 |
|
巡回バス乗り場のある、交通公園入口にデゴイチが居ます。D51 1085。もともとは藤並駅の前に展示してあったのだそうです。立派な屋根が付いているものの、キャブの窓ガラスはまったくありません。ロッドとか車体にも錆が見えますが、ところどころ油のにじんだところなどあって、もしかしたら動いちゃうんじゃないの?とか思ってみたくもなります。 キハの走った、有田鉄道廃線跡の延長上にありますが、その間は鉄橋跡でぶっつり途切れています。 |
|
機関車の影に座って、バスの時間を待ちますが、とにかく汗が引きません。川沿いだからか、ちょっといい風が吹いてはいますが、やっぱり暑い。道路の向かいのお店の駐車場にワム80000あたりの廃車体を見つけてみた。・・・・・やっぱり暑い。まだ30分近くあります。 しかたない、デゴイチの前方はいかにも線路跡のようでお散歩コースになっているようなので、ちょっとだけ歩いてみる。 |
|
交通公園入口の広いところにはなにがあったのだろう?とも思いますが、国道と有田川の間に線路跡が歩行者・自転車専用道に整備されて続いています。両脇は民家と生け垣がずらずらと続いて、電車の窓からの景色にありがちでちょっと楽しい。すぐに右手がひらけて半円形の広場があって、なぞの車輪が2軸錆ながら置いてある。機関車のものっぽいですが、なんの案内も表示もなく、さらにここが何なのかも全く不明です。 もうちょっと歩くと、たぶん踏切があったんだろうという道路との交差点に出ます。その先も線路跡の路は続きますが、バスが来ちゃうのでここで引き返しました。みかんの木が見えてきて、カンナが咲いてていい感じの風景が続いていましたよ。 |
|
戻ると、バス停に二人ほどいます。程なくして、クラシカルなデザインのバスがちょっと早めにやってきました。先にお客さんが数人乗っています。商売柄、三菱ローザバスがベースだとわかってしまうのがなんですが、ロングシートで来るときに乗ったのよりは乗り合いバスっぽいです。 ちなみに、正式名称は有田川町観光施設巡回バスといいます。町営のバスですね。町内に温泉施設とかがあるらしく、そんなところを無料で乗せていってくれます。当該施設で整理券をもらわなくてはならないので、施設を利用しないと乗れない仕組みです。で、鉄道公園という停留所を作ってくれているわけですが、もと有田鉄道の施設で車両もそうなはずなのに、有田鉄道バスはこの交通公園も鉄道交流館のことも、ひと言も触れていません。わざと目を背けているかのようです。逆に、交流館のアクセス案内にも有田鉄道バスのことは全く書いてありません。どうなってるんでしょうねえ? |
|
定刻よりちょっと早く出発したような気もしますが、みかんの木がいっぱい並ぶ景色を走って、二つくらい施設をまわっても10分ちょっとで藤並駅に到着してしまいました。3時15分頃でしょうか。ここで、予想していた行動に合致し始めます。バスはおおむね列車にも接続を考慮して運行している・・・はずなんですが、次の和歌山方面行きは15:29発です。ちょっと待ちますね。 やって来たのは阪和線快速色の113系です・・・。さっきのと同じかと思ったら、違う車両でした。じゃあ、2本以上この色の電車は走ってるんですね。より、にぎやかな車内で、降りた人が残していったゴミも沢山です。ちょっとマナー悪い?。ドア横のロングシートに座って寝ていたら、和歌山に着いていて車内はわたしだけになってました。16:10、和歌山着です。 |
今夜の宿泊も和歌山です。あとは夜までここで遊ぶのですが、やって来る電車が面白くて1時間近くJR和歌山駅で遊んでしまいました。 だって、興味がなければただの電車なのですが、103系大好きだったわたしには見逃せないのばっかりなのですよ。 |
|
いきなり阪和線の103系が初期型です。奈良線と似た仕様で戸袋窓以外は原型に近くていいですね。折り返しの電車の引き上げ線に2本並んじゃったりしてます。ユニット窓のタイプもいるんですね。 | |
乗ってきた113系と、和歌山線の105系。むかし、関西本線のこの色のを見に行って以来ですよ。昨日、広島で見たのと色違いですが、こっちがオリジナルの色です。広島のはオレンジ色だったんですけどね。 | |
朝、くろしおで通り過ぎるときにも目に入ったのですが、今後このあたりの電車の標準色になる緑色単色の105系。和歌山市行きの電車ですか。103系1000番台改のクハでこの色だと、常磐線快速で走っていた頃そっくりです。クモハはパンタグラフが2丁乗ってます。 | |
スーパーじゃない特急くろしおの381系。クハじゃなくてクロです。もしかしてスーパーとの違いはグリーン車がパノラマタイプか否かだけなのでしょうか?。 脇をわかや電鐵の電車が行ったり来たりしています。明日乗るのですが、なぜか明日はこのいちご電車が走っていないんですね。で、今日は日曜でたま駅長がお休み。なので、今日はいちご電車に乗りながら、保存電車をあとで見に行きます。 |
|
ただの103系かとおもったら、クモハ103の2500番台です。モハからの先頭車化改造車。フロントガラスの押さえが金属板じゃなくてHゴムなのも特徴でしょうか。そして205系1000番台。東日本のはいじくりまわして変なのばっかりになってますが、西日本のはほとんど変わってなくていいですね。 | |
そしてまた117系です。今回の旅の隠しミッションでしょうか?w。5色目ですね。4両編成になって、紀勢本線きのくに線の和歌山〜御坊で走っているみたいです。模型で見たときは変な色だなと思いましたが、実物だとそうでもないかも。さっき御坊から来るのにこれに乗りたかったですね。 | |
そして色が違うのでやたら目立った、ウグイス+オレンジ混色の阪和線103系。モハ1ユニットだけが、張り上げ屋根・窓サッシ交換・ベンチレータ撤去されたオレンジ色の車両です。環状線あたりからの転属でしょうかね?。気がついたら来てて、サクッと逃げられた205系は1000番台じゃなく、山手線のと同世代の初期型です。7両編成で東海道線にいましたが、半分の編成からサハを抜いて残った半分の編成に組み込んで8輌と6両の編成にして阪和線にいるようです。 さて、そんなことをしていたら5時近くなってます。いいかげん、次に行かなくては。 |
|
わかやま電鐵の交通センター前に行って、保存電車を見に行きます。 乗り場はJRのホームと地下道でつながっているので、とことこのぼって和歌山までの切符を出して乗車券を買います。220円也。目の前に来ているのはおもちゃ電車。真っ赤っかですね。 |
|
さて、今日は交通センター前で降りて、和歌山交通公園にいる電車を見に行きます。16:56発のおもちゃ電車で向かいますよ。 車内はガラガラです。ワンマン運転なので降車は2両編成の前の車両になるため、そっちにお客さんは集中します。屋根まで真っ赤な車体は丸ノ内線で見慣れてたとは言え、フローリングの床は「ゆふいんの森」か、昔の東武線以来でしょうか?。シートも木製のところがあったり、ガチャガチャがででん!と置いてあったり、フィギュアのある棚とか・・・・。イマイチ意図が理解できませんが、まあいいでしょう。 17:06、交通センター前駅で降ります。予想通り、降りたのは私だけ。 |
|
ホームの横は交通公園で、そこに緑色の路面電車が見えます。南海電鉄の路面電車モ205形という電車だそうです。塗りつぶされてしまっていますが、モ217なんだそうですよ。南海の軌道線など、もちろん見たこともありませんし、阪堺電気もよくは知りませんが、電車の保存車と聞くと蒸気機関車よりも目を輝かせてしまいます。 ホームからすぐの場所にありますが、公園との間に川があるので真っ直ぐには行けず、いったん踏切の路に出てから、交通公園正面より入り直すことになります。公園は和歌山県の管理する施設のようです。 |
|
がらんとした公園に木漏れ日を浴びた電車がぽつねんといます。このときは気がつかなかったのですが、公園の開園時間が9時〜17時だそうで、その間なら車内にも入れます。和歌山駅で遊んでなどいなければw。公園の入口はロープか鎖があったような気もしますが、普通に入ってきてしまいました。 昭和12年製のかわいいボギー車です。昭和55年に保存とありますから、もう30年以上ここにいるんですね。そう考えると状態はとてもいいように見えます。しあわせな電車ですね。 余談ですが、西武線に多かったからか骸骨形テールライトって大好きなんですよね。こんなかたちの懐中電灯とか売ってくれないかな〜、トミーテックあたりでさ。 だーれもいないので、心ゆくまで観察できたように思います。でも暑いので早く電車に乗りたくもなります。駅に戻ったら、伊太祈曽行きのたま電車が来ました。意外にもひとりおじさんがホームにいて、この電車に乗っていきました。和歌山行きは17:27のいちご電車です。公式サイトにどの電車がやって来るかがわかるようになっていて、それを見ていて、明日は走らない様子のいちご電車に乗れるようにしてみた。 |
|
やはり、前の車両にだけお客さんがいて後ろの車両はガラガラです。おもちゃ電車に比べると実に普通の車内ですが、それでもウッディな造形やかわいい色遣いのシートが素敵です。苺は沿線の特産物みたいですね。わかやま電鐵のマークも苺の文字をデザインしています。関東の人間には栃木が先に浮かんじゃうのでピンときませんでした。 車窓はただの住宅地と畑ですが、どことなく長閑で夏休みらしくて良いと思った。駅も昭和40年代ちっくな懐かしくこぢんまりした感じで、鉄コレシリーズになりそうな気がしましたよw。 17:38、和歌山駅に到着。乗るときに整理券を取って、和歌山駅は改札でお金を払います。一緒に乗車証明みたいなのもくれますが、これがないとJRの改札からでられません。 |
|
5時前ですか。まだ明るいので、今日のうちにもう一件保存車を見に行ってしまうことにします。改札をでて、和歌山城の方へ歩き出します。18時チェックインで予約したような気がしたので、電話して遅くなる旨を伝えながら、てくてく歩く。向かうのは和歌山城近くの公園です。保存車がいるのですが、前回車で和歌山に来て、すぐ側のホテルに泊まっていたのにここの存在を知らず、なにげに悔しかったのです。地図で見ると、和歌山城は和歌山駅と和歌山市駅のほぼ真ん中で、どちらの駅からもバスも走っているのでしょうけれども歩けない距離ではありません。バスは・・・全く知らないで乗ろうとしても、訳のわからないのが路線バスというもので、駅前で案内を見てもやっぱりわからないので、すたすた歩き出します。 和歌山駅からまっすぐ歩いていると、大きめのビルなのに空室が目立ち、かと思えば妙に古いビルに味のある雰囲気なお店がやってたり。空き地が悲しく目につくのは岡山と同じでした。 しかし今年の夏はどこに行っても暑いですね。大汗かきながらせかせか歩いて、和歌山城のお堀が見えてきたら左手にずれて、目的地へ。岡公園というところにSLと南海軌道の電車がいます。 ところで、ここの住所は岡山丁といいます。以前、クルマで来たときに携帯で予約して住所を聞いたら「ななばんちょう」と言われてナビで一生懸命検索しても出てこず、結局「しちばんちょう」だったのですが、「丁」ってどういう意味なんでしょうね?。お豆腐くらいしか思いつきません。 6時過ぎ、岡公園に到着。 |
|
さて、蒸気機関車です。昨日見てきたやまぐち号と同じC57の119号機。やっぱりSLはよくわかりませんが、やけにごつい集煙装置が付いて、テールライトがなんだか特徴的、運転室の窓が非常に変わったかたちをしていて、「くまの」っていうヘッドマークが横に寄せて付いているので、印象には残ります。動輪のロッドは油で光っててかっこよかったよ。 すぐ前には、南海電鉄の和歌山軌道線モハ321電車がいます。軌道線ですから路面電車ですね。この前の路あたりを走っていたのでしょうか。二つ目ライトが特徴の比較的新しい感じのする電車です。説明案内看板の文面が、どうにも印象的です。 このすぐ裏手には、和歌山城が見えます。 前回来たときに、ここのことを知らずに帰ったのが悔しかったのでちょっとすっきりしました。 |
|
日も傾いてきました。時間にして6時半頃です。来るときに、おいしそうなお弁当屋さんの前を通ったので、帰りながら寄ろうと思い、和歌山駅方面に向かいます。 前に来たときと同じ、この近くのダイワロイネットホテルを予約しようとしたんですが、どういうワケかこの週末はやけに早く満室になってました。夏休みではありますが、日曜でも取れないのが不思議だったんですが、お城の近くがやけににぎやかだと思ったら、紀州よさこい祭りってのをやってたんですね。駅でポスターは見ましたけど、まさかそのど真ん中に自分が来ているとは思わなかった。なので、今回は駅の反対側のホテルになりました。 そういえば、今日はなにも食べていない気がします。さすがにお腹が空いて、通りかかったセブンイレブンでおにぎりと水を買って、食べながら歩いたのですが、おにぎりがやけに握り(w)があまくてボロボロ型くずれします。いけませんな。 行きたかったお弁当屋さんをどういうワケか通らないで駅に戻ってきてしまいました。時間にして20分ほどでしょうか、7時です。駅の向こうへ行くのに通路に気づかず、入場券買ってまた和歌山駅構内へ。黙って通り過ぎるわけありませんね。103系や205系も眺めて、「くろしお」が来るというので待ってたらヘッドマークが真っ白でがっかりして、105系のラッピング電車がやって来て、和菓子の箱みたいでちょっと笑ってみたり。お弁当買わなかったなら、和歌山市から105系に乗って来てみてもよかったなと思ってもみたり。15分ほどで駅反対側に出るも、めぼしいお店がないようなので、見つけた連絡通路で中央改札側に戻ります。 |
|
本当は駅弁を買いたかったのですが、やはり時間的に遅いらしく軒並み終わってます。晩ご飯に楽しみにしていたんですが^^;。駅ビルなら何かあるかと、まず近鉄百貨店へ。実はもう一点、時刻表を買いたくて本屋も探すのですが、近鉄にはなさそう。なのでMIOなる駅ビルへ行ってみたら書店があったので、行って時刻表を調達。もちろん携帯版で、パッと見てオーシャンアローの写真が表紙のがタイムリーでいいなと買ってきた。500円也。降りた一階のおこわ屋さんのお弁当が割引になってたので思わず買うw。なに弁当だか忘れましたが、477円。また通路で東口に出たところで雨が降り出す。走ってセブンイレブンに駆け込んで、思わずぶっかけ海老天うどん(すだち付き)を買ってしまう。398円也。すだちに惹かれました。他にもビールやら水やら買い込んで、東横インへ。 | |
東横インJR和歌山東口。出来て時間の経っていないところらしく、東口ということもあって他は取れなかったのに、ここはあっさり予約できた。 東横インって、どこに行っても看板が目立って風景をぶちこわしているようで好きになれなかったのですが、今回ついに泊まってしまうことになっちゃいましたw。まあ、社長の顔を拝まされるアパホテルよりはいいかな?。20時、チェックイン。フロントお姉さんの感じはよかった。東横インいいんじゃないか?ww とりあえずシャワー浴びて、すぐさま缶ビールをプシュ!テレビ付けて飲みながら、おつかれさまでした。 お腹は空いているので、おこわのお弁当から食べる。旅で、お弁当調達にデパ地下もいいかもと思うようになったのはつい最近です。お上品で量は小降りですけど、間違いが少なくていいです。今回のたごさくっていうお店のは、割引で安かった分を考えても、量、値段、大きさ、廃棄のしやすさ、いずれも納得の出来るお弁当でした。ただし、それ系の欠点は、日持ちしないこと。消費期限というか時間が短めです。威勢のいいおばちゃんより、すましたスマイルのお姉さんから買う方がよければ、デパ地下・エキナカは是非お勧めです。 やっぱり朝昼抜きではお弁当一個じゃ全く足らず、間髪入れずにすだち付きうどんを開封。瞬殺ですw。ごちそうさまでした。 さあて、酔いが回りきる前に明日の予定を考えましょう。 さっき買った時刻表、あんまり見かけない体裁なのです。交通新聞社というところので、よく見ると「関西圏JR全線・全列車収録」とあり、中にも東京以西をより詳しく、・・・」とあります。明らかに西日本向けの携帯時刻表で、今回の旅にはまさにうってつけです。 さて、明日決めているのは、たま駅長を拝んで、特急で新宮か紀伊勝浦へ行って、そこから特急南紀で名古屋に出て帰る、以上です。考えるのは新宮・紀伊勝浦でちょっと時間を取るか、和歌山で余裕を持たせるか、のどちらか。 特急ワイドビュー南紀の本数が少ないので、そこを基準に考えるとして、WB南紀84号が14時台発名古屋18:23着、8号が最終で17時台発20:44着。新宮に14時着するためには11時和歌山発。ちょっとつらいか?。17時に合わせると、和歌山14時発。昼に和歌山を出て15時着で、2時間あるからめはり寿司を食べに行くというのも有りですね。ワイドビュー南紀は8号に決定します。どうせなら、381系よりも283系オーシャンアローの方がいいですねー。そうすると14時発です。 ま、明日何時に起きて、どのくらいで貴志から戻ってくるか次第ですね。 |
|
2本買った缶ビールじゃ全く足らず、エビアンを飲み干した上にさらに自販機に買いに行ったら、コンビニより安くてびっくりした。東横イン、あなどれないなw。 飲んだくれてたら、いつの間にか寝てました。 |
|
3日目に続く |
|
|
1日目 3日目 | |
独り旅TOP | |
Back |
|
Blog |