ように努力します。
 また、インドの孤児たちに捧げてくださいと、30万円を私に寄託された沖縄の人もありました。サチャ・サイババ奉仕団体とハラガッパ孤児院の両方lこ割り振りして、お届けすることにします。
 また、私に過分の餞別金を送ってくださったかたがたも居られます。この誌面を借りて御礼申し上げます。
 渡印体験はなるべく多くのaudio-visualの記録を取りますので、皆さんにそれをお分けしたいと考えております。ビプチ(聖灰)とアムリット(甘露)の可能な量を持ち帰るつもりです。

9月よりあとの海外渡航について

 多くの人々から、「9月以降の海外渡航が危ぶまれるのは何故か?」という問い合わせがありますが、私には答えようがありません。ただ「そのように受けましたから」としか言えません。多くの専門家や預言者が、地球規模の社会的・政治的・経済的大動乱を予測している事実は、皆さんがよくご存じのことです。
 サチャ・サイババが「本年末までに7000人の日本人を呼び寄せる。その後は、思うようには来れなくなるだろう」と仰せになった事実はあります。
 すべてはアヴァタール=神の化身・「神人」(GOD−MAN)の掌中にあります。
 思いわずらいを捨てて、全知・全能・全在・全愛の宇宙絶対神の御心に添って、毎日を送り、同胞に対する愛を貫いて、神意を受けるしかありません。
 ただ今(4:36AM)、巨大な蜘蛛がどこからともなくやってきて、私に襲いかかりました。多少のパニックで、私はそれを追い払いましたが、今もその蜘蛛は私の周辺におります。赤ちゃんの手のひらくらいの大きさです。蜘蛛は8本脚。日本は末広がりの8の国。サチャ・サイババと天理教の5数。キリスト教の7数。神と人の9対6。仏教の4、5、8、9、10などと考えあわせ、読者の哲学を望みます。
 蜘蛛は毒を含んだりして、気味悪きもの。しかし、毒のなかにも神は「遍在」します。薬にのみ「偏在」するものではありません。
 私は今どなたかが下さったケンタッキー・ブルボンのHARPERを水8割で飲んでいます。
煙草も、夕カツカ・ヒカルさんの200本/日ほどでなくとも、50〜60本は吸っています。形は各人それぞれです。大徳寺昭輝さんを「やしろ」とする天理教祖オヤサマも、かって何度も私に「形ではないで、心やで」と教えて下さいました。
 10月10日からの地球激動には、よく心を澄ませて注視し、めいめいの人生を正しいものとしてください。


“気”で生きよう!

 思考推理の頭脳知はだんだん投lこ立たなくなります。
 右脳的な直感・直覚智(知を日が支えています)を開発しましょう。
 しかも、それはオ力ルト的な欲望を交えたものであってはなりません。
 サイババが言われるように、「欲望抜きの愛と奉仕の精神」しか、人類を救う手立てはないからです。有名な予言者や聖書や超能力者や教祖に盲目的に追随するのではなく、己れのなかの神を発見しましょう。
 そのアートマ(神我)は、ブラフマ(宇宙神)に直結し、二者不二であります。
 分断思考という二元性では、すべて追いつかぬようになります。
 『セしスタイン予言』(現在USAのベストセラー)に説かれているように、

                           −3ー
 「今は著名な旗振り人についてゆく時ではなく、草の根的庶民一人一人の身辺に起こる思いがけない出会い・発見・インスピレーションがすべてを決する時代に入っている」
のです。 
 『セレスタイン予言』は、シャーリー・マクレーンの訳者として有名な山川女史が翻訳を進めていると聞いています。日本語訳書の刊行も近いと思われます。
 “気”については、昭和30年代から、私も語り出していましたが、その後、中国の気功が流行し、河野十全氏の一連の“気”についての著述も刊行されました。最近のものでは、同氏の『“気”と時間』が人間社から発刊されています。
 どの著者・預言者が本物かという疑問について、マイトレーヤの問題があります。
 今年に入って第一回の日本テレビによるサイババ放映で、かの謎めいたマイトレーヤの素顔が出ました。私は彼を偽キリスト・ANTI−CHRISTと見ましたが、サチャ・サイババはもっと高次元から、「神は一つ。いかなる者にも神は実在する」と最近お説きになり、ホンモノ・ニセモノ論争に止めをお刺しになりました。
 要は、自分の内心の浄化・聖化・神化しかないのです。
 「己の目のうつばりを除け」と2000年前lこ、イサ・キリストは喝破されました。うつばりとは「柱と柱の上に渡し、棟の重みを受けて、屋根を支える巨材」のことです。日のなかの塵どころではありません。されば、湾岸戦争のころ、或る日本人青年がサチャ・サイババに「あなたほどの能力がありながら、湾岸の惨事をお止めにならないのはなぜですか?」と質問したとき、スワミは「君自身のなかの戦争はどうなっているの?」と反問されました。
 地球世界がたとえ壊滅しようと、あなたの“気”が神と一つであれば、それでいいので
す。私が紹介した『教皇予言』も、このゴールに気づかせるためです。「物欲から離れて隣人愛(アガペー)に生き、金儲けと出世のために雲集する都会から離れて、農業を大本とする田園生活に生きなさい」とするイエスとマリアのお言葉に嘘はありません。
 “気”にも、欲望にまみれた「邪気」があります。
 “気”を商売の種にする人々もいます。
 堆−の「真気」は神の“気”です。これを私は「神気」と呼んでいます。
 人間の欲望に奉仕する“気”は、地獄行きの「邪気」です。


「イチ」に包まれよう!

 全知・全能・全在・全愛の宇宙絶対神の無限愛は「一つ」です。
 今年は日本ではイヌの年。イヌはワンと鳴き、ワンはONEに通じるという語呂合わせは日本人にしか通じないでしょう。
 それはそれでいいのです。シェークkスピアはpun(言葉の洒落)の天才でした。
 それは言霊(ことだま)の極意にも繋がります。
 出口王仁三郎もこの点の達人でした。
 谷口雅書は、その昔、「近眼はチカメだ」の一言で、聴衆のなかに居た一人の青年の近眼を治したことがあります。もっとも、彼は自分の老眼をその「手」で自己弁護しましたけれども。
 ニセモノと見える教祖やグルが輩出するのは、末世の兆候です。
 にもかかわらず、神は一つ。万人・万物・万象を組み込んで、神の壮大な宇宙劇は進行
しています。これを「神芝居」と私は呼んでいます。終わります。

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