2001/07/17更新
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Housing Workshop



住まいづくりその前に


設計や計画を始める前に
是非とも考えてておきたいことや、
理解をして欲しいこと、11ヶ条

1. 家を建てるとき大切なことは?
 
設計監理
施工


この2つはまったく別の役割立場です
■まず、設計監理と施工を別に考えることです。施工業者は予算の中でいかに無駄なく利益を得るかに重点を置きます。(だから悪いものをつくる、というわけではないですが。)設計監理は建主の望む建物を適正な価格で実現するための調整、建主の夢や望むものを現実的に検討します。
建主の目標と施工業者の目標のズレ、これが多くのトラブルのもとです。
設計者を自分の代理者としてあいだに立ってもらうことは建主にとって大きな利益になるでしょう。
 
2. 設計監理とはどんなことですか?
 
設計は図面にあらわされるまでの課程が大事

監理がなければ良い設計も実現は難しい
■設計とは建主の本当に望む家を理解し、図面にあらわす過程です。平面図や立面図を描くのは、設計の最後の形です。図面を書くだけでなく、考える課程が大切です。ですから打合せを大事にしてください。
それから監理というは設計事務所の中でもっとも大切な仕事です。あまり重要と考えない人も多いようですが、良い建物を作るには、満足のいく設計をし、それがきちっと行われているかをチェックして完成して行くことです。ですから設計事務所のよさはここに現れることになります。設計だけではダメですか?という人もいますが、それは大切な財産をだいなしにすることになります。
 
3. 設計事務所は小さな住宅や増改築を設計してくれますか?
 
厳しい条件ほどその力を発揮してくれるハズ ■設計事務所というと大きな建物、ビルやマンションしかやらない、コンクリートの建物しかやらないのでは?と思われがちなのです。でも実はそうではありません。厳しい条件や限られた予算のなかで、良いものをつくりたいという人のためにあるのです。厳しい条件であれば、それを逆手にとって生かし、きっと想像もできなかった素晴らしい空間と快適さを実現してくれるハズです。それが良い設計事務所。設計報酬とはその為のものです。
 
4. 設計事務所に頼むとかえって
高くつくのではないですか?
 
不明瞭な部分を少なくする役割もある ■設計といえどもピンキリです。私たちの設計では細部までキチンと考えます。その結果はもちろん良いものができるので、設計料分高くて当たり前なのです。でも、実はそうでもないのです。建築工事は金額も大きく複雑です。それだけに不明瞭な部分が多く入ります。建築家が入ることでこうした不明瞭な部分を適正なものにしていくことができます。設計料分高い、安いという前にその部分をわかっていなければ意味がありません。かえって高く出費していることもあるのです。
 
5. 小さな家だから何もできない。
設計料も高くつくのでは?
 
小さいからこそ設計を大切にするべきです ■はじめからあきらめることはありません。小さいからこそ工夫が必要。設計料を払う価値はあるのではないでしょうか。小さい家といっても金額はバカになるモノではありませんから。小さいからこそ手助けをしてくれる人を探すべきでしょう。必ず協力してくれる人はいます。その時、設計報酬は何倍もの価値を生み出すハズです。
 
6. どれくらいの報酬を支払えばいいのでしょうか?
 
タダよりこわいものはない? ■欧米や建設省通達を参考にしますと、日本の現状よりはかなり高くなります。 これは、ちゃんと仕事をおこなえばそれぐらいかかるという数値ですから高いわけでは有りません。我々の仲間が、日本の現状と、ちゃんとした仕事を行える最低限を考慮して考えています。この金額から大きく離れているときは適正な設計監理は行われていないと考えたほうがいいでしょう。一般的な住宅では10%あたりを基準と考えていいとおもいます。
 
7. 設計はサービスでやりますから
という建設業者がありますが…
 
サービスの設計とはどんなもの? ■設計は建築すべての基本となるモノです。サービスでやる設計とはどんなものでしょうか。建主にとって良いものができるか否かは設計にかかっているというのに…。設計をサービスやダンピングするということはその頼みの綱を切られたも同然です。建主の事を知らない下請けの人が描く図面が建主の為になるはずがないのです。
 
8. 良い設計事務所とは、
どんなところですか?
 
建主
 ↓
設計者
 ↑
施工者
■施工者と建主の間に入って中立の立場で判断をしてくれるところです。<それはダンピングや業者の下請けをしないところです。こういう基本を守っている事務所はそのセンスも技術もしっかりしていると考えていいでしょう。後は信頼関係が結べればいいのです。
 
9. 建築家には希望をどのように
伝えたらよいのでしょう?
 
些細なことから

打ち合せは
大切に
■インターネットも普及し、情報は溢れています。このなかで何が大切かを判断するのは建築家でも大変です。気取らずに日常の些細なことから話してみてはいかがですか。関係ないことの中にヒントは隠れているものです。そのためには肩肘張らずはなせる、コミニュケーションの取れる相手を選ばないといけませんね。
それからひとつ思うのは、話をする際に、スタイルにとらわれない方がいいということ。多くの可能性を狭めてしまうことがありますからね。漠然とした思いを伝え、イメージをお互いに共有していく、そういうプロセスが大切なように思います。
 
10. 支払いはどのように
考えればいいですか?
 
分割して支払

無理のないように
■お互いに無理のないよう支払先(施工者)とよく話し合って決めましょう。ただ、あまり自分勝手な事情では後でしこりが残ります。
一般的には契約時、中間時、引渡時各1/3が基本ですが、最初の金額が大きいとのこともありもう少し細かく分けることもあります。設計料も同様に3回程度に分けて考えるのが一般的です。
 
11. 契約は初めてめてなのですが
注意することは?
 
契約は大切に ■契約は形式だけだと思いがちですが、それは大変危険です。 また契約といった形式は信頼をこわすとさえ考えがちです。しかし逆です。契約から逃げずに、積極的に行い、契約内容を十分に確かめ不利なことをなくしていくことが大切です。 また適正な契約は仕事を鼓舞する確証でも有ります。信頼できる人とちゃんとした契約で積極的に対応しましょう。


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