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からくり砂絵/都筑道夫 |
1972年発表 角川文庫 緑425-24(角川書店) |
*1: 観客の目の前で事件が起きながらもミステリとして成立し得る“舞台上の殺人”は、以下のように大別できるかと思われます。
[1] 犯行が観客に認識されない(不可能状況)――例:H.マクロイ『家蝿とカナリア』、C.ブランド『ジェゼベルの死』
*2: 例えば、西澤保彦『殺意の集う夜』の発端にも通じるところがあります。[2] 犯人(真犯人)が観客に目撃されない [2−1] 機械仕掛けによる犯行――例:N.マーシュ『死の序曲』 [2−2] 他者を“道具”として利用した犯行――例:深水黎一郎『トスカの接吻』 *3: 伊勢屋幸右衛門が武家くずれだったという伏線もよくできています。 *4: いうまでもないかもしれませんが、『血みどろ砂絵』の「心中不忍池」を参照。 2009.07.16再読了 |
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