「へんたい」・・・人間の変態ではなく昆虫の変態の事です(笑)。
人間は小さい頃も大人になっても基本的な生態の姿は変わりません。手2本に足2本のままですからね。(増えたら怖いけど(笑))
ですが、昆虫とかの変態はよく考えると常識を超えています。
人間の常識が日常生活の中での当たり前になっている個人の知識だけで判断している事に問題があるのですが、この事はここでは置いて話を進めます。
例えば、カブトムシをみれば成虫と幼虫で形が違いすぎます。
「何であんな芋虫が甲殻の6本足の成虫になる訳?」と子供ながらに思ったものです。
昆虫の場合、成虫と幼虫で形が違うものと似ている物はさなぎの期間がありません。
一気に幼虫から成虫に変わります。
チョウ、カブトムシなどは「さなぎ」の期間がありますが、セミ、トンボなどは「さなぎ」の期間がありません。
学生の時に習っていますが、前者を「完全変態」、後者を「不完全変態」といいますね。
不完全変態は幼虫と成虫で類似する点が多いので比較的、分かりやすいです(幼虫から成虫が判断つきやすいので、完全変態は全然分かりません(笑))
昆虫と言う生き物が環境に応じて形を変化させて進化を遂げてきた事は分かるのですが、ふと考えて見てみるととんでもない変形をしている事に気づきました。
しかも、昆虫の場合、成虫は生活環境を飛ぶ事で移動出来るが、幼虫は移動できる行動範囲が限られた環境下でしか生活できない。
ですから、卵のある場所で決まってしまう・・・・・もし、環境が破壊されれば死ぬしかない生き物です。
成虫にしても大体はそんなに遠くまで移動できませんから、広範囲の自然が破壊されれば死滅してしまいます(例外にマダラ系の蝶は海を渡りますけどね)
でも、昆虫からみると人間なんかは適応しない環境まで勝手に作り変えて生活しているのだから、人間は1個の生き物としては大して環境に適応できる強さは無くても、群生として繁殖しているのでしょうね。
決められた環境でしか生きていけない一般の生命体に対して人間だけは自然環境を破壊してでも生きていける、そう考えると生物の生態系を無視している存在・・・と言う事になってしまうのですが、自分自身の存在をも否定する事になるので、ここでは伏せます。
昆虫に限らず、自然環境に応じて進化してきた生命体は多くありますし、調べてみると面白いもんです。
僕自身、生物は好きなので、それらの事についてコラムで書いていければと考えています。
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