最終更新2003年8月30日

雑記帳(2003年7月)


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8月30日  午前中作業をしようとキャンパスに向かったのだが建物が閉まっていた。仕方がないので帰宅。出鼻をくじかれたので不貞寝。午後に気を取りなおして作業してます。
 今日から1週間アイルランドに行ってきます。今までの旅行は全てオール車での移動だったのだが,今回は飛行機を使います。フェリーを使って車で行くという選択肢もあったのだが,時間がもったいないのと,飛行機+レンタカーの組み合わせが安いので飛行機に乗ることにしました。飛行機はExeterからBelfastまで税込みで1人往復77£(約15,000円)。レンタカーは1週間で144£(約28,000円)。
 ということで,次回更新は9月6日になると思います。
8月29日  世界陸上の末続選手,祝銅メダル。スタート前に何度か注意を受けていたのと,アジア人というモノめずらしさ,スタートのユニークさ,そして末続選手に100分の1秒差で敗れメダルを逃したのがイギリス人だったこともあり,BBCに何度も映ってました。アナウンサーが「彼の実力には当初疑問符がついていましたが,それもなくなりました」と言っていたのはちょっと頂けないが,結果的に疑問符も取れたのでよしとしよう。
 今日は午前に農場調査。雨が降り気温が低かったこと,ふかふかのソファーに座らされたことが重なり,インタビューが終わる頃には,「腰が立たない」状態に。何とか帰ってきたものの,やばいなあと思っていたら,午後から天気がよくなり気温も上がり,ストレッチをしたら楽になり,大学に行って作業できるまで回復。気温が低いと筋肉が固まって痛みが増すようで。これでもまだ30歳(苦笑)。肝心の調査の方は,面白い結果を得られました。今回のような事例を続けて調査できればスムースに論文が書ける。と思いつつ,夜に一軒に電話してアポを取ろうとしたのだが,来週に持ち越しに。今回の調査は長期戦です。
 今日の一枚を更新。一昨日に訪問したBictonカレッジの写真です。
8月28日  世界陸上の末続選手,決勝進出やりましたね。日本は深夜ですがこちらはゴールデンタイムなのでじっくり見ました。準決勝の隣のレーンがイギリス選手だったこともあり,末続選手は結構マークされてました。なんでも「This Japanese is dangerous」だそうで(笑)。
 ここしばらく懸案だったデータの分析がようやく一区切り。1つのことを言うのにどういう図表を示せば説得力が出るか頭をひねっていたのだが,現時点では満足するものができました。ただし,これも論文の中の論旨展開の1つに過ぎないことを考えるとまだまだやることがたくさんある。あー腰痛いのに。
 腰痛について,励ましやお見舞い,脅し(笑)などありがとうございます。一進一退の状況が続いていますが,ストレッチを欠かさず,あまり長時間椅子に座り続けないようにしてます。
 明日は農場調査1軒。あまりにもあっさりOKしてくれたので,ちゃんと応対してくれるか若干の不安あり。調査票も手直しした量が増えてしまったし・・・。まあボチボチやっていきます。
8月27日  農業カレッジにインタビューに行ってきました。自分の滞在しているSeale-Hayneも農業カレッジといえばそうなのだが,今日行った所は日本の農業大学校に近い位置づけのところ(卒業時に授与される資格は学士ではない)。ここの先生と10時にアポイントを取っていたのだが,受付に行った時点ではまだ来ていなくて,代わりのスタッフが対応してくれた。が,受付の人も代わりのスタッフも俺が来た理由をよく分かっておらず,面接に来た入学志望者として扱われた(おいおい)。つまり,相手は自分をインタビューするつもりだったのだが,実際には自分がインタビューする側。
 インタビュー自体はそこそこうまく行きました。自分の研究テーマとの絡みでは,卒業生の進路が興味の中心。数字的なデータをもらえるかが肝心の部分だが,これはお願いだけしてきたのでどうなるかはまだ不明。帰りにランチを食べに寄った近くのパブがなかなかよかったのが一番の収穫か(笑)。
 やはり大学に行かないと腰の状態はいいような気がします。明日は大学に行くのですこし不安(笑)。
8月26日  そろそろ火星が近づくとあって日本は盛り上がっているようだが,こちらではあまり話題になってない。同僚に話題を振っても「ふーん,そんなに近づくなら月みたいによく見えるの?」。近づくとはいえ観察しようと思ったら望遠鏡が必要→望遠鏡は高いから買わない→肉眼では違いはわからない→興味なし,という思考回路らしい。
 腰痛はだいぶ治ったと思っていたのだが,大学で1時間ほど作業したら悪化。どうも大学の椅子は腰に良くないらしい。一旦家に帰り,湿布を貼り,かみさん指導の下ストレッチをしてから大学に戻り作業。明日農業カレッジに質問に行くので,その準備。もちろん大学でもストレッチ(大げさなのは無理だが)。
 昨日農業金融機関に質問メールを出したら,すぐに返事が来た。まあ内容が単純なので答えやすかったというのもあるのだろうが,この国でこういう迅速な対応に出会うと心底感動します。
8月25日  気が早いのだが,年末に本格帰国する時にこちらで世話になった人たちに渡すお土産を選定。来月に一時帰国した時にお土産を買って英国に持ち帰り,年末の本格帰国直前に渡すという計画なのだが,一時帰国中忙しくて買う暇がなかった場合を考慮し,あらかじめ通販等で手に入れられるものは購入して実家に送付しておき,一時帰国したときはそれをスーツケースに詰め込むだけにしようという算段。通販では手に入らないものもあるので全部という訳にもいかないが,ほぼ完了。お世話になった人それぞれが喜びそうで,かつブツがかぶらない様に,と色々考えるのだが,こういうのに気を使うのは日本的か。それにしても,帰国時のお土産を考えないといけないとはなんとも寂しいというか,あせるというか(苦笑)。
 腰痛は,かみさんおよび友人からのアドバイスもあり,今日はベッドで横になり本を読みながら過ごしました。3連休も今日で終わりなので,明日から職場復帰。今の感じだと大丈夫ですが,油断は禁物,注意します。 
8月24日  かみさんが朝から友達と出かけていったので,留守番。天気もよかったので,洗濯に精を出す。
 あとはのんびり本でも読んで・・・と思っていたのだが,F1やら世界陸上やらテレビばかり見ているうちに一日が終わってしまった。
 腰はだいぶよくなりました。明日もう1日休めば,火曜には通常通り出勤できるでしょう。
8月23日  午前中に芝刈り,洗車,窓掃除。すると腰が・・・。ここ2週間ほど腰痛だったのだが,悪化させたようで。
 普通にしている分にはなんともないのだが,座った状態から立ちあがろうとする瞬間と,立った状態から屈もうとする瞬間が痛い。ここしばらく,ロクな運動もせずに一日中座ったきり,という生活を続けたせいか。かみさんの友達が遊びに来たときになんとも情けなや。
 幸か不幸か,両親が遊びに来た時に大量の湿布を置いていったので,それを貼って安静にしてます。
8月22日  英国は明日から3連休。来週月曜がBank Holidayという名の休日のため。この3連休の間,主要な鉄道路線が部分運休してしまうあたり,さすが英国というべきか。線路工事のためなのだが,さらに凄いのは,この3連休では工事が終わらないことが明白らしい。つまり,連休が明けても電車は動かない。代替交通機関も十分でない。そこで鉄道会社の推奨は「火曜も仕事を休みましょう」。ほとんど冗談かと思うような話。
 仕事の方は,今日も手は動いているがアウトプットがいまいち,という状態。この週末はかみさんの友達が遊びに来るので,夫はお留守番係。3連休中に事態を打開したいところ。
8月21日  キャンパスにある大量のヘッジ(生垣)がカットされてきれいになった。ヘッジがカットされると,新学期が始まるという気分になる。新年度までまだ1ヶ月近くあるはずだが,ヘッジがカットされたということは,もうそんなに伸びないということで,つまりはそろそろ夏も終わりということか。
 ボスが休暇中ということもあり,同室のスタッフは余裕かまして昼食はパブに出かけたりしていた(そうすると2時間は帰ってこない)。一方の自分は留守番。手は動いているのだが,なかなかアウトプットが出てこない一日。論文を書いていると何度が壁にぶつかるのだが,今回は2番目くらいか。ボチボチやっていきます。
8月20日  図書館でどうしても見つからない資料があったので係の人に聞いたら,自分の知らないコーナーを教えられた。もう1年もいるのに図書館の中にまだ知らない箇所があったとは。
 予告どおり,今日は図を1つ作りました。その図からのインプリケーションが色々出てきそうでどうしようかと思ったが,とりあえず放っておくことにした(笑)。この図を作るために,今日はコーヒーブレイクの時間もランチの時間もパスして作業をしていたら,同室のスタッフが「今日はジャパニーズ・モードか」。彼らによると,ジャパニーズ・モードとは朝6時から深夜まで働くことらしい。かく言うスタッフも5時を過ぎてもパソコンに向かっていたので,「働きすぎは良くないよ」と突っ込み返したら,「もう仕事は終わって,旅行の計画立ててるんだ」。
 こうなったらしばらくジャパニーズ・モードでいきます。
8月19日  朝,いつものように大学に向かうべく家を出たのだが,大通りに出る直前の道路をふさぐように車が止まっていて,4つのドアが全て全開,人影もなく,内部は焦げたような状態で放置されていた。当然通り抜けもできず,やむなく違う道を使ったのだが,現場はUターンする車で若干の混乱が。夕方にはなくなっていたのだが,何だったんだろう? イギリスはテロ危険度ランキングで第10位らしいから,こういうのは不気味。
 今日はデータインプット作業。意外に時間を取られて完了させることができず。ここまで時間をかけて打ち込んだところで,実際に使用するときは図表1つで終わってしまうのだが。まあこういう苦労を経ないとなかなか論文にはならないので,明日も作業を続けて,図表1個完成させます(苦笑)。
8月18日  朝早くに出発して農場調査へ。英国では郵便番号から家が特定できる仕組みになっている。したがって,農場に行く時は郵便番号を聞いて,その郵便番号を地図サービスのHPでチェックして場所を特定してから出かけるわけである。もちろん,多少の誤差はあるのだが,少なくとも農場の近くまでは行けるので,わからない場合はそこから電話すれば何とかなる(今まではそれで何とかなった)。
 今日も同じように,それと思われる場所まで行ったのだが,うまく農場が見つからない。ならば電話しようと携帯を見ると圏外! 聞くべき人もいなくて困っていると,そこに通りかかったのが郵便配達の車。配達人は当然知っていて,親切に教えてもらいました。なんともラッキー。
 肝心の調査の方は,想像していたのと違った事例(パートタイムで農業をやっている人で,主な収入源は農外従事とB&B)で調査の仕方に少し苦労したのだが,後継者の就農をきっかけに経営を大きく転換していて,こういう事例を5年後,10年後に再び訪れて話を聞くと面白いだろうと思った。まあ,10年後に再び調査するためには,10年後まで研究者としての身分を確保していなければならないが・・・
 農場がCornwallにあったので,帰りはDartmoorルート。荒原のど真ん中にあるPrincetownという街も初めて訪問。ここは刑務所が有名。車を降りたついでにお金を下ろそうとロイズ銀行に行ったら,「毎週水曜日開店」と書いてあった。つまり,週1回だけ開くらしい。最近は英国の他の地域への遠征が多かったのだが,Dartmoorの奥深さも改めて感じた次第。探索せねば。
 今日は旅ログを更新。
8月17日  無事に帰宅しました。今回は2泊3日と短い旅行でしたが,よく歩いた!という感想。宿も「当たり」だったし,天気もよかったし,ラッキーでした。難を言えば,じめじめしたムーア(荒原)を歩いていたときに,ミッジらしき虫に大量に刺されたこと。かゆいことこの上ない。
 帰宅後は,明日の朝一で農場調査があるのでその準備をしてます。ということで,今日の雑記帳も手短に失礼。
8月14日  昨夜HPをアップした後,夜10時半頃だろうか,見知らぬ女の人が訪ねてきた。なんでも,うちの近所にあるらしい友達の家に遊びに来ているのだが,うっかり番地も電話も控えずに出かけてしまった。帰ろうにもどこの家だかよくわからない。11時になったら家に入れなくなってしまうので外で寝なければならない,という。我々も馬鹿正直に一緒に探してあげたのだが,結局わからず,彼女がうちに泊めて欲しそうな口ぶりになり始めたので,「この公園の周りのどこかにあるはず」と言い残して帰ってきた。その間ずっと,本人は家にたどりつくための手がかりを思い出そうとするでもなく,友達の悪口を言っていた。パニックになってしまったのか,それともああいう言い訳をして人の家に泊まろうとする新手のホームレスか。その後見かけないので謎のまま。
 かみさんが先日スーパーで「ガソリン2ペンス割引券」をもらってきた。リットルあたり2ペンス(約4円)割引。どうせならたくさん入れた方がお得なので,しばらくガソリンを入れなかったのだが,明日長距離を走ることもあり今日給油。35リットル入れたので,合計70p(140円)のお得。ちなみに最近のガソリン価格は約75ペンス(150円)なので,多少割引してもらったところで高いことには変わりないのだが。
 今日は諸論文の作業。図書館から資料を借りてきたり,データのインプットをしたり,で一日が終了。夜は農場2軒に電話してアポとり。この時期は農作業が忙しいこともあり,2農場ともまた電話し直すことに。うち1軒からは「10月だったらいくらでも時間が取れる」とまで言われたので,10月にまた電話します。農業経営の調査をしていると,こういう時間待ちは当然起きるので,今回の農場調査(それを元に書く論文)は気長に取り組みます。
 ということで,本日ガソリンが満タンになったので,明日から3日間ほどYorkshireにドライブに行ってきます。
8月13日  湖水地方のKendalという町にある実家に帰省(というのかな)していた同僚が戻ってきた。お土産に「Kendal Mint Cake」というのをくれた。なんでも,伝統的な甘いお菓子らしい。裏には「1953年にエベレスト登頂に成功したヒラリー卿が頂上で食べた」と自慢気に書いてある。パッケージを見る限りチョコレートのようだが,家に持って帰ってかみさんと中身を見て唖然。なんというか,砂糖の塊。板チョコが砂糖で出来ていると想像してもらえればわかるだろうか・・・。1かけら食べたらコーヒーが飲みたくなった。さすが登山必携の食べ物。
 現在,書きかけの論文が3つある(苦笑)。うち1つは一応形にはなっているが,残り2つはまだ手をつけたばかり。今日は,この3つの論文の作業を少しずつ進めました。夜は昨日「明日の夜連絡してくれ」と言われた農場に電話したのだが留守。明日またチャレンジします。
8月12日  昨日掃除のお姉さんから「明日と明後日は朝に床をワックスがけをするので,9時まではオフィスに入れない」と予告されていたため,今日はいつもより20分遅れて8時50分に家を出て,計算どおり9時過ぎにキャンパスに着いたのだが,「湿度が高くてまだ床が乾いていない」ために20分ほど入れなかった。こういう時に「9時には入れると言ったじゃないか」と食って掛かるのではなく,控え室でコーヒーを飲みながら新聞を広げ,作業が終わるのを気長に待つのがこの国のスマートな対応。ま,明日はもう20分繰り下げて家を出るつもりだけど(笑)。
 昨日書いたとおり,今日のタスクは農場調査のアポとり。9軒の候補のうち1軒は電話がつながらない(うんともすんとも言わない)ので断念,残り8軒に電話。うち1軒は結局連絡がつかなかったので明日またチャレンジ。
 結果を言うと,調査OKで日時も決まったもの2軒,基本的にOKで日時は追って決めるもの1軒,忙しいので改めて連絡して欲しいと言われたもの3軒(再連絡は明日・来週・2週間後と様々),実質的に断られたもの(「今忙しい」と言われ,「いつ頃比較的暇になるか」と聞いたら「2〜3ヵ月後」と言われた)1軒,という戦績。まだまだ予断を許さないものの,目標5軒に対しまずまずか。再連絡する農場も,3軒のうち2軒は好意的な応対だったし。
 それにしても電話は相変わらず苦手。知っている人と話すときも緊張するのだが,初めて話す人となるとなおさら。「顔が見える」ことがいかに大事かを改めて痛感。
 今日は「生活編」を少し更新。
8月11日  気温の続報。結局,昨日はケント州で38度までいったのが最高記録になったらしい。ちなみに今日も暑かった。我が街の最高気温は昨日と同じ29度。ただし,雲も出ていたので昨日ほどではなかった。でも暑い。
 今日の作業は,農場調査に向けた質問票作り。今回の調査テーマではまだ1軒もアポ取れてないのだが,「明日来い」と言われてもすぐに対応できるように準備万端にしておきました(笑)。何軒アポ取れるかは明日以降の課題です。この手の調査をする研究者が周りにいないので,頼るべき人もなくいつも自力。もちろん,こちらの研究者も農場への「掘り下げ(depth)」インタビューをやるのだが,なぜか「電話インタビュー」。例えば,今うちのボスが官庁から委託されたプロジェクトでは「農場1,000軒に電話インタビュー」するらしい。数を10分の1に減らす代わりに現場に足を運んで話を聞いた方が有意義だし,そもそも電話インタビューじゃ「掘り下げ」にならないと思うのだが。
 と英国の調査法に文句をたれる前に,農場のアポをとらないと話が始まらないので頑張ります(目標5軒)。
8月10日  英国の観測史上最高気温は37.1度だったそうだが,今日その記録が更新された。Heathrow(空港でおなじみ)が37.9度,ロンドンも37度を超えたらしい。我が街Newton Abbotも29度まで上がりました。暑い暑い(といいつつ,今日は外に出てない(笑))。家の前の公園ではビキニを着たお姉ちゃんが転がっていた。それにしてもイギリス人は本当に日光を浴びたがる。
 今日は一日かけてパソコンのファイルを整理してました。いつかやらねばと思いつつ,ちょっとひどい状況だったので一念発起。なんとか片付きました。
8月9日  午前中に大学で作業。帰宅後に洗車して,午後からはのんびり。
 最近発見したのだが,実は英国でも大リーグ生中継をやっている。夜0時とか1時開始とスタートが遅いのと,必ずしもヤンキースの試合を中継するわけではない(あたりまえか)という条件付ながら,この度ようやく動く松井を見ました。といっても,英国では野球はマイナーもマイナーなスポーツだが(意味もなくヤンキースの帽子をかぶっている人はよく見かける)。
 久しぶりに「今日の一枚」を更新。昨日のホームパーティの様子。
8月8日  金曜日ということもあり,大学にいるスタッフの数はいつもにも増して少ない。
 今日は,自分の書きかけの論文(今までとは違うやつ:書きかけが何本もあって恐縮です)に必要な先行研究のレビューをしていた。訳あって,英国農業の現状を書くのに20世紀初頭のアメリカについての論文を読んでいるのだが,なかなか面白い論文だった。
 夜はスタッフの家にお呼ばれ。総勢7名が参加したのだが,気がつくとアジア人は屋内,イギリス人は野外。自分は最初屋外にいたのだが,あまりにも寒いので屋内に退避。昼間は暑いのだが夜は涼しい(というか寒い)。熱帯夜とは無縁という意味で,いい夏をすごしてます。
8月7日  書きかけの論文についてボスとディスカッション。本当ならボスは事前に渡した論文を読んでいるはずだったのだが,読んでなかった。ここら辺はしっかりリマインドしないといけないことを悟った次第。状況は国を問わず変わらないようで(笑)。とりあえずはもう少し整理しないといけない論点を確認したのと,どの雑誌にいつまでに投稿するか,という具体的な話になってきた。
 今日も暑い。暑いので,コーヒーショップでの教官同士の会話も暴走気味。今日のネタは「自分が採点した卒論でひどかったもの」。実名を挙げて○○の卒論は14点だった,いや俺は××に7点をつけたことがある。などなど。とても学生の前ではできません(笑)。
8月6日  今日も暑かった。記録更新とはいかなかったが,今年最も暑い日。
 スタッフとの談笑中,大相撲ロンドン場所の話になった。10年ほど前の話なのだが,彼が記憶している力士の中に,ニックネームが「パンダ」だったのがいるとのこと。曰く「クラスが上位だった」らしい。調べてみたら大乃国のことだった。初めて知ったけど,もしかして有名?
 書きかけの論文(最近いろいろな論文が出てきて恐縮だが)についてボスがコメントを書いてくれたのだが,手書きということもあって判読不能。やむなく周りのスタッフに聞いたのだが,結局英国人4人がかりでも,1単語がどうしてもわからずじまい。俺の判読力というより,ボスの字が汚いことに問題があるようだ。
 今日はその論文をブラッシュアップする作業と共に,昨日仕上げたペーパーを学会に発送,それに新たに農場調査に取り組むべくお願いレターを発送。平行していろんな作業が走っています。
8月5日  晴れたり雨降ったり不安定な天気。相変わらず「熱波」は続いていて,明日は最高気温の新記録が生まれるかもしれないらしい。
 夫が大学で仕事をしている時に,かみさんはテレビでレアルvsFC東京を堪能したらしい。日本は相変わらずのベッカム人気のようだが,かみさん曰く,試合には出なかったが「ジダンの方がハンサム」らしい。ただし,アップかつやや下方から見るのがコツらしい(笑)。
 一方の自分は,ここ数日続いていたショート・ペーパーとの格闘がようやく終了。とりあえずほっとしたのもつかの間,次の仕事にとりかからねば。一時帰国までの2ヶ月弱,基本的にはこういう毎日が続きそうです。
 今日はなんでもHow Muchを更新。7月分の家計簿データをアップしました。
8月4日  今日もいい天気。暑すぎるくらい。おかげで各地で鉄道が混乱。まあ英国の場合何もなくても鉄道は止まるのだが,「熱波」で線路が危険なために速度が規制されたらしい。といってもせいぜい33度くらい。これで鉄道が止まるんなら日本は夏に電車が走らない(笑)。
 キャンパスのスタッフの中にアメリカ人がいるのだが,今日は彼のアメリカン・ジョーク炸裂。コーヒーショップで彼と一緒になって,しばし話していたら,彼が知っている日本語の話になった。彼が唯一知っている言葉は「もしもし」なんだそうだ。彼は「電話に出ても『もしもし』しか言えなかったら愚かだよね。でも俺が知っている電話に関してもっとも愚かな人間は,夜中にかかってきた電話を寝ぼけ眼でとったつもりが間違えて電話機の隣に置いていた銃をとって,電話に出たつもりが銃で頭を撃って死んじゃった奴だな」。っておいおい。
 ここ数日間,「今日こそ完成させよう」と思っているショートペーパーの作成,今日も終わらず。一応進んではいるのでよしとしよう・・・
8月3日  日本も梅雨明けだそうだが,こちらもすこぶるいい天気。ということで午前中は洗車と窓掃除,それに洗濯,午後はかみさんは庭に椅子を出して本を読んでいた(もちろん木陰で)。自分はお仕事。頭の中で出来上がっているものをきちんとした形にする作業のつもりだったのだが,改めて調査ノートや統計を見るとひっかかるところ多数。アウトプットをもっと強く意識しないとインプットや構成も甘くなる。
 我が家の庭にアリの巣があるのだが,夕方に大量の羽アリが飛び立っていった。なかなかの光景。かみさんと2人でしばし観察。平和な一日であった。
8月2日  ここ1週間ほどずっと雨続きだったのだが,今日は久しぶりに快晴。
 夕方までは家でのんびりと作業。隣の人がヘッジ(生け垣)を刈っていたので,かみさんにヘッジカッターを借りてもらって我が家のヘッジも刈ったのだが,このヘッジカッターの振動がすごくて,刈り終わる頃には握力ゼロに。
 今日は旅ログを一部更新。スコットランド旅行の旅程だけアップ。
8月1日  すでに8月2日朝です。昨晩うっかり更新を忘れました。
 昨日は午前中にプリマスへ。プリマス大のメインキャンパス図書館にしかなく貸し出し禁止の資料(つまり統計)をコピー。昼過ぎには自分のキャンパス戻り作業。今日中にショートペーパーの作成を終えることが目標だったのだが,そうはうまくいかなかった。というのは,1990年と最近の統計データを州ごとに比較しようと思ったのだが,90年代後半に英国では州の再編が行われていることが判明(つまり10年前と今とでは州の指す範囲が異なる)。再編プロセスをチェックしてデータを組み替えたり,州によっては比較をあきらめいといけない。
 夜は,先日レスターでお会いした日本人の先輩ご家族がTorquayに遊びに来たので,Torquayのレストランで会食。夫婦ともどもご馳走になりました。
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