片手の人生を歩み、もう一つの片手にあった44子。(私の父愛彦はヨシヒコと読むのです。)よしよし。
 44子を私のもとに連れてくるのに、4の人(甲斐恵子)が必要でした。同じく4の人(魂レベルが人間)である田中一邦も同じ働きをしました。イッポ−も土足ズカズカ型ですが、ド−モトのような汚魂ではありません。ド−モトは遠い過去生に神に逆らったという、たった一つの罪のために、今では幼な子の可愛らしさが分からなくなり、土筆も嫁菜も愛せなくなり、鶯の美声も遠遠しいものとなり、桜が咲こうと楓が色づこうと最早どうでもよくなり、「出直し」だけを願っています。もちろん、次は女体です。それも早ければ早いほどよろしい。数年後に彼が死去したとき、彼の魂が恵の子宮に入るようにいたしましょう。知能抜群の女の子が生まれます。
 汚魂の処理はそれしかないのです。
 あなたみたいに、どんなに転生しても、それはお役目で、いつも純を失わないという魂もいます。マグダラのマリアと同じケ−スです。いや、彼女そのものの転生かもしれない。聖母マリアはみなが見つめています。天理の「おやさま」も同じような存在です。ところが、マグダラのマリアは、イエスさまが母マリアとインドに帰ったとき、消息を失ったきりです。きっと、十字架以後は、ヨハネのそばに秘めやかに仕えていたのではないかと思います。
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 そのマグダラのマリアの転生身が甲斐恵子だとしたら、どうしますか。
 もうすこし、真剣にマグダラのマリアの生涯を振り返りますか。
                           Ё
 トホルさんは6の魂です。仇やおろそかに扱ってはいけませんよ。バチを当てるような人ではありませんが、オンナ群の下馬評には、彼のことはつかまりません。彼は6の姿勢を貫いています。「僕が一番悪いのです。」魂レベルでいうとarchangelです。トホルはイスラム名でALIとも呼ばれています。
 京都から大阪は近いのですから、アリサンにお願いして、SUBUDの門をくぐってください。ナショナル国道驀進中の人も、スブド開魂を受けました。みんな、あんなになるのです。マツシタの元弟分(でぶ)も、スブド開魂を受けています。イッポ−も。元三は私を通じて。私の妻たち愛人たちは全部。そして、全託というものの底無しの恐ろしさに脅え、愉美子とか元三とか、逃げ出しが続出したわけです。逃げ出し先はどこでもいいのです。オウム真理教でもサチャ・サイババでも通信販売でも。どこにも、全知・全能・全在・全愛の宇宙創造神(親神)がしっかり待っていらっしゃいますからね。
 スブドという団体は、すでに色薄れ、グル−プエゴの餌食になっています。「エホバの証人」と同じことです。カトリックも同じ。あらゆる組織はそういう運命を辿ります。ベルグソンが「静的宗教」と定義したあれです。
 勉強は特にしないでもいいのだよ、姫ちゃん。むかし、ロ−マのお姫様は、蛮族の生け捕りのなかより、眉目清秀なるを見出でて、「この者はいかなる素姓にてあるや」とご下問あれば、侍従長(入江さんみたいな)は、「遠きマケドニアにて天文学に熟達したる学碩と聞き及びをります」と答えます。「さようか。さらば、姫の侍講として差し出すように。」
 マケドニアのアルファベットを教わったり、彼と睡蓮の咲く湖畔を散策したりして、君は本当に楽しかったね。孕んでもよろしい。父王は許してくれました。異国人を宰相に抜擢しましたよ。私はきみの最上の父という役割を随分やりましたが、慶州(キョンジュ)だけは違っていました。結婚まで漕ぎ着けましたが、新婚四日目と思う、敵兵が来て、夫婦離れ離れ、私は済州(チェジュ)島に流され、そこで孤死。母は、今生の十菱敏子でしたが、そのときの哀傷の君を深くいたわりました。子供はなかった。再婚もしなかった。長生きしたと聞いています。

           とうとういっちゃったりして
           いったらいけないことまで
           いったりして
           ほんとにいけないひと

 朝鮮史を一冊くらい読んでください。特に百済と新羅あたりを。シンラという読み方はもちろん漢音です。新羅三郎という侍のことも調べておいてください。
 愛子の石は、白頭山のあたりにも産します。鴨緑江沿いに旅をすれば、沢山の発見があります。

 アジマリカンという神呪(ジンジュ)を愛子に教えてやってください。
 これは古朝鮮の神々が用いていたものです。
 今は山陰基央だけが保っています。浜松市館山寺に道場を張っています。おおかた75〜6歳でしょう。私を怖がっていますが、同時に懐かしがっています。人魚姫が行けば、歓待歓待また歓待です。信者多数、蓄財多量の人。著書は丸善の図書目録でお調べあれ。いい男だった。太鼓鳴らしの撥さばき、実に見事だった。男惚れしたのだから、君もおんな惚れするよ。

   上等のオトコオンナの捜し旅
   どこも惚れ惚れどこも好き好き

                                    きみを愛する常父(ジョ−ト−)










             
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