洗い方・作品
本藍染・草木染は、生機・生地を最初に洗う時にたくさん色が落ちます。その後もさらに、少しづつ色が枯れて来て、年月が経つほどコクが出て、言葉では云えない程すてきな木綿になります。生地 | ほとんどが一度水通しをして色をある程度落とし、丈も自然な長さに縮ませてありますので、そのままお使いいただけます。ただし二度目以降も少しずつ色落ちはあります。 |
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未洗い(生機)生地 | 巾・丈は10%程度縮みますので用尺は余分に見積もって下さい。布をほぐす前に、まず半反のところに糸印をつけておくと便利です。 洗濯機でぬるま湯を張り、木綿用の洗剤をよく溶かして、布をほぐして入れます。1時間ほど浸け置きした後、普通に洗い、すすぎ、脱水します(手紡風極厚地の場合は、糊が強いのでもう一度洗っても良いです。)。四つ折りにしてよくシワを伸ばして竿に掛けて陰干しします。途中で裏返すと平均して乾きます。原則としてアイロンをかけた方を裏として仕上げます。スチームアイロンを使うと洗いシワをとりやすいです。 |
刺子模様プリント付生地 | すべて水通し済の生地です。部分的に刺子をした場合は水洗いしてプリントを落として下さい。総刺しの場合、刺子柄と糸のしごき加減で少々縮むことがあります。洗い方はおおむね上記、未洗い生地と同じですが、原則として浸け置き・洗剤は必要ありません。 |
刺子糸・縫糸・ひも | 全て水通しはしておりません。薄い色の生地に濃い色を使用した場合は、生地に多少糸の色がつくことがあります。また、濃い色の生地に薄い色を使用した場合は、糸に生地の色が少しつくことがあります。いずれも、ついた色は二、三度と洗濯するうちに、かなりなくなります。洗うと、丈は一割程度縮みます。その上、刺したり縫ったりした糸は引っ張られていますので、布がひきつらないよう、糸しごきは十二分に行なって下さい。 使用の前に糸をいったん洗う場合には、ネットに入れて揉み洗いしてすすぎ、脱水します。 |
作品 | ほとんどが水通し済の布を手縫で仕立ててあります。上記、刺子模様プリント付生地と同様に洗って下さい。手縫ですがほつれることはありません。刺し子糸は水と通ししていないので若干縮みますが、糸しごきは十分行っているため引きつることはほとんどありません。 |