国鉄形の車輌に乗りに行こう

JR西日本 国鉄形式見学の旅 やけくその2日目


2010年5月5〜8日

ゴールデンウィーク休み2日目、ただただ列車に乗るか、駅で待つかの一日目でしたが、
まだ見たいものが関西圏にいっぱいあるので、この機会に全部見に行ってしまいましょう〜。
京都のアパホテルからスタートです。


5月7日
よく眠れました〜。
空いていた、ツインの部屋シングルユースだったんですが、この広さというかベッドが二つあるのが無意味ですねw。値段が高いわけじゃないからいいですけどっ。ちなみに朝食付きで6500円でした。
バイキング式の朝ごはんを食べましたが、どうにも的はずれな品揃えでちょっと残念でした。おいしくはいただきましたけどね^^。
9時にチェックアウト、予報通り雨です。途中で傘買えばいいやと、歩いて梅小路に向かいますよ。
ホテルを出たときは小降りで、傘をささない人も普通に歩いていました。大通りに沿って行くからコンビニの1つや2つはあるでしょうと。しかし・・・
歩けど歩けどコンビニなどありません。そのうち梅小路公園にさしかかってしまいましたよ。結局傘など買えないまま梅小路蒸気機関車館に着いてしまいました。時間にして20分ほどです。開館は9:30ですから、それまで高架下の駐輪場でぼへ〜っと待つことにします。
9:30開館と同時に入ります。意外にも、他のお客さんもいます。高架の上を183系が走っていきました。
二条駅舎の立派な入口で入館料400円払ってなかへ。
以前から来ようと思っていたのに、どういう訳か月曜の休館日にばかり当たり、駅からも離れていてサクッと来るというわけにもいかなかったところです。で、このときは英国国立鉄道博物館姉妹提携10周年記とやらで、企画展示がしてありましたよ。
駅舎利用の展示館には、蒸気機関車の歴史やら構造、維持、操縦車訓練の様子や、C11の運転室カットボディとか大物もあって楽しいですよ。裏側から展示館を出ると機関庫です。
でかい扇形機関庫ですねえ@@;。米子でもちらっとは見えましたが、近くで見るのは豊後森の廃墟以来です。各蒸気機関車について、私は全く無知ですし、公式サイトを見ていただければ内容はわかるので解説などはしません。スナップ画像を貼っておきますので、雰囲気だけでもお楽しみいただければ幸いです。まだ来たばかりの1080もちゃんといましたよ。
B20は動態保存機なんですね。北海道でも保存車を見たことがありますが、かわいいですよね。津川洋行の発煙装置付きNゲージを思いだしますよ。それにつながっているオハフ50がいちばん親近感のわく車輌だったりします。エアコンが効いていて休憩室として中に入れますよ。オリジナルに近い状態でいいですね。
機関庫にも展示物がいくつかあります。古そうなベンチとかがぽそっと置いてありましたが、これもどこかで長い間使っていたものなんじゃないのかな??凝った造形していますよ。
屋外にも展示物があって見に行きたいのですが、雨なんですよw。本降りになっていて歩いて出る気分になりません。そういえば、やっぱりSLの円筒にはフタがしてあるんですね。錆びちゃうもんね。
展示庫の横にも機関庫は続いていて、そちらでは蒸気機関車の修繕らしきことをしています。一両ばらんばらんのがいると思って見ていると、ナンパープレートにカバーのしてあるテンダーと、その横にC57 1ってあるキャブが@@;。だから今の時期のやまぐち号はC58なのかと。最初の思いつきでは出雲市から津和野まで行ってやまぐち号に乗ってみようかと策略したのですが、時間的に無理があって現地で一泊が必要になるのと、なによりC57じゃないのが気に入らなくてやめました。こんなところで、こんな姿で会えるとは。
小降りになったスキに屋外展示も見ておきましょう。ターンテーブルの横に8600が雨ざらしでいて、立ち入れない引き込み線にはD51 1を先頭にSLが3両とオハ46 13が雨に濡れ、体験乗車の出来るスチーム号でC61 2が煙を出しています。
体験乗車の準備をしているC61に近づくと熱気がすごいですね。横のヤードはJR貨物の駅でしょうか?でも221系がいますね。あとは動輪も並べられていますが、キハのデフ付き車軸も珍しいですよね。
雨に濡れたので、休憩室を見つけて入ってみますが、自販機があるだけで売店はシャッターが閉まっています。「傘あります」とは書いてあるものの、売ってくれませんw。京都までまた戻りますが、丹波口駅に向かうか、京都駅行きバスに乗るか・・・考えて、京都駅まで別ルートで行ってみてコンビニのあることを祈ることにして、ここを出ます。まだ10時半くらいかと思っていたんですが、11時の体験乗車が始まるとか言っています。思ったより長居してしまいました。
ところで、開館待ちしていてチンチン電車の線路というのがありました。なんなのだろうと帰りがけに線路を辿ってみると、駅と車庫があって行き止まり。運転日は週末だけのようです。格納庫を覗くと京都市電みたいな電車がいます。駅も雰囲気があっていいですよね。さっきのオハ46とか221系、嵯峨野観光鉄道用のDE10とかも見えたよ。
雨も強くなってきたので、急ぎ足で京都駅へ向かいますが・・・、もう、普通に降っています。やっぱり傘など売っていそうなお店はありません。結局また20分ほど濡れて京都駅到着。暑いとはわかっていましたが、薄手の上着を持っていたので着て、フードをかぶっていたものの、当然ずぶ濡れです。サンライズにあったタオルは車内で乾ききらなかったので置いてきてしまったことを、やや後悔します。髪だけはハンドタオルで拭き、濡れたシャツは上着でこそこそ隠しながら改札口へ。切符はしなしなでしたよ。
さあ、長浜へ向かいますよ。湖西線の113系と奈良線の103系を確認、米原方面行きの電車はとホームをうろうろ。もたもたしていたら長浜行きの新快速が行ってしまいました。11:36発米原行きに乗ることにして、2番線ホームを歩いていたら117系が来ましたよ。湖西線の各駅停車みたいです。これに乗りたいなーw。
米原行きの普通列車は221系です。あんまり面白くありませんねー。さほど混んでもいなくて、その気になれば座れるのですが何しろずぶ濡れなので、立ったまま冷房で乾かすことにして一番前のドア横に寄っかかって前を見ていました。案外いい眺めですね。
京都から米原までは東海道本線ですが、JR琵琶湖線と言うようです。ちなみに、姫路〜大阪はJR神戸線、大阪〜京都はJR京都線らしいですよ?。この間仕事で大津まで来て、暇つぶしに膳所まで行って琵琶湖畔まで歩いて、公園のC57を見てきましたが、あのときも雨でした。対向してくる電車のパンタグラフの水しぶきが激しく、なんとなくかっこいいです。でもそれだけ雨が激しいと言うことですね。
近江八幡あたりでお客さんはぐっと減りました。服も表向きはだいぶ乾いてきたので、クロスシートに座ってみる。座った席にビニール傘が置いてありました。忘れ物かな?と思ったんですが骨が折れてますw。がっかり。
ぼけーっと車窓を眺めながら、米原行きの電車だから長浜の前に米原の保存車を見てしまおうかな〜、なんて考えているうちに彦根駅に到着。停まる前に右手に見えたものが・・・
ちょっとまて〜い!なんで西武のクモハ101が@@;。近江鉄道にも来てたのかい?。居ても立ってもいられずに、電車を降りました。走って改札をでて近江鉄道乗り場のある東口へ出て、このクモハ101を含む近江鉄道の電車と西武線の電車を、雨の激しさもなんのその!必死に眺めまくります。
思えば、あれは確か九州ドライブの帰り道、なんとなく思い立って彦根に来て近江の電車を見て、三岐鉄道へも行ったことがあります。そのときに踏切で当時のデジカメ(PowerShotG2)で820系を撮ったら全然話にならず、コンパクトデジカメの限界を感じて一眼デジカメを買う決意をしたものでした。あのときは東口はもっと貧弱で、駅前はなにもなくて近江鉄道の留置線だけで廃車体がずらっと並んで面白かったのですが、今はまずケーズデンキがどかん!とあって、他にも駅前らしいビルがぽそぽそと建っています、が、コンビニは見あたりません。西武401系の未改造車体があったあたりはすっかり整備されていました。機関車はきれいに整備され、近江鉄道ミュージアムとして月に数日間開放されるようですが、ゴールデンウィークもコア日だけで、行ったときは開いていませんでした。でも、柵の外から眺めまくりの撮りまくりです。
真新しい東口を下りると近江鉄道の車輌がいっぱい並んでいて、近江鉄道ミュージアムとあって通路がありますが柵がしてあって入れません。前に来たときはもっといっぱい、いろんな妖しい車輌達がいたのですが、ちょっとすっきりしています。500形とレールバス、電気機関車と二軸貨車がぞろぞろと並んでいます。保存展示と言うよりは、廃車体が置いてあるだけ、な感じですが、それもまたシュールな風景でいいのではないでしょうか。モハ1がいなくなってしまっているのは寂しいですね。
以前、DD13とかが草に埋もれていたあたりにまで行ってみると、半分近くのスペースは駐車場になっていました。ちょっとショックです。その奥に車両工場の敷地が見えてきて、そこは電車の部品の置き場というか捨て場というか・・・・AU72クーラーから始まって切断された二軸車のシャーシ、電車の床下機器、パンタグラフ、FS40やDT10系の台車枠、倉庫でしょうか?なぜかワム80000の車体もあります。ジャンク品まみれで一昔前の秋葉原を彷彿とさせる光景ですよ。
そして、JRの電車から見えて驚いたのが、がらくたの延長に見える西武線新101系2両編成のパンタ付きクモハです。クモハ291が先に見えましたが、クモハ269もモハ222に連結されて置いてあります。クモハ270もいるはずですが、姿は見えません。どうするつもりなんでしょうねえ?ここにこんな大出力の電車は必要ないと思うんですが。401系もまだ余ってるのに。291の方はきっと部品取りなんでしょう。大好きだった電車が、こうやって放置してあるのを見るとちょっと悲しいです。
800系、820系は西武401系の改造車で、近江鉄道ではこれでもか!と譲渡されてきては使いまくっていますが、なんとまだ未改造のが置いてあります@@;。黄色も色褪せてクタクタですが、懐かしい401系がまだいます。101系が来てしまっているのなら、もうこれを使う理由はないと思われ、きっと部品取りになることも無いままでしょう。401系や、220系の改造元になった701系と一緒に、部品取り用として801系モハユニットも来ていて、それもまた車庫に錆だらけで置いてあります。401系、801系を拝めただけでも、このGWはもう幸せです。帰りに三島でもゆっくり西武新101系を眺めようかなあ、などと思ってみたりしていました。大井川鉄道もいいなあ、なんて本気で思っていましたよ。
近江の現役電車も、みんな元西武の電車でそれはそれで面白く眺めていられますが、401系と向き合って820形はみすぼらしく放置してあります。車体の裾四隅を切り取った程度で、もとの401系ほとんどそのままな電車なので好きなんだけどな。フロントデザインを220形のようにいじくった800形もラッピング電車が多いですね。黄色のままの電車でも、ドアまで塗りつぶすようになって西武線らしさが薄れて残念です。500形を濃い黄色にステンレスドア+全面飾り付きにしたときは大笑いしたものなんですがw。
雨は普通に降っています。レンズに水滴が付いても夢中で写真を撮って、服はまたずぶ濡れです。駅舎に戻って近江線の乗り場へも行き、コンコース上からはもちろん、ホームからも写真撮って喜んでました。改札はもちろん、米原までの切符を買って入っています。電車も10分ほどで来そうなのは見てた。
ぱらぱらとお客さんもいて、ほどなくして上下線とも電車がやって来ましたよ。米原行きは401系前期タイプ改の800系806編成。ドアは黄色に塗られちゃっているものの、撤去側パンタ台跡の残る電車です。対向のは台枠がふっるーい電車、側板に西武701系のを使い、台車はFS40という近江お手製のプチ電車220系です。さっき見たレールバスの代替え車ですね。今どき懐かしい釣り駆けモーター車ですよ。趣味的には最高に楽しい電車ですね。これもラッピング車がいましたね。ドアと戸袋窓に西武線の面影が感じ取れます。なんでこれ、Nゲージで製品化されませんかね?モデモあたりやっちゃってくれないかな。
乗った米原行き800系ですが、車内はもう準急小手指行きに乗って池袋駅5番線で発車を待つ風景そのまんまですw。座席端の手すり、その下のドアコックの丸穴、ステンレスのドアに黒Hゴム支持の窓、広幅貫通路と渡り板、妻面サッシ窓を大胆に突っ切る屋根からの配管・・・。AK3コンプレッサの音が聞こえてきそうです。実際、ホームから見た800系の床下に見ましたよw。青いモケットのシートがちょっと場違いですかね?座布団と背もたれの間の成型部品はあとから付いたものですし、運転台の方を見るとワンマン運転で料金箱が鎮座していて、その部分のシートがなくなってしまっているのが、西武線じゃないことを無言で主張してくれてしまっています。なにより、西武所沢工場製のプレートがないのががっかりです。
運転台はだいぶ様子が変わっていて、ブレーキが「なんだこりゃ?」なゲームみたいなレバーになってますよ。いじくった前面窓は、元の窓に鉄板細工しただけでさほどの工作はしていないように見受けます。
13:23発で米原行き出発。走り出すと西武線ムード倍増です。でも、2両編成の後ろの車輌には私しか乗っていません。車窓はけっこう長閑ですw。途中、駅は2つ停まりました。ワンマンなので前の車輌だけお客さんの動きがあり、後ろは空気だけが運ばれています。13:33、米原で降りたのは私を含めて4人だけ。静まりかえったホームを出て改札へ。駅前に風景を見てやや愕然とします。店がありません・・・・。傘、どうしよう。なんとなく、改札の窓口で、いしだみつにゃん&しまさこにゃん号ハンドタオルなるものを買ってみた。500円也。米原駅東口は本当になにもないので、ひとまず傘を求めてJR乗り場の方へ行ってみます。
駅売店というものを期待しましたが、改札の外にはなにもありません。改札、切符売り場を通過して新幹線の方に来てもなにも無し。階段を下りながら駅前の様子を見回してみますが、驚くことにコンビニが一軒もありません。新幹線の駅ですよ?米原駅の電車だって走っているんですよ??。しかし雨は普通に降っていて、傘を持たずに歩いている人などいません。いや、歩いている人などいやしません。駅前で見えるのはスーパーマ−ケットのみ。そこに望みを託して小走りで駆け込みます。平和堂とかいう聞いたことのないお店ですが、このあたりではメジャーなお店みたいです。一階をうろうろ探すも傘が売って無く、どういう店だよと思ったら二階がありましたw。衣類やアクセサリ売り場の目立つフロアに傘売り場もちゃんとあったよ。500円のビニールじゃない大きめの傘を買って、駅から反対の出口を出てトヨタレンタカーの脇を抜けて、米原市米原公民館へ。市役所の隣です。ここにキ100がいますよ。
正確にはキ550なのかな?キ100を複線用に改造したのがこれです。そう言えば米原と言えば雪の降るところですね。(→NEO・Pの小屋@キ555
地味なのでそんなに長い時間眺めて楽しいものでもありませんでした。駅まで戻り、また反対側の出口まで歩きます。東口はがら〜んとしていますが、以前来たときは近江鉄道の駅がもっと離れていたように思います。帰ってから調べたら、線路も移設してJR側に寄り添うようになっていますね。廃線跡とか見てくればよかった。プレハブの近江鉄道駅を通り過ぎて線路沿いを彦根方面へ歩きます。
もともとヤードのあった土地らしく、左手はなーんにもありません。工事はやっていますがなにが出来るのでしょう?。EF66の置いてあるのも見えます。天気がよければまだ足取りも軽いのですが、雨だとだるいですねえ。1キロはないと思いますが、駅から10分ほどで車窓からも見えた鉄道総研の風洞技術センター前に着きます。ここに新幹線の高速試作車が3両並んでいます。
駅寄りから955−1、952−1、500−901とかなり贅沢な空間の使い方で置いてあります。そばには立ち寄れず、フェンスの外から見つつ、デジカメのレンズをその隙間につっこんで写真撮って遊びます(詳しく見たい方はこちらへどおぞ→NEO・Pの小屋)。
955−1はJR東海の300系プロトタイプ300X、952−1はJR東日本のSTAR21、500−901はJR西日本の500系プロトタイプWIN350のそれぞれ先頭車です。風洞実験の施設らしい保存車ですね。
柵と道路の間は草むらで、雨で濡れているのでぬかるみとあわせて足下は悲惨な状態です。とぼとぼと来た道を米原駅に向かって歩きましょう。その横を、線路が移設された近江鉄道の電車が通り過ぎます。
東西を結ぶ駅コンコースはがらんとしているのに、改札のなかは意外にもにぎやかです。歩いていて117系が見えたのでまずそれを近くで見る。JR東海色ですが、オリジナルと同じ塗り分けで違和感が小さいです。片方の先頭車だけが一段窓の100番代です。東海道本線はここ米原が東海と西日本の境界なんでしたね。てことは、サンライズでも通っていたんですね。117系はすぐに出発してしまいました。次は長浜に向かいますが、電車は15:03発です。30分ほどあります。朝ごはんからなにも食べてはいないのでお腹が空いてもいます。駅弁屋さんもあるのですが、食べるところが思い浮かばなかったのでホームの立ち食いそばで済ませましたよ。月見そばだったかな?。そばの隣で駅弁も売ってるよ。井筒屋という業者さんですが、さっき傘を買いに行ったスーパーの裏手に本社があるらしいです。ホームへの階段上でもテーブル置いて売っていますが、私が通ったときは売り子さんつっぷしてましたよ。電車の居ない時間でしたし・・・。でも、正直買っておきたかったんです。でもそんななので買う気にならず・・・。
あとは電車を見ながら、このあとどうするか考えます。時刻表を開いて長浜までの時間の見当を付けて、16時前までに米原まで戻ってくるには現地にどのくらいいられるのかと。ちょっと無理はありますが、不可能ではないです。無理に今日中に帰らず、途中で宿泊して大井川鉄道とか行くのもオツかな?、なんて。大阪か京都に戻って485系雷鳥を見るというのもいいかな。1往復になってしまった485系の定期雷鳥33号は大阪17:42、京都17:56発です。
が、ここで野望が急浮上します。それに乗って金沢に行ってしまうのはどうだ?と。20:04金沢です。そして今日は金曜日、急行能登が走る日じゃないでしょうか?それだと大宮に7時前に帰れるはず。
うーむ、どうしよう。
寒いなか考えて、3時前に特急しらさぎが来たのを眺めてたらすぐに223系の近江塩津行きが来ちゃいました。車内はガラガラです。琵琶湖を左手に見ながら、車内ではぼけーっとしてました。10分ほどで長浜です。
参考までに、各駅停車で米原から帰ったとしたらのダイヤを書いておきますね。
米原 15:59 新快速
大垣 16:33 16:56
豊橋 18:24 18:29
浜松 19:05 19:19
静岡 20:28 20:52
沼津 21:31 21:45
熱海 22:04 22:34
品川 0:09 00:11
大宮 1:16
たぶんですが、土日でも変わらないはずです。ただし、京浜東北線だけはは未確認です。
真似して実行する場合は、必ず各自確認の上自己責任で行動してくださいね。
私は不安があったので実行しませんでしたw。
15:13、長浜着。223系の交直流版電車を見て、ちょっと気分が北陸方面に向き始めますw。ここでついに、昨日出雲市で買った切符とさようならです。
長浜に来たのは、長浜スクエアに行くためです。保存車巡り愛好家としては、いちどは来ておかなくては、なのでは?w。
駅を出て琵琶湖側デッキからもすぐに見えます。階段を下りて駐車場を突っ切れば到着。
旧長浜駅舎入口の前庭に謎の車軸とポイント、トンネルの扁額が並んでいます。駅舎もそうですが、このポイントも日本残存最古のものだそうですよ。
入館料は300円。なかなか親切丁寧なおばちゃんが入館券をくれます。「今日はお泊まりですか?」と聞かれましたが、宿泊だとなにか特典でもあるんでしょうか。泊まってのんびりするのもいいところだとは思いますが、このへんに泊まると近江八幡のお友達にかぎつけられて一晩中呑むことになりそうです。
駅舎内は一階部分だけですが、建物使用当時を再現して公開してあります。一巡しても5分くらいでしょうか?w。裏から出て隣の長浜鉄道文化館へ。立派な建物に、そんなに多くはないですが鉄道に関する資料が展示してあります。が、ひとつ気に入らないのがプラレールのレイアウトのようなものがあること。少なくとも、別の区域に置いて欲しかったとおもいます。資料の並ぶガラスケースのなかに、プラレールのトーマスが並んでいるのも、雰囲気を相当ぶちこわしていると思いました。
当時の駅再現ジオラマを見ていると、港がすぐ側だったんですね。駅向かいのお庭は、帰りがけに気がつきましたし、港跡地の碑も見たよ。
さらにその隣の建物、これがここの私的メインです。北陸線電化記念館。ここにD51 793とED70 1、その他車輌に関する資料が展示してあります。私にはED70が珍しくて仕方ありません。実物など当然見るのは初めてです。写真すらあんまり見たことがなく、TOMIXの香港製Nゲージでくらいしか知りませんよ。デゴイチに関しては私は全くの無知なので、緑色のロッドとナンバープレートが風変わりなだけで、他にはこれと言った特徴を言い当てられません。でもきれいでかっこいいですね。
階段を上がって、機関車の屋上も観察することが出来、建物の外のベランダに出て目の前の電車を眺めることも出来ます。
ほかにも、いろんな部品やEF70他機関車のナンバープレート、サボも展示してあります。
ふと、線路際に見えた木造の小屋が気になりました。あれはなんでしょうね?
駅に戻ります。時間は4時前。各駅で帰るのはもう没決定。出た真正面に慶雲館とある門があります。なんでしょうね?ちょっと覗くと、きれいな庭が。入場料がいるらしいのと、その入口が見えないので今回は見学を断念。その横に、旧長浜港跡と書かれた石柱が地味に立っています。
来たときは気がつきませんでしたが、今の長浜駅舎は初代駅舎を模してあります。これがまた良くできてますw。二本の煙突の形状などこだわりを見せていますよ。駅のデッキに上がると、琵琶湖方面にお城のようなのが見えます。なんでしょうねえ?。
小走りで駅に入り、みどりの窓口へ。次に来る電車は特急しらさぎだそうです。もう、それに乗ってしまいましょう。窓口で、切符を買うついでに聞いてみるだけのつもりで「今日は急行能登、走りますか?」と聞いたら「どちらまで?」ときた。上野までと伝えるといきなり空席を見だしたぞ@@;。席は取れるという、聞いたことからは随分ぶっ飛んだ回答ですが、そのまま席を取り、次のしらさぎの指定も一緒に依頼。発車まで5分切っています。意外と手際よく切符は出してくれました。受け取って走ってホームへ。もう、列車到着の案内があり、683系が入ってきました。隣に小浜線の電車がいるのを見つけて一枚撮る余裕はあったよ。
16:05 しらさぎ57号長浜発車。このまま金沢まで行ってしまいましょう。敦賀で乗り換えて雷鳥33号というのはこのとき思いつきませんでした。今思えば、その方がかなり面白かったと思います。ちなみに、雷鳥33号敦賀駅は18:35発車の20:04金沢着です。
さて、席は2号車3番D。行ってみると、外人さんとその子供がいます。おかしいな?といったん通過。何度見ても席はそこ。付近に空席はない。車掌さんに聞いたら、「誰もいないから他の席の人が座っているんでしょうw」って・・・。ほんとうにそうでしたww。
進行方向は右側。とくに用意したものもないのでただ窓の外を眺めてみる。金沢に向かうのは、能登に乗るためでもありますが、雷鳥485系を待ちかまえられるのと、419系を見たいから。そう思って2時間弱後の到着を楽しみに車窓を見ていたら、
敦賀にいきなりいましたw。留置してあるな〜、と思ったら駅にも福井行きで停まってるし・・・。失敗しました、ここで雷鳥に乗り換えればよかった。ただし、ここで4時間待ちですw。
敦賀を出るとすぐに北陸トンネルです。約7分間かかると案内があり、携帯も圏外になっちゃうかもよ?って言ってましたが、ドコモは本当に圏外になりました。敦賀から交流区間らしいです。
のどかな風景を見ながらぼけーっと、寝るでもなく、速い電車だな〜と思ってたら17:03、福井に到着。ほぼ満席だった車内が一気にガラガラになります。さっきの外人さんと子供達も散々はしゃぎまくっててやかましかったので、一気に静かになりました。
えちぜん鉄道の車庫が見えました。カラフルですね〜。福井鉄道もちらっと見えた。両方乗ってみたいですね〜。ちなみに、両線ともどこへ行っているのか全然知りませんw。
福井でまだ半分です。だんだん眠くなってきました。窓に何か貼ってあるんでしょうか?、真横から見る分にはなんともないんですが、角度を付けて前の方をガラスにへばりついて見ようとすると、なんだか変なんですね。モザイクというか、アンチエイリアスがオフというか。
松任駅で、デゴイチの保存車隣に停車。新幹線の工事が始まっていますが、どうなるんでしょうね?
17:54、終点金沢に到着。能登の発車は22:29です。4時間半もありますね。とりあえず、電車観察しながら時間をつぶしましょう。国鉄形電車てんこもりの北陸本線ですからね。
降りたホーム向かいには、いきなり真っ青な475系がいました。不気味ですw。今にも吐きそうな、デスラー総統のような顔色です。交通博物館の455系を見慣れてしまったせいか、今も普通に走っている153系タイプの車体に思いっきり違和感を感じます。しかもこの色です。さらに白熱灯の大目玉ですからね。この国鉄車巡りというお題にジャストフィットの電車です。この、457系シリーズは続々とやって来ます。413系もバンバン来ます。クハがサハ455改の700番代がいきなりいましたよ。475系はほとんどが大目玉で、逆にシールドビームが珍しいくらいですが、真っ青のシールドビームもまた印象が随分違います。413系は全部シールドビームですね。
681系、683系も、サンダーバード、はくたか、しらさぎでバンバンやって来ます。これもいろいろ種類があるのでしょうが、今回は国鉄形が主題なのでオマケ程度に見ておきましょう。
七尾線の電車は415系800番代。登場時から変な配色で、JRになってから出現した電車ですが、そのベースが113系で国鉄形電車です。福知山線あたりのクモハの入った113系3両編成に、交直流電車の485系から取り外した交流用の機器類を移設してきて交直流電車化したのがこの415系800番代。なので、クモハは元モハ113をクモハ113-800番代へ運転台取付改造したのを再改造した車輌です。運転台直後の窓配置が不自然なのですぐわかりますよ。で、交流機器を持って行かれた485系は直流電車になって形式も183系に。それが昨日と今日京都で見た「たんば」です。415系800番代も、ユニット窓じゃない初期型113系車体で、実に時代錯誤ですw。
今後、この国鉄形電車を置き換えていくという521系電車もいました。気がついたら、切り欠きのホームがあってそこに419系がいるじゃありませんか@@;。見に行ったと同時に回送で去っていってしまいました。両方とも切妻運転台の編成でしたよ。
485系3000番代の北越もいます。青森でも乗ったし、姿が変わりすぎてて興味は薄れていますが立派な国鉄形電車です。ていうか、ヘッドマークが電光掲示式になっただけでもうションボリなんですけどね。
北陸本線の475系413系は、トンネルのつららがぶつかるとかで前面の行き先/種別表示の窓が塞がれてしまっています。きれいさっぱり埋めちゃうのがほとんどですが、ふと見た413系はまだHゴムが残っていました。この413系の増解結作業も金沢駅で見られましたよ。
ホームには立ち食いそば屋がいくつかあって不自由しない感じなんですが、実際に営業していたのはひとつだけ。階段下にもありましたが常時混雑状態。駅弁屋さんは空いてるけど売っている人がいません・・・。そばはさっき食べたし、お弁当買ってもまだ相当時間があって持って歩くにも重たいしで、まだ考えないでいました。そこへ、さっき419系がいたホームに、富山行きがやって来るというアナウンス。近づく3つのライト、これはもしかして・・・・
キター><、419系の581系クハ。交直流の寝台/座席両用特急電車581系を改造して近郊形にした、へんてこりんな電車です。「はつかり」「明星」「有明」で走っていた青い特急と言えばわかりやすいのかな。あれにドアを増やして座席や窓をいじって、中間車に取って付けたような運転台も付けてしまったのがこれ。交流用で同じ車体のが九州や仙台にいましたが、見に行く前に廃車になりました。門司で583系色のは見ましたが。
富山行きの普通電車です。ここで悪い癖が出ます。
・・・・乗っちゃおうかな。
来年の春にはこの電車の撤退が決まっているので、もう見ることもないかもしれません。583系も乗ったことがないし、ここで乗っておかないともうその機会はなさそうだぞ、と。能登は富山から乗ればいいでしょう!。そんなことを考えている横を、485系オリジナル色の北越が駆け抜けていきました。あれが折り返して能登になるのかな?。あと1時間もいれば雷鳥33号も来ますが・・・大阪はまた行けるだろう、機会はあるはずだ、とすっぱりあきらめます。
そんなこんなで、クハ419−4のロングシート部分に座って、発車を待つ人になりましたよ。発車は19:10、富山到着は20:12、約1時間の体験乗車です^^。
一応、夕方の帰宅時間ですから相応な混雑です。ロングシートのど真ん中あたりでしたが、発車までには通路まで人が立つようになり、座れただけでもラッキーな状態です。3両編成でしたし。この時点で、すでにこの電車はラッシュの時間帯には向いていないなと思えます。発車して、駅に着くたび扉付近の人の流れがうまくいっていません。そりゃそうです、車端部に幅ひとり分のドアにステップ付きでは出入りがしづらいに決まっています。ついでにマナーの悪い人がけっこう目について、これじゃ乗りたくなくなりますね。でも、真ん中のクロスシートのところはなんだか優雅ですよ。だんだんと車内も空いてきますが、クロスの席は埋まったまま。窓も小さいし、外は真っ暗なので寝てしまいました。クハでモーター音もあまり聞こえず特急らしい・・・のかな?走行音を聞きながらよく寝られました。
20:12、富山に来てしまいました。念願の電車には乗れたので、気分はいいです。
乗ってきた419系は、折り返しでは走らずに車庫へ行くようです。それにしても、先頭車の前ドアから前部は全く無駄なスペースになっていますねえ。12輌とか13両編成の特急列車の為の機器スペースですから、3両しかない編成にこれだけではなく、昔はトイレや洗面所のスペースも無駄に塞いであっただけでしたからねぇ。それにこのドアの狭さはないですよねw。だからこそ、面白がってこんなところまで見に、乗りに来ちゃってるんですけどね。
475系、713系がいるのは金沢と同じで、高山線のキハ120が増えましたよ。この中型気動車シリーズも、どうにも食指が動きませんねえ。
すっかり日も落ちて、レンズは50mmのf1.4レンズだけになります。なので、ピントの合う範囲の狭いこと。見るに堪えない写真ばかりですが、小さくしてしまえばわからないので、それをまだ並べ続けますよw。
いったん改札を出て、駅周辺を探索します。富山には去年、一回だけ出張できたことがあります。渋いビジネスホテルで一泊して、城址公園でキューロク見てますが、あのときとは駅の様子が変わっていますね。北陸新幹線の工事で駅舎改築中でした。夜8時過ぎですが、まだお店とかはやっている様子です。駅弁のお店を覗くと、駅弁らしい駅弁は売り切れで、ます寿司だけがちょっと残っています。まあ、牛丼か、えびフィレオあたりで済ませようかと思ったんですけど、駅からはその看板が見あたりません。富山ともなれば無いはずはないと思うんですが、見つけられない。遠くにローソンがあるのだけは確認、地鉄の駅の方にラーメン屋さんもあった。そのまま富山地鉄の駅まで行ってみます。
電車がすぐに来るのなら乗ってみようと思っていましたが、20:42発というのがあるのでそれに乗ってみます。それまでしばらく電車の発着がなかったらしく、改札は閉まっていて待っているお客さんが立っています。切符を買ってしばらくしたら改札が始まりました。来ていた電車は元京阪のテレビカー10030系。ホームに並んだ行先板がカラフルで楽しいです。どうしてもレッドアロー用のに目が行ってしまいますよ。
ここの元西武5000系レッドアロー、16010系も是非乗ってみたいわけで、419系はそれとセットで来るつもりでいました。何度か車で行った能登島にもまた行ってみたいし、金沢も泊まっただけでなにも見ていないし、加賀温泉とか・・・富山付近は楽しいものがいっぱいなので、連泊でゆっくり来てみたいんです。この夏は九州方面に行きたいので、タイムリミットの迫った419系は今済ませてしまいました。前回仕事できたときにレッドアローはちょっとだけ見ていますが、中間のサハはホームからちょっと見ただけで帰ってきてしまったので、今回それを駅の外から眺めに行きましょうよ、とね。
で、稲荷町までの一駅乗って行ってみたわけですが、田舎の夜をなめていました。
真っ暗でーすww。それでもストロボを使ったり、柵にカメラを押さえつけて撮ったりしてみたんですが、肉眼でもろくに見えないのですから、ファインダーを覗いたって見えるわけもなく・・・。それでもEOS5D+f1.4の威力は侮れないですね。そのままでは真っ暗な画像も、レタッチソフトでいじるとブレブレながらも色が浮き上がってきます。IXYデジタル920ISのは色までは起こせません。RAWで撮るといいのでしょうけどね。
で、これは最初3両編成だった16010系でしたが、お客さんが減ったからと中間車を抜いて2両編成にして、増結用にと保管してあるんですね。いちいち真ん中に挿入しなくてはならないので、おそらく二度と使うことはないのでは無いかと思うのですよ。棄てられる前に見ておきたかったんですね。稲荷町駅のホームからも見えますが、いったん外へ出ればもっとよく見えます。が、夜は真っ暗です(笑)。
(このすぐあとに、本当にサハは解体されてしまいました)
渋い駅舎の駅に戻って、食券の自販機みたいなので切符を買って、おじさんに切符は見せるだけでいいらしい改札を通ってホームへ。この駅もちょっと変わっていて、本線と不二越線の分岐駅でそのホームが大きく開いてあるうえにいずれもカーブしていて、往来は地下道でします。さらにその真ん中に車庫と車輌工場があるという面白い駅です。駅舎は不二越線の単線ホームにあります。次に来る電車は本線のらしいので、地下道を通って本線ホームでちょっと待ち、やってきた富山行きで富山駅に戻ります。
地鉄オリジナル電車の14720系ですねえ。色も地鉄色です。車体の裾が真っ直ぐになっちゃってるのが、なんか違う印象です。車内のプレートは日本車輌 昭和38年とあります。クラシカルな転換クロスシートがまたいい感じです。クッションが柔らかめで、いかにも昭和な感じです。キハ181などよりよっぽど骨董品ですぞ。
富山駅に戻ったのが21:10頃。通りすがりのラーメン屋さんはなぜか大繁盛。駅弁売り場は、なぜ開いているんだろう?と思う位に、売っているものがない。北陸到着まで2時間近くあります。当然、金沢に戻って北陸に乗るというのも考えはしましたが、雷鳥を逃した時点でその気はなくなりましたが、することもないし、お店もなくて戻りたくて仕方なくなってきましたよ。
地鉄のホームから、419系が入線しているのは見えました。のんびり改札を通って、青森駅なみに長い跨線橋を歩いていったら、ホームにまだいましたよ。かっこいいですねえ。
クハ419は、ヘッドマークの位置にへこみの残るやつでした。貫通路扉もろとも塞いじゃったのが多いので、ちょっとだけレア?なのかな??。そこへ485系3000番代「北越」が入線してきました。北越と419系、25年前だったら485系と581系のそろい踏みですね。
帰宅時間だけあって電車は頻繁にやって来ますけど、このとき419系は見たのはこれが最後になりました(後に仕事で金沢行ってまた419系眺めてハアハアしています。様子を見たい方はどおぞ→Blog)。
前回来たときとホームの印象は変わっていなかったんですが、どうやら北側に移された新ホームらしく、旧ホームのところは新幹線が通る様子で取り壊し中でした。どおりで跨線橋が長いはずですね。
ホームの立ち食いそば屋を期待はしたんですが、やっぱりもう閉まっていました。
キハ85系「ひだ」も来た。貫通路側の幌枠の処理は何とかならなかったんでしょうか?。不細工もいいところですよ?運転手さんは右前方がみえるのかな??


やっぱりお腹が空いたので、こんどは反対の駅出口、北口を出てみます。大きなビルがありますが、縁はなさそうです。目の前には富山ライトレールの駅。富山港線の73系も見てみたかったんですがねぇ。自分のお金で来られるようになった頃にはすでに走っていませんでしたね。せっかくなので、一本やって来るまで待ってみた。鉄コレやKATOのでは見ていますが、この芋虫電車もまた面白そうですね。
見回すまでもなく、サンクスが目に入ります。近いので行って、缶ビールと缶コーヒー、お茶とおにぎりとパンを買い込む。跡は駅周辺になにも見あたらないし、さすがに疲れてきて歩く気にならずまた駅に戻ります。ホームの思いっきり端っこのベンチに座ってパン食べましたよ。まだ1時間以上待っていなくてはなりません。413系、475系はどうやら一巡してしまったらしく、見覚えのある顔ばかりになってきましたよ。
475系はバリエーションが豊富すぎて、その意味では見ていて飽きません。大宮付近で見なくなって久しく、最後に乗ったのは会津若松に行ったときでしたか。5年ほど前かな。それ以降は鉄道博物館で見るだけになりますが、そんなのが普通に走ってますからね。車内はその鉄博のにそっくりな近郊形改装車。各車に付いていたトイレも一部取り外されて客室になっていて、明かり取りの窓だった曇ガラスもただの戸袋窓になってます。前述もしましたが、大目玉のヘッドライトがそのままなのは奇跡に近いですよ?。角張ったAU12分散クーラーも懐かしいですし、ふと気がついて驚いたのが471系が残っていたこと。JR西日本は物持ちがいいですねえ。
赤いキハ40/47系もやって来ましたよ。高岡行きだそうです。
うろちょろしていた高山線のキハ120ですが、いきなり4輌繋いだ列車が来ましたよ。お客さんもまばらなので、車庫への回送ついでなんでしょうか?
22:20、寝台特急「日本海」がやって来ます。最近よく見る列車でして、先日も京都駅で見ました。個室とかに改造しまくったのじゃなく、オリジナルの開放寝台の多い24系は見ていて落ち着きますね。機関車もローズピンクのEF81ですし^^。この時点でも、能登到着まで1時間あります。やっと金沢を出るくらいですかねぇ。退屈です。
23:15、急行「能登」がやっとやって来ました。私の席は3号車7番A。しかしこの485系の顔をここで拝んでおかなければ、上野では見られないはずなので一枚撮ったら走って戻って乗り込みます。
3号車はモハ485-1021でした。485系って実はあんまり乗ったことがありません。青森あたりで白鳥の3000番代に乗ったくらいでしょうか。今風に改装された車内は、昨日乗った381系と比べてもだいぶ洗練されていて、国鉄形という印象はあまりないですね。シートなどまるごと取り替えられていて、フリーストップのリクライニング式で、動かしても余計な音などしないし、案外シートバックも倒れるしで「はまなす」のひどい14系シートよりずっと快適です。
発車前のホームにも待つ人がけっこういましたし、3号車だけでも5〜6人は座っています。見るからに趣味的興味で乗っているような人も見受けますが、ごく普通に利用している様に見えるお客さんの方が多く見えます。私は、完全に前者ですねw。意図的なのか偶然なのか、適当に散らばって着席していました。わたしのまわりもいい感じで空席があります。
とりあえず、発車後は窓の外は真っ暗ですし検札も早々に来てくれたので缶ビール開けて寝る体勢を作り始めます。100円均一で買って、そのときは工具入れの巾着袋にしていたペットボトルホルダーが役に立ってます。東京駅で買った缶ビールも、サンライズで翌朝くらいまでまあまあぬるくはならない程度まで保ってました。車内販売のない列車に乗るときは使えるかもしれませんね。
ぽろぽろと駅に停まって、お客さんもそれなりに乗ってきます。おにぎり食べてビール空けても眠くならないのが不思議です。
魚津あたりまでは覚えていますが、直江津に着く頃にはうとうとしていました。案内の放送も、どこだかで熊谷だか大宮か到着前まではもうしませんよ、と言っていたのは聞いていましたよ。ちょっとだけ減光もされて、静かな車内でなんとなく寝ました。
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