● 1日目
 1000。杉並とブルース、新宿で待ち合わせ。ビックカメラでカメラ用の電池を買い、羽田へ向かう。

 1145。羽田駅到着。羽田駅と国際線ターミナルへはさらにバス一本分の距離がある。が、このバスが1時間に1本という激ローカル線。バス待ち中にタキオンと肉に遭遇。それでもなんとか10分遅れで国際線ターミナルに到着。すの字をさがす。するとすはすでに航空券をとっていた。こなかったら「置いていく」つもりだったという。

 1300。待合所で肉弾頭が買ってきた漫画雑誌「マンガゴラク」をみんなで回し読みする。じじ臭いマンガばかり。こんなのを台湾に持っていったら国辱ものだというブルース軍師の進言により羽田のゴミ箱に封印される。


マンガゴラクを回し読み。あまりカッコよくはない。

 1400。飛行機出発。中華航空のボーイング747。エコノミーなので、席は騒音のうるさい翼の上だった。機内食は、機内食としてはまずくもなく美味しくもなく。メニューはエビとパスタか、牛肉とにんにく飯のどちらか。デザートのお菓子は美味しい。


機内にて。さっそく寝る2人。

 1630。飛行機到着。飛行機に乗っていたのは3時間半だった。ただし時差が1時間あるので、1630(現地時間)に到着ということになる。以後、台湾時間で表記。台湾は曇り。気温21度、亜熱帯だった。ジト暑い。

 1730。空港の中をウロウロして約1時間、入国申請書を書き忘れていたり、バスのチケットで迷ったりしながらようやくでる。バスにのってタイペイ市内へ。バスは大型車のくせに頻繁に車線変更して小型車とデッドヒート。大量に流れている車がマナーもへったくれもなく走っている。それでも料金所のかなり手前から渋滞に捕まってしまう。


入国審査で右往左往。

 1830。タイペイ市内の停留所からバスを降りた。台湾の交通事情はタイペイ市内に入ってさらに悪化する。大量の車はともかくこれに大量の原付が加わる。原付に2人乗り、3人乗りはあたりまえ。そのうえ日常茶飯事のようにあっさりと接触事故が起こる。市内の歩道は路上駐車された車と原付で足の踏み場もない。排気ガスも当然ひどい。マップを片手にホテルをさがすが、1時間近く歩いてからマップが大嘘だったと判明。ガイドブックのマップとつきあわせて、ようやくホテルを見つけた。目印になるセブンイレブンが取り壊されていたので見つけるのに手間取った。余談だが、台湾市内にはセブンイレブンをはじめとするコンビニがこれでもかというくらいある。品揃えはなかなかで、欲しいものはたいてい置いてある。が、裏を返すと、店ごとの特徴というものはあまりない。


台湾での根城になる金星大飯店。

 2000。ホテルにチェックインし、台湾版ちびまるこちゃんとアイドル番組を見た。篠原ともえ、大ブレークの予感(台湾では「友恵」と表記)。世界征服の第一歩として台湾に進出してきたらしい。見終わって外にでて、雲南料理店を探す。ウロウロ歩き回っているとわりあいあっさりと見つかる。至福の思いで夕食を食べ、ホテルに戻る。途中、セブンイレブンに入る。ジャンプと別コミの台湾版やジュースやビールを買い込み、ホテルに戻る。


雲南料理は何を食ってもうまかった。

 2200。テレビを見ながら戦利品をチェック。テレビのストーカーまがいの女性下着のCMを見て爆笑。以後、ブルースは彼の好きな「食キング」というマンガになぞらえて「ストッキング」と呼ばれるようになる。台湾ビールはあまりおいしくない。

 2400。夜食を食いに屋台を散策。雲南料理を腹一杯食べてまだ満腹感が残っているので、気温21度の台湾をうだりながら歩き回る。屋台の店頭にアヒルのしめた奴が吊してあったり、魚の腸を売っていたり、腹痛確実のフレッシュフルーツ屋がある。1時間ほど歩いて一軒の店で夜食をすする。帰りにさらにコンビニにより、花とゆめ及び冒険少年(台湾の少年マンガ)、ビールなどを買って帰る。台湾は夜でも人通りが多い。



台湾のコンビニと夜店、夜食、そして怪しげなTV。コンビニの品揃えは日本に酷似。

 0200。戦利品を開き、TVを見て、雑談に興じる。TVCMで、Aカップの胸をDカップにする中国4千年の魔法の塗り薬が紹介されていた。ブルースがえらく気に入っていた。我々の目がなければすぐさま申し込んでいただろう。

 0400。日記を書き終え、風呂に入り、就寝。

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