STEEL

最終更新日04/04/20

コラム

コラム171

好きと言う感情の矛盾

 相談の中で、学生の頃からちらほらと女性から相談される場合がありました。
しかも、その話の内容によりますが、相談が相手方(恋人)で有る場合、恋人が私の友人や知り合いである事が多く、話を聞いた後に私自身の友人に対する評価が、崩れたり、とまどったりする時があります。
もちろん、その事を相手の友人に出すような事はなるべくしないようにしましたが・・・・。

どんな話かと簡単に言うと相談してきた内容は、本人(相談者)の考えや価値観と相手(恋人)の考え価値観が合わないと言う事ですが、好きだからと言う感情の上で苦しんでいる場合が多いです。

この中で私が感じたのは恋愛中に見えた相手の欠点に対して「どうすればいいのか?」どうしても自分にその人の欠点が合わないのであれば「どうするべきか?」・・・・個人の頭の中で分かっている事が多いです。

それを私に相談してくる・・・・・・結局、相談と言う形のストレスのはけ口に使っているだけだとしても・・・。
人と話すことで次に進めるのならば、相談された私としても嬉しいのですが、ただ同情して欲しいと言う事も多いからです。
でも、相手が好きだからそれに縋る、私としてはその事について何も言えません。

相手の欠点や嫌なところが見えて苦しんでも、好きと言う感情がゆえに相手に合わせている・・・・。
そこまでして合わないのならば次に進む(別れる)と言う事が出来ない。それが任下の弱さなんですけどね・・・。
自分としても「誰かそばに居て欲しい」と思うからその人の気持ちも分かるのですがそんな状況下では例え結婚しても幸せなんてないんじゃないかな・・・・・・と感じた事が多々あります。(他人事だからそう言う事が出来るのですが・・)
恋愛中に問題が多いと言う事は結婚したらその数十倍の問題が起きるのは独身の僕から見て明らかですもの・・・・・。

で、相談の話を聞いていると相手を好きだと言う感情は分かるのですが、「いったい何に惚れたの?」と言うのが見えません。
好きと言われても私としては「???」になります。
好きな人の性格が「良いから」と言われて性格で悩んでいる相談をされても僕としては困ります。

単純に社会的、経済的、外観、人間性をクリアする人として何て言うラインを異性に求めたらまず誰も残りません。ある意味妥協の産物ともいえます(辛口だけで事実だと思います)。
でも、妥協したとしても妥協できない基準が人それぞれに必ずある筈・・・・ところがそれが好きと言う感情に支配されて隠れてしまう。(恋は盲目と言われる部分)
恋愛など一時的には良くても、結婚したら性格や生活習慣の違いが大きくなっていくと言う話はよく聞きます。
難しいんですよね・・・・、前にも話しましたが人を好きだといっても・・・・「んじゃぁ何が好きなの?」と聞かれて外観じゃなくて真面目に精神面で具体的に言おうとすると案外即答できない・・・他人を理屈じゃなくて感覚で好きだと思っているからでしょうね・・・。

それでも必ず好きだと言う感情の先を考える必要性があると思っています。
こんな事書くと管理人は好みが厳しいとか選んでるとか言われますけど(苦笑)自分ではそうだとは思っていません(そう思うのは自分だけかもしれませんが・・・)。
今回のコラムとすでに書きました人を好きと言う感情と読み比べると面白いかもしれません。

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