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メンテナンス


◆エンジン関係◆

エンジンOH交換

 

OHについて(2度目)

 

最終更新日08/01/13

状況 OH まとめ    

< 内容 >

状況

 

 

   

一代目、二代目ともに入手時からビートのエンジンオイル消費が発生しており一代目の際の対応として腰上のみのOHを実施したもののオイル消費の現象が見られたものの完治せずという経験をしております。

二代目ビートを引渡し時にオーナーよりエンジンオイル消費は「オイル交換してから1000km持たないでチェックランプが点灯してしまうくらいオイルが無くなる」でした。

しかもこのオイルはオイル消費対策用オイルを使用しての話・・・ホンダ純正のオイルを使用すると粘度の関係で更に持たない・・・・・。

とりあえずビート入手直後の車検時にヘットカバー周りのオイル漏れ修理としてヘットカバーのパッキン交換を実施しており、それによりオイル消費が減りました。
それでも2000kmは持たなくてチェックランプが点灯・・。

結局、オイル消費が完治はしませんでしたし下り坂時に白煙が噴く場合がある・・・・・アイドリングもガス臭いので次なる対策としてO2センサーを交換後、多少の改善が見られました。

しかし、ここまで直してもオイル消費は完治しないままでした。

ここまで来るとエンジンOHしか方法が無いのですが・・・・・今回するならばすべてOHをしないとならないのは明らかです。

ビートのオイル消費はすでに持病と言う感じです。過走行車やメンテナンス不足の車では当たり前に起きているようです。

普通、オイル消費についてはバルブステムシール、ピストンリングの磨耗などが発生原因に多いようですが前回(一代目)実施したような腰上だけOHでは直りきらなかった事からもリングなどの交換を実施しないと駄目の可能性があります。(開けて見ないと何ともいえないようですが・・)

前回、腰上だけを実施した最大の理由はコストですが腰上だけだとヘット、シリンダーのみを外すのでエンジン本体を下ろさなくて済むだけ工賃が安くなると言うメリットもあります。
実際にバルブステムシールによるオイル消費ならばこれで治るのですがOHとしては中途半端になる事は否めませんね。

今の時代、エンジン修理してまで乗ると言う人は減り、中古エンジンに載せ返る・・・・・または車自体を乗り換えると言う話ばかり。
エンジンをOHすると言う事自体、特殊な車の場合のみになってしまうようです。

実用車ではなく趣味車であるビートの性格上で程度の良い中古エンジンは市場では・・・・・・・まず手に入らないのでOHしか方法がありません。

又、あちこちで紹介されていますがオーバーサイズのピストン製造をホンダが2007年度途中から止めてしまった為、今後入手可能なのは標準サイズのみしか入手出来なくなったようです。
その為、ボーリングが出来ない為にエンジンブロックも交換するような見積もりプランになっているようです。

今回のエンジンOH時にタイミングベルトに関して一緒に考えて見ました。
ビートの場合、過去事例などよりベルト交換基準をメーカー基準の10万`から5万`ぐらいと考えるのが普通になっているようですし二代目ビートのベルトに関しても前回交換から5万キロ過ぎている事からベルト交換が必要と判断。
その為、OH時にタイミングベルト、ウォーターポンプ等の消耗品も一緒に交換する事に。

実際にエンジンマウント交換時にエアコンベルトのゴムに細かいひびが見つかっていたのでベルトの状態も気になっていました。

OH検討している時に丁度ディラーでビートのエンジンOHをして居る最中だったので詳しく聞いてみる事に。

基本的に消耗品の交換のみの作業ということです。実際にはエンジン開けてみないと細かい事は分からないと言う事でした。

余談ですがOHが行える整備士も少なくなっておりディラーで作業が出来る整備士がいるお店も減ってきているようです。

ディラーでは純正部品交換のみになる為、最低限必要な部品を見積もってもらいました。
それでも結構な部品数です。部品値段も馬鹿になりません。

工賃はどうしようもないのでコスト低減の為に自分で安く集められる部品を自分で揃えました。

消耗部品は安い互換品を揃える事にしました。ベルト、ウォーターポンプなどは純正品よりも安く入手できます。(ヤフオク)

その際にディラーの見積もりにはありませんでしたが経験でシリンダーセンサーも新品準備。
このシリンダーセンサー交換はセンサーを樹脂で固定しているのですが経年劣化で樹脂が溶け出してしまう為に交換となります。
NSXでも同じような不具合でセンサー交換しており症状的に同じです。

消耗部品として、ダイナモが走行距離16万`である事から内部のブラシなどの磨耗、消耗を考え単品交換作業の面倒さからリビルト品を入手してエンジンと一緒に交換する事に。
ただダイナモのリビルトメーカー要求で今までの使用品を2週間以内にダイナモを返却しなくてはならないのでOH作業開始直前に購入予定としました。

後はエンジンおろしてから必要になる追加部品があれば速対応してもらう事でディラーとOHの話をまとめました。

OH

       
現状の二代目ビートのエンジンはオイル消費以外にエンジンフィーリングはアクセルを踏んだときにレスポンスが悪くふけあがらないまま、回転が上がりつづけるような感じでした。

爽快感がまったくない状態。又、アイドリング時からエンジンノイズが発生しており、タペット音も酷い状態です。

実際にエンジンOHでばらしてもらった所、とにかく燃焼室のスラッジが酷い。

3つのピストンの上に黒い層(オイル)が出来て固着して剥すのも一苦労ほど。

又、バルブステムシールが固着して剥すのに苦労したとの事なのでオイル消費はシールが原因のオイル下がりだったのでしょう。

オイルを追加追加で走っていた事からも相当量のオイルが燃えたでしょうからピストンにたまったオイル層の所為で圧縮比が変わっていたのでは・・・・なんて思うほどでした。

点火プラグに関してもスラッジが酷く一年程で新品交換が要になっていました。

また、クラッチ一式も一緒に交換しました(詳細は更新予定)

エンジン内部部品はすべて洗浄と再組み立てをしてもらい、駄目な部品はシール類だけだった事からも比較的オイル管理はされていた方だったのでしょう。

右写真はエンジン無い状態。

ただ、通常の走行でのゴム類の劣化は年式よりも熱による影響を考えるとエンジンの廃熱問題が大きいと言えます。

結局、普段から高回転走行が多ければ廃熱も上がりますから普段の走らせ方も大きく影響しますね。

右写真は外したウオーターポンプとクラッチ。

リング、メタル、クランク系は確認して問題ないレベルとの事でリングを新品交換以外はそのまま流用。リングはトップリング、セカンドリング、オイルリングの3枚をそれぞれ交換です。
プロックの方は大丈夫との事でした。

結局、私が準備部品で不足したのはプラグ3本とクラッチベアリングを追加注文となりました。

バルタイ調整を行った所、エンジンノイズがしなくなったとの事。

 
本当はOH作業風景をディラーで撮ってもらったのですが・・・写真データーが壊れてありません。

OH作業を10日間の作業期間で完成。
早速ビートを引取りに。
エンジンかけたらとても静か・・・・・。2000〜3000回転で発生していたノイズも無くなっていました。

走り出すとトルクが太くなって回転を上げなくても走り出す。「うひょ〜〜!!」と言う爽快感、

組み直しているので慣らしが必要になります。なので4000回転以上は上げないようにして運転して帰りました。

交換部品

●06110-P36-020  ヘットガスケット 1
●06111-PZ3-010 ブロックガスケット 1

●13011-P36-003 ピストンリングセット  3

●15220-P36-000 1オイルストレーナー 1

●15221-PZ1-000オイルストレーナーパッキン 1

●37841-PZ2-004シリンダーセンサー 1

●19222-PZ1-000ウォーターポンプOリング

●ヤフオクで集めたもの 
タイミングベルト、ウォーターポンプ、アイドラー、テンショナー、ACGベルト、ダイナモ(下取り要)

●追加部品
純正プラグ×3本

結構な数です。右写真はそろえたすべての部品です。(クラッチ部品も混ざっています)

まとめ

       

しかし、ここまで弄って性能アップというよりもやっと新車に近づいたと言うのも違う意味で悲しい話ですが・・・・・一代目の頃より走行距離が多いものの車の程度は間違いなく良くなってしまいました・・・・。
完全に一代目を手放した意味が無いです(笑)ビート入手時の異常個所については大体が完了してきました。

エンジンのOH時や新車時の「慣らし運転」については今の車は部品精度が良くなり昔のように1000km走行後にオイル交換すると言うことに神経質にならなくてもよくなったと言う事です。
その為、慣らしと言う事をユーザー側に強要することもなくなり、逆にエンジン始動時に暖まるまでエンジンを回す方がヤバイという考え方になってきているようです。

これはエンジン精度が良くなったことと高回転型、高性能エンジンで無い場合であってスポーツカーのエンジンの場合、慣らしは必要。

私としてはまずは4000回転以下で1000km走行を行ってからオイル交換をしました。(普段乗らないのでこれだけで半年かかりました)

しかし、4000回転にこだわらず5000回転ぐらいで走行したこともあります。なるべくアクセルワークの急激な変化をしないように心がけましたが、トルクが少ないのである程度回さなないとなりませんでした。
ある意味高速道路で巡航するのが一番いい条件ですね。

今後は1000km単位で徐々に回転を上げるように慣らしをしますので、しばらくはおとなしく走りますが普段乗る距離が短いので完了するのは当分かかるでしょう。

今回のOH整備時に見つかった新たな不具合としてラジエターの電動ファンの回転回り始めに抵抗がある。音にガタツキ音があるのでやばいでしょう。
その為、ファン交換は考えた方がいいといわれました。(新品で2万円近くするのですぐは無理)実際に確認したらファン音がガタついていました・・・・・。

今回の結果としてエンジン本体で消耗品で交換していないのはディスビ本体(キャップ、ローターは事前に新品交換済み)のみになりました。

デスビも錆びによる回転不調が原因でエンジンを壊す事なのでキャップとケースの交換をしながら状況監視を行うだけでも寿命は伸びるようです。

デスビは消耗品と考え交換するのが一番望ましいのですが3万円近い出費は今の時点では様子見になります。

ただ、エンジンの廃熱問題が多くの問題発生原因になっているようなので今回のエンジンゴム類の全交換を行った事を考えると冷却や廃熱は考えないと行けない問題でしょう。

どちらしてもリフレッシュとして一番メインだったエンジンOHが完了しました。

エンジン周りのデスビ、燃料ポンプ、フィルターなどは状況を監視しながら対応していけば良いかなと思っています。

結果としてエンジンOHは現在、ビートを乗っている方にとって考える必要性が高く、ベルト切れによるエンジン破損による廃車というのも結構おきているようです。

ビートのOHを検討している人は参考にしてみてください。
走るのがやっとまともになりました〜。

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