2007.01.24

 瀧山(標高1362m)
放牧場から見た龍山

登山日 :平成18年8月17日(日)
天 候 :晴れ
メンバー :のりちん


龍山は蔵王連峰の前衛の山で、山形市内のどこからでも眺めることが出来る。(と思う)
今から約70万年の噴火の火口が現在の蔵王温泉で、火口の縁の北側外輪山が龍山なのだ。
平安時代に慈覚大師が開山したと言われ、昔は宿坊がたくさんあった修験道の山であった。
また、『瀧の山』(たきのやま)と呼ばれて、山中に四十八もの滝があり(ホントか?)
山頂に竜神を祀った雨乞いの山なのである。

登山コースは蔵王ドッコ沼から尾根歩きのコースと、宝沢から合流するコース。
温泉から龍山ゲレンデを通り屏風岩(火口壁)を登るコース、西蔵王から前滝コース、姥神コース。
他にも幾つかあるのだが現在危険のため通行不可となっていたり、すでに廃道になっていたりと興味は尽きない。
以前、蔵王からの尾根歩きコースを登ったし、西蔵王側からは冬に霊山神社のちょい先までしか行った事がなかったので、
今回は西蔵王から行くことにした。


西蔵王と言えば大山桜 静かだけど、風もない。
放牧場の大山桜 静かですネ

●登山口に車を止め、放牧場のワキを進む。立派な大山桜はここのシンボルだ。
満開になると綺麗なんだが写真撮影の人達が多いので行くのが億劫。
なので満開の大山桜は写真でしか見たことがない。

●静かな雑木林。この先に長峰林道分岐、霊山神社分岐と出てくる。
※長峰林道は、じてんこで通った長峰コースの羽竜沼の先へとつながる道だ。


龍山川源流 前滝コース分岐
龍山川源流の石碑 『前滝コース(難路)』・・・?

●龍山川源流に着く。ここまで約1時間
墓石と勘違いしそうな小さい石碑には『龍山川源流』と書かれていた。

●これから進む道には括弧書きで難路と記してある。


見にくい。。。その1 見にくい。。。その2
上を見た 下を見た

●写真撮影がヘタクソなんでよくわからない画像ではあるが、
左がこれから登る急な斜面で、右が登った所を上から撮った画像


たまらず休憩 下山は通って悪いンだど。
ちょっと一服(−o−)y− 『下山は不可』の案内

●急登は続き、所々に張られているロープが有り難い。
蒸し暑いせいもあるんだろう。大量に汗かくので水分補給はこまめに。

●やがて岩稜に飛び出し小休止。相変わらずの急登だがようやくヘラハギ山にでる。
尾根を少し進むと行き止まりのロープが・・・?
これは『下山は不可』と書かれた進入禁止の案内板だった。
こっちは登りなんで、またいで蔵王から分岐に出る。


山頂が見えてきた♪
山頂はもうすぐ。

●ようやく見えてきた山頂。分岐から15分ほどで着く。


茂吉っつあんの歌 バリカン・・・?
●山頂に着いたとたんに雲が流れてきて蔵王方面が見えなくなる。
木柱には斎藤茂吉の歌が書いてあった。

『山の峰かたみに低くなりゆきて 笹谷峠は其處にあるはや』  斎藤茂吉

歌の通りに目で山並みを追って見たかったがガスって見えず残念。
そう言えばカケスガ峰へ行った時に笹谷峠に茂吉の歌碑があったな。

●雪のない時のスキー場は、なんとも痛々しい・・・。


月山、朝日ハ見エズ
山形市内を眺めるが・・・。

●迫る雲が山頂一帯に広がり、山形市内の景色まで埋めようとしている・・・(ToT)


山頂の龍山神社 やっぱエビスでしょ!今回は黒ッス♪
そろそろメシに。 今回は黒です。

●期待してた月山、朝日遠望と360度の景色はそこそこ諦めてメシにする。
右奥に見える赤い屋根が龍神を祀った龍山神社。

●ますはビール♪ 遊びに出る時は
OR(Outdoor Research)
ミニクーラー(この形は廃盤だけど)に保冷剤入れると、どこでも冷たいビールなのだ(o^-^o)

●おにぎりを喰ってのんびり休憩したあと下山


姥神様 快適な道
姥神地蔵 気持ちイイかも。

●帰りは姥神コースを降りる。途中にコース名の由来になった姥神様が鎮座していた。

●前滝コースに比べるとすっげーラク。
じてんこで下ったらさぞ楽しいだろうナと思ってしまう。


素敵な午後の過ごし方 うがい場
放牧場の牛たち うがい場

●難なく放牧場の縁にたどり着く。何を考えているか、ただのんびりと午後を過ごす牛たち。

●放牧場の縁は長峰林道で、そのまま南に進み『うがい場』に出る。
頭から水をかぶりクールダウンしたあと、牧場内を通って登山口へ

牛以外、登りも下りも誰とも会わない静かな山行きだった。のは良いのだが、
とにかくクソ暑かった。こんな暑い日に登る自分も自分だけど・・・。
いつもは2リットルのプラティパスで余るんだけど、今回はプラス1リットルの計3リットルの水を準備。
いやぁ〜持っていって良かった。長い時間ではないのに大量の汗をかいて、大量の水を飲みました。

前滝コースは「難路」と言われるだけあって、なかなか登り応えがあった。(雨天は無理!)
さらに北側には岩稜をまいてヘラハギ山手前に出るコースがあったらしいが険しすぎて想像できない。さすが修験道の山だ。

登山口〜龍山山頂:2時間半
2万5000図:山形南部・笹谷峠



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