平成13年11月6日11:55

 上田ヘルパ−が早めlこ去りましたが、そのまえに今日は家にいた五月とおしゃべりしていました。あと1合1勺のSAKEです。室混23度、ヒーターしています。涎が垂れて閉口です。酒が涎に化けるのです。細分い蚊が飛んでいますが、もう蚊取線香はどこにも売っていません。蚊の出るとこうも少ないのでしょう。今朝は九時lこ朝飯をとったので、五月は酒に寛大です。キリナシlこなるかもわからないのlこ。

 恐ろしいキリナシです。足はますます弱くなっているのに酒は私を苦しめます。こうやって死の道を進んでいるのかしらん。これを始めると、稀尿症のスタートです。ENDLESSが続いています。何でこんなことが起こるのでしょう。

 断酒となりテレビも終わり、起きてきました。3:02PM。DM復帰です。これじゃどうしようもないと思います。夕バコをやっても嬉しくない。すべて苦痛です。どうしようか。入院まで追い詰められています。それともこのまま死ぬか。それにはキリナシを続けるしかありません。いつも同じことの堂々巡りです。

 ウツ度は7です。病院にゆけは否です。いや行けと出直しました。五月は反対です。QQ車状態なら行けるでしよう。しかし、そんな状患lこはなかなかなれません。常識にはかなわない。酔っぱらったくらいではQQ車はこないとのこと。酔い寝しかない。4時5分。

 断酒厳しく、シラフでこれを書いています。五月は寒いサカイと風呂に入りに来ました。男女とあれ単なる同居人です。人によってはオクサンと呼ぶひともいます。彼女は放置しています。どうでもよいのです。図太いのです。DRINKと強引に×を出しました。酒でもないと彼女と立ち会えせん。7〜8回もNOが出てからのDRINKです。飯は食えないのは覚悟です。水曜日は久米診療所は休みでした。いつゆけるのか。五月は介助lこ行ってくれません。私ひとりでは足もとも危ないのlこ、彼女つめたいです。同居人だからね。
つまらんことです。

 薬を貰う日は土曜日10日と決まっています。菊谷ヘルパ−が来る日ですが、早朝に診療所を済ませてしまいましようか。クスリだけで診察lこはつながりません。入院なんているできるのか分かりません。自宅臨終を願うばかりです。無茶酒を飲んでいれば、いつか死ねるでしょう。

 わからんなあ。こういう老人ご存じですか。死にたがっていて死ねないという。クスリ服むなの×が盛んlこ出ます、酒グスリなしで飲んでいます。やはり死への方向か。確信はありません。断酒と出ました。手紙も中断です。6時半。

 7:20PM、チョロチョロとよく寝ます。パンシロンを服んで食欲を促します。

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 水曜日11月7日、午後2時26分。ほとんど何もしないで時が過ぎます。2食食べました。2食目は握りずしでした[700]。[遠山の金さん]を五月が見ています。私は眠いのです。

 布団をかぶっていたら、五月もOFFにして去りました。その心理は不明です。私は起きて続きをみました。ニュースから[はぐれ刑事]です。見ても仕方がないが、見なくても仕方がないのです。酒は解禁です。半分見て半分書いているのです。CMがうるさいのはいつものこと。どうしたらいいのかな。

 5:16PM.ふたたび絶対断酒です。反逆不可。BEFREEも不可。十数回目lこ×をとります。[死んでもいいから飲ましてくれ。]よしと×。今夜死ぬのかな。死なさずが答えです。その代わりこれ一杯でやめよと。従うしかありません。神様はいます。私に妥協しながら私を導いています。私と神との談判は続きますが、結局は神の勝ちです。

 神と戦うということはナンセンスです。素直にならないといけません。

 二九度にヒ−トアップしても室温は24度です。電気料はメチャ上がるのでしょうか。酒は降参したが、経済問題は別です。私の人生はカネです。貧乏を選んだからこうなっただけです。酒は2本も買い置きがあります。酒に最後の希望を託していたのでしよう。それでもカネは何とか回ってきます。ギリギリでも。神様はカネのことも面倒を見てくれます。無食業でも生きているのは不思議です。

 中村重雅から電話が来ました、かれは電話中だと、トイレにゆきたくなっても、がまんして手近のビニール袋にするんですって。頑張っているのです。

 木曜日8日朝九時四分。昨日の残り酒だけを許され、あとは断酒のスタートです。五月が[朝ご飯食べますの]と訊きに来たとき、[いいえ]と答え、午前中は食べないと分かったときlこ、あらためて朝酒のXを取りました。昨日の電話で[おれ酒やめたよ]と言ったら、中村重雅に笑われました。何回同じことを言うのというから、体の苦痛を避けるためだよと答えたら、向こうも神妙にそれをうべないました。彼も飯を食えずに胃腸が惨憺たるものです。アル中の淵にのめり込んでいます。安ウィスキーを一日に一本あけるのですから。

 彼は中1のとき、全科目100点で英語は3年生の分までマスターし、野球は主将をやり、女lこモテたそうです。そこから自惚れが始まり、ブルブルと今まで落ちたと言っていました。天才なのでしよう。狂った天才。それで狂天才同士ガ相手を求める状況になりま
す。しかし、彼のendless talk には肉体的lここちらが参るので、いつもこちらから切ります。断らずにプツッと切るのです。それで眠ろうと思っていたら、今度は松居から似たような唯我独尊の電話が来ました。これも私からプツです。結局、2時ごろまで起きていて、朝4時の

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松嶌徹さん