記事No | : 2298 |
タイトル | : Re: 明るい世界は必ず来ると |
投稿日 | : 2013/11/15(Fri) 18:57:42 |
投稿者 | : HIROMI |
> そして、私が母に人間の無常を観じて、次に求めているものとは、
>
> 「明るい世界は必ず来る」
> ああ、本当に、本当に、「明るい世界」は必ず来ると静かに力強く告げられたい。
九相図は、この夏に観た幽霊、妖怪、図の展覧会で初めて実物を観ました。
草花や虫けらと同じように人間も美しさも快活さもやがて衰え、死ねば朽ちて枯れて土に帰ってしまいます。
そのさまを目の当たりにすると、ただ寂しく或いは怖く、そこから光を見いだすことは難しく感じられますね。
でも目を背けずにいると、植物ならやがて新芽が芽吹く感動に出会えます。
虫けらなら、新たに卵から幼虫が這い出してきます。
でも人間は自分があるから、そうとは考えにくい。
自分が死んだら何にもなくなる。そんなのはいやだー。(アンパンマン?)
で、でっかい墓なんか建てる人もいる。
どこかであらたに赤ちゃんが生まれても知ったことか、と思う。
自分が衰えて、死ぬのが怖い。自分の家族や大切な人も同じ。
この誰よりも大事な「自分」のせいで、苦しくて悲しくてどうしようもない。
私はそれが堪らなくなって、殊勝にも仏さんに手を合わせたりするのです。
> でもなー。お寺へ話を聞きに来るかたがたは、
> 介護者が被介護者を「ああ、仏であります。」と、伏し拝む姿を見て「素晴らしい。さすがですわ。」と感動する事を求めて来るんですよねー。
そんなのごまかしにしか思えません。
無惨に衰えた家族を直視に耐えられないからって、仏さんだと思え、とは。
あがり症の人に、周囲の人をジャガイモやカボチャと思え、って言ってるみたい。
無茶苦茶ですわ。