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◆足回り◆

リアアーム交換

 

リアアーム部品の交換 

 

最終更新日08/11/16

状況 取り付け まとめ    

< 内容 >

状況 

ビートのフロントロアアームのブッシュ新品交換を行い交換後のハンドリング変化が有った事から年式によるブッシュの経年劣化からリア側のブッシュ交換を実施したらどう変わるか気にしていました。

新品交換と言ってもフロント側のようにロアアームのブッシュをすべて交換すればOKと言うわけではなくリア側は各アームとハブナックル自体にもブッシュが付いている事からアーム側だけの交換ではすべてのブッシュ交換は無理です。

結局、目先としてアームとそれに使うネジを新品にする事にしました。

コントロームアーム左右1本づつ ロアアーム×2 とネジ×6 ワッシャー×2 ナットはなぜかBOだったのでパスしました。

アームについては社外品の調整可能なタイプも出ておりますが耐久性とコスト、私の走る用途を考えると純正でOKと判断。お金にゆとりがあれば社外品も魅力です。

取り付け 

右下写真が今回購入した部品です。12MMのナットも一緒に頼んだのですが何故か在庫なしでした。
何でナットが・・・・?。
 

取り付けは両側のアームを止めている各4本のネジを緩めて外せば良いのですが一箇所が調度マフラーの影になる為、外せません、しょうがないのでリアバンパーマフラーを外しました。

純正タイプのマフラーじゃなければ取り付けたままでも外せるかもしれません。

 

マフラーは触媒を繋いでいるネジ×2に潤滑剤をぶっ掛けて慎重に緩めました(過去にネジ折っているので・・)何度も外しているのですんなり緩みました。

マフラーも錆びだしてますね。

ネジは(19mm×1・17mm×3箇所)を緩めてから後ろ側のコントロールアームを外してから少しディスクを外側に引くと上のロアアームが外れます。

ブッシュはすでにひび割れで劣化していました。

ロアアームのハブナックル側のネジは錆びでボロボロでした。

外した後、アームの向きを確認して新品に組み込みます。

その際、リアコントロールアームにはトーを調整するワッシャのようなもの(プレートカム)があるので外す際にマジックで位置印をつけて置くといいでしょう。

右写真は新品と今までの中古品を並べています

ネジ仮止め後にジャッキなどでディスクを持ち上げて仮想1Gをかけてからネジのマシ締めを行います。

本来はディスクよりもアームを押した方が良いかも。

整備書では6kgfの加重指示がされています。

同じように左右を組み込んで完了。大体2時間ぐらいの作業でした・・・。

ネジの締め確認後、すべて元通りに組み立てして完了です。


部品用品                部品番号     数量  部品代(2008年度)
アームCOMP R.リアーロアー      52350SS1000       1    3591 
アームCOMP L.リアーロアー      52360SS1000       1    3591
アームCOMP リアーコントロールアーム 52355SS1000       2      8442 
ボルト リアーロアーアーム12×66   90119SM4003       4     1384
ワッシャー12MM              90553SL4000        2     240
ボルト、セルフロック 12×76         90118SR3003        2      650

まとめ

早速、ビートを走らせて見るとコーナーでリアの反応が僅かに遅れるような感じ、これはフロント交換時に感じたものと同じでブッシュの撓みによるものの様です。

リア側のクイック感(ゴムが硬化している為)が減ったものの路面の衝撃と突き上げが減ってタイヤが路面にくっ付いている感じ(跳ねない)、エンジンマウント交換ほどでは有りませんがアクセル時のトラクションが増した様です。

ちょっと街乗りしただけですがハンドリングの違いが感じとれました。
とりあえず足回りの新品ブッシュ交換は終了です。

アライメントについても一度確認が必要ですね。

リアについてはすべてのブッシュを交換したわけではないのですがフロント、リアのブッシュ交換は手間隙は掛かりますが交換による違いがはっきり分かります。

実際にここまでの作業はあまり一般的ではありませんがお勧めです。

ただ足回りの作業ですので作業を行う場合は十分に注意の上自己責任でお願いします。

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