PCSプログラムによる外製品の加工費改善コンサルティング |
PCSは「問題を創り出す」ツール |
PCSとは、現在購入しているものが実は「如何ほどのコスト」であるべきかを判定するツール(基準)です。 すでに発生している現状の購入価格と、そのモノの「あるべきコスト」との差を定量化・視覚化することができます。 すなわち「問題を創り出し」、その解決を迫ることができるのです。 |
ここで「問題」とは何か、改めて考えて見ましょう。
・「問題」・・・それは、決して日々解決を迫られて汲々としている目先のトラブルを指すのではありません。
・「問題」とは、「かくあるべしという姿」を頭の中に描いた時に、その姿と現在の姿との間に見い出される「不足」を指すのです。
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許容限界管理型業務で見られる問題 |
目標管理型業務で見られる問題 |
PCSで見られる問題 |
そして「問題意識」を持つということはこの「不足」を意識するということを言います。
ゆえに、
・「現状値」を知らない人には問題は見えません。
・「基準値」、「目標値」を持たない人にも問題は見えません。
・「現状値」、「基準値」、「目標値」があいまいなのに「問題だ」という人は、問題の深刻さを判断することができません。
・「問題ありません」ばかりが日常の人や組織がたどるのは、衰退し、消滅へと向う道のみです。
・「問題」とは、あるべき姿を求めて自己の任務を掘り下げ、追求し続ける意欲のある人の目にのみ見えてくるものです。
・「問題」とは、発見され、創造されるものであり、常に新しい「問題」が提起されている組織のみが「成長」を約束されるものです。
それでは、いくつか問いかけて見ましょう。
[コストを知らずにコストダウンができますか?]
・やみくもな「1割まけろ」主義で、真のパートナーシップが築けますか?
・価格を力関係で一方的に決定していませんか?
対象品の持っている価値を、正当に評価していますか?
・あるべき価格水準は存在するはずです。
そこに到達するための実現可能な手段とコストを明示した上で、現状価格との差をなくして欲しいと主張していますか?
[現在お使いになっている価格算出テーブルの「科学的合理性」を主張できますか?]
・いつか、誰かが決めた「現在の基準」の設定背景を知っていますか?
それは今でも正しいと主張できますか?
・理論に裏打ちされた基準によって算出されたコスト以外に、相手を真に納得させ得る価格提示ができますか?
・製品の加工プロセスを知って価格を算出していますか?
大きさとか重量等の外形的な因子比例や、単に類似しているというだけの他製品価格を基準にして辻褄合せをしていませんか?
・その基準で、相手の論理に対抗できますか?
そして、あなたの存在理由は何ですか?
さあ皆さん。PCSを導入して、どんどん問題を創り出して行きましょう。 仕事ってこんなに面白いものだったのかと再認識できるはずです。 |
PCSプログラムとは? |
[外注品の購入価格をコスト理論から追及し、大巾なコストダウンを実現するプランです]
(1)購入価格の合理的な算出基準(Purchasing Cost Standard)を作成します。
(2)算出基準(PCS)に基づいて、現状の購入コストに含まれている機会損失額を明確にします。
(3)算出基準(PCS)は、パッケージソフトお見積書!(機械加工の場合)やSKCの試作ソフト(板金・プレス)を活用することも可能です。
(4)機会損失額の大巾な削減計画を企画、実施して外注品の購入価格を実現させます。
(5)ご注意
・算出基準(PCS)は、科学的・合理的な根拠を持ったデータを基に設定されます。
・算出基準(PCS)は、高能率・高賃金を前提に設定されるべきものです。
・算出基準(PCS)は、単なる「買い叩き」のための資料ではありません。
・算出基準(PCS)は、固定的なものではありません。経済情勢の大きな変化に応じて、逐次修正されていくべきものです。
[価格決定とコストダウンに新たなツールを(購入コスト基準導入のメリット)]
(1)適正な購入価格が算出でき、見積り誤差を小さくすることができます。
(2)購買部門に共通な見積り尺度を与え、時間的、場所的、人為的な誤差を小さくすることができます。
(3)購買部門には、事前に購入価格を見積もることが可能になります。
(4)購買担当者には、コストダウンの目標ラインを知らせることができます。
(5)製造部門には、コスト意識を向上させ、改善目標を与えることができます。
(6)購入先に対しては、改善すべきコスト要素や経営管理上のムダを指摘し、標準値に近付けるよう指導することができます。
(7)製品別原価管理に役立てることができます。
(8)その他、社内、外注に対するコスト指導、製造改善指導をして行く上の基礎資料となります。
[PCSによる外製品コストダウンのフロー]
・資材・購買部門は、製造部門と同様に「より良く買う」技術を次世代のバイヤーに伝承していかなければなりません。
・しかし、当世横行しているやみくもな一「割まけろ主義」や「インターネット入札」という名の見積り合わせは、資材・購買部門の省力化のための手段ではあっても決して「より良く買うための技術」とは呼べない行為であろうと思います。
・なぜなら、その結果として、その場のコストダウンは可能でも、「なぜその価格なのか?」が不明なままでは、中長期的なコストマネジメント戦略や、協力企業政策が成り立たなくなる恐れが出てくる可能性が高いからです。
・少しばかり時間と労力がかかったとしても、製造企業には「あるべき姿」としての実現可能な基準と、基準を超えないための管理や、一貫した政策が必要です。それが次世代のプロのバイヤーを育成して行く唯一の途と信じて止みません。
コンサルティング内容 |
1,PCSコストテーブル作成コンサルティング
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2,PCS水準で購入するための政策商談
※SKCが商談現場に直接参加することはありません。商談戦略の指導と相談に対応します。
3,PCS水準の現場への改善・改革コンサルティング
※製造現場の生産性向上のページをご覧下さい。
4,期間と費用は対象範囲によって異なりますので、お打合せの上、ご提案書とお見積書を提出させていただきます。
〒350-0001 埼玉県川越市古谷上5327 ワンダーランドC-203 TEL 049(235)8536 FAX 049(235)8512 連絡はこちらから keisan@mtb.biglobe.ne.jp |
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