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ご挨拶
当社は、自然な暮らし(衣・食・住)の生活習慣をテーマとして、自家製のもめん生地(本藍染め・草木染め、刺し子柄付ふきんなど)及び刺し子糸、また、それらから直線裁ち・手縫いで製作したオリジナルな作品群の御提案を主体に事業展開致しております。 当社会長・銀座亜紀枝(本名・坂本亜紀枝)は、子供の頃から一貫してもめんの着物を愛用しておりました。1972(昭和47)年頃から洋服作りを始め、まもなく手縫いの服に開眼し、「手づくりの着物のこころを現代に活かす服」を製作することになりました。意外にもお客様方の支持を得て、今日に至っております。 この間、1955(昭和30)年前後には、自然食(マクロビオティック)運動の草分けである、桜沢如一の主宰するM.I.塾(現・日本C.I.協会)にて活動しました。以来食生活においては玄米を中心とした自然食を行ないながら、「宇宙の秩序」に沿った自然な形での生活を目指しております。 一方で銀座亜紀枝は、大学生当時より柳宗悦の民芸理論に傾注し、無心の手によるさまざまな実用の造形の美しさを求めてまいりました。居宅でもある檜原村の本社は、新潟県から移築した、200年を経た旧大庄屋さんの建物を改築したものです。また、各店舗の陳列什器には、当社で設計したケヤキの民芸家具を使用しております。 当社はこれからも、単純な「懐古」「自然回帰」といったものから脱皮した、現代の多くの方々に受け入れられるような、新しい形での衣食住、『手づくりの暮らし』の実践の数々を御提案していきたいと思っております。 |
刺し子作家・銀座亜紀枝の経歴
1931年(昭和6年) 1月25日 |
愛媛県西宇和郡双岩村(現/愛媛県八幡浜市)生まれ。 |
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1950年(昭和25年) | 愛媛県立八幡浜高等学校卒業。 |
1951年(昭和26年) | 国際短期大学英文科一年次終了後、女子美術大学に編入学。 |
1954年(昭和29年) | 女子美術大学工芸科卒業.織物で柳悦孝先生、染色で柚木沙弥郎先生に学ぶ。 |
1956年(昭和31年) | この年7月より約3ヶ月間、四国八十八ヶ所霊場を全徒歩で一日百軒托鉢しながら無銭行脚した。 |
1961年(昭和36年) | 結婚。長男大策出産。 |
1965年(昭和40年) | 長女真理子出産。 |
1971年(昭和46年) | 離婚。 |
1972年(昭和47年) | 自然堂「むぎめし茶屋」を開店.この頃より、本格的に刺し子と手縫い服に取り組み、この分野の作家の草分けとなる。 |
1974年(昭和49年) | 自然堂「もめんの店」を開店.自由律俳句の句集『もめん』(自然堂刊)出版。 女山頭火と云われ、週刊誌・婦人誌取材を始め、フジテレビ「三時のあなた」で森光子さんと対談。 |
1975年(昭和50年) | 句集『もめんの女』ひとしずくの巻(自然堂刊)を出版。 句集『もめんの女』素肌の巻(自然堂刊)を出版。 |
1976年(昭和51年)8月 | 八王子大丸にてもめんの女展のなかで刺し子作品を紹介.以後、1981年(昭和56年)まで「刺子展」を東京・銀座と赤坂で計11回開く。 |
1977年(昭和52年) | この年より、1980年(昭和55年)まで東京・上野にて刺し子教室を開く。また、八王子、吉祥寺等でも教室を開く。 |
1978年(昭和53年) | はじめて雑誌「ノンノ」で銀座亜紀枝の刺し子を取材され、それを皮切りに、数年の間に約20誌の婦人誌にとりあげられて、全国にファンが拡がる。 |
1979年(昭和54年) | NHK婦人百科の、初めての刺し子記事を執筆。 |
1981年(昭和56年) | 刺し子の店・第一号店を百貨店に出店。 以後、現在までに国内各地に出店。 |
1984年(昭和59年) | 東京・新宿三越にて「刺子展」開催。 以後、毎年7月頃に、1988年(昭和63年)まで5回開催。 |
1987年(昭和62年) | 『刺し子のドレスと小物』(マコー社刊)を出版。 |
1992年(平成4年)10月 | 『刺し子の技法』(美術出版社刊)を出版。 |
1992年(平成4年)12月 | のべ200坪の大庄屋を新潟県から東京都檜原村に5年がかりで移築し、まず自宅と会社の本拠を八王子市から当地へ移す。 |
1993年(平成5年)11月 | 東京都檜原村にて「銀座亜紀枝刺子館」と「銀座亜紀枝自由律俳画室」を設ける。 |
1995年(平成7年)10月 | 刺子教室をNHK学園、あきる野教室内で再開 |
2008年(平成20年)4月 | 『刺し子で遊ぶ』(マコー社刊)を出版。 |
2008年(平成20年)7月 | テレビ東京「レディス4」にて刺し子の実演ならびに講習を行う。 |
2009年(平成21年)5月 | 東京新宿・文化学園ギャラリーにて、刺子展開催。弟子3人との初の共同展。 |
2013年(平成25年) 10月 |
2〜3年間隔で新宿と横浜発の大型観光バス「刺子館ツアー」を始めて6回目となる。この3〜4回は、その都度100名近くとなり、トーク、ファッションショーの他、滝山の道の駅と、中曽根元総理の「日の出山荘」に行く。 |
2015年(平成27)年1月 | 刺子館はこの種では、唯一なので、少しずつ知られるようになり、世界各地からのツアーが何度も実施されるようになった。 |
2023年(令和5年)1月 | 『刺し子の技法』を主婦の友社より復刻出版。 |
2023年(令和5年)3月 | 1995(平成7)年より28年間で、刺子教室は関東から関西へ広がり、25箇所で29クラスを展開 |
◎この25年余のあいだに刺し子と手縫のテキストは100冊を超え、刺し子図案集四十巻を著す。
◎現在、刺し子作家・銀座亜紀枝刺し子教室主宰・各地カルチャーセンター講師。