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最終更新日04/12/07

コラム

コラム198

マザコン

 前にナルシストの話をした時に誰でも自己愛が必ずあると言いました。同じようにマザコンも度合いの差はあっても誰にでもあるそうです。
私自身も間違いなくあるでしょうね(笑)。

マザコンは親に対しての依存が大きいと言う事だから私の様に親元に居れば経済的に依存しているので、そう言う意味では親離れが出来ていないともいえます(笑)
実際にマザコンと言うのは精神的に親の依存が大きいと言う事ですが子供側の責任と親側の責任の両方が問題になっている場合が殆どです。

小さい時に親に依存するのは誰でも当たり前だし、母親に依存するのも普通の事です。
それが思春期や反抗期を通じて親と一緒に居る事を恥ずかしくなって面倒になっていってやがて離れると言う事なのに大人になってからも親が子供の事を手取り足取り面倒見る。
ケースにもよりますが母親が子供を幼い時のままで見ているという場合があります。

結局、子は子であり、親は親のままでしかないと言う事は死ぬまで変わりませんが、ある程度の年齢になってまでも子が一個の独立した個人(他人)である事を親が認識していないのが最大の原因でしょうね。

私も親とはコミニケーションを取れている方だと思いますが親が私を別な人間としてみているので話をしていても決めるのは親ではなく本人だと言う接し方をしてくれるので話をする方としては楽です。
親の意見が「正しい」なんて事を言われたり、されたりしたら対等な会話なんて出来ないし、会話もしなくなりますからね。

又、マザコンは子供が親に依存している場合も強く、何かあるとすぐ親に頼る、相談するだけと言うレベルならまだ良いんでしょうが相談した結果、親の言いなり、親の言う事が正しいと言うような依存がある・・・・・・怖い・・・。
これを子供が20代30代で上記のようならば・・・・親が死んだら生きて行けんの?と言うレベルなので別な意味で怖い。
本当に親が居なくなったらどうなんだろう?・・・・と疑問に思います。

しかも、これらのマザコンというのは一般社会生活では周りが分からない輩も多く、最悪の場合、恋人が結婚して初めて分かったとか・・・・多少なり恐怖の玉手箱的な感じがあります。
精神面の内面なので普段分からない為に意外な人がそうだった・・・と言う事がありえるので・・・。
ただ、マザコンという言い方は何も男性だけじゃなく女性でもあるわけで母親と娘の場合は別な意味で怖いです・・・。あえて話しませんが・・・・。

それじゃぁ・・・マザコンを直す・・・・・と言うと出来るのか?と考えると個人的に疑問ですけどね。
理由は親に対しての精神的な依存が子供の頃から大人になってまで続いたと言う事なので何十年間と親に精神面をコントロールされた人格を大人になってから直す事(自立)が出来るかと考えればちょっとやそっとでは直らない筈・・・多分親が死ぬまで変わらないかもしれません。

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