STEEL

最終更新日03/04/11

コラム

コラム54

カブトムシ

 先日、バーベキューで山奥に行きましたが、閉鎖された分校を現在は施設として地元の方が運営している場所でしました。
その場所は本当に山奥なので、夜は照明に虫が集まってきてすごかったですね。
その集まってきた虫の中にカブトムシが居ました。

考えて見ると僕らが子供の頃は、近くの山に行けば、クヌギの木の樹液が出る部分に必ずカブトムシやクワガタムシが居てカブトムシ取りに友達と足を運ばせていました。
ですから、子供の頃に都市部でカブトムシが売買されると聞いた時、「変!!」と思った記憶があります。

逆に考えれば、それだけ自然が無くなって生き物が減っているという事なんでしょうけど、海外の昆虫が輸入され高値で取引されて、挙句の果てに海外のカブトムシが日本で繁殖して日本国内の生態系が破壊されていると言うのが問題になっているみたいです。それはカブトムシに限らず、アメリカザリガニが例ですね、今では日本ザリガニは殆ど見ないですから・・・・。後、ブラックバスとか・・・・。

話し戻して、
虫に触れる環境が無いという事は、自然に触れ合う事が無いという事にも繋がっています、子供が自然の中で生き物に触れる中で生き物の尊さとかを肌で知って覚える事が出来ないと言うのは何となくまずいんじゃない?と思えます。
環境破壊が進んで、自然そのものに触れる場所が無くなっているのは、正直、怖い話です。
自然に触れないと言うのも別な危機感を感じます。
僕らが子供の頃に経験した事を本や知識だけの情報でしか知らない、自分で経験した事が無い子供達が今後増えない事を祈るばかりです。
プレイステーションのゲームで「僕の夏休み」と言うゲームが販売されています。実際にプレイしていないので把握していませんが、プレイヤーはゲームの中で田舎の自然で過ごすという内容のようですが、それらは僕らの頃は現実であって、ゲームの中で仮想現実としてわざわざゲームでやる事が来るとは昔は思いもしなかったですね・・・。
今、自然に触れ合う事をゲームで子供がすると言うのは、何か・・・変な気もします。

カブトムシから脱線した話になりましたが、僕らが子供の頃に生き物に触れると言う事は、裏を返せば生き物を殺したりもしました。でも、そう言う経験をしたから、生き物を殺さなくなった筈です。身を持って経験すると言う事はすごく大切な事だと思います。

写真の様に自然の中でカブトムシに触れたのは社会人になっては初めてでしたね。久々に触ったら爪が痛かったけど(笑)

コラム53へ  ▲コラムトップへ  ▼コラム55へ