Side-Car サイドカー

sidecar.jpg

さっぱりとして甘酸っぱく、ブランデー・ベース指おりのカクテル

このカクテルが誕生したのは、第一次大戦戦火の中のパリ。サイドカーで乗りつける軍人たちが、こよなく愛飲したという。ホワイト・レディバラライカなど、コアントローのカクテルの基本形である。

Brandy Base  テイスト:中口 

TPO:オール・ディ 製法:シェーク

レシピ

ブランデー・・・30ml コアントロー・・・15ml レモン・ジュース・・・15ml

@材料をシェークする。 Aカクテル・グラスに注ぐ。 

バリエーション

シェーク・スタイルのカクテルの基本形。スピリッツ+コアントロー(ホワイト・キュラソー)+柑橘系ジュースという、サイドカーの変形として生まれたカクテルは多い。ベースをジンにすればホワイト・レディ、ウオッカに変えればバラライカ、ラムに変えればX.Y.Z.、ウイスキーだとウイスキー・サイドカーになる。テキーラ・ベースのマルガリータも塩でスノー・スタイルにするのを除けば同じスタイルである。

ポイント

かってはそれぞれ1/3ずつの処方だったのが、最近コアントローやレモン・ジュースの割合を減らし、ブランデーの風味をより豊かに出す傾向だ。シェーカーの中にオレンジ・スライスを1枚入れると、よい香りがでる。

ネーミング

サイドカーとは、第一次世界大戦中に活躍した、バイクの横に取り付ける乗り物。第一次大戦中パリで、いつもサイドカーでビストロ通いをしていた大尉が作らせたといわれる。また、ロンドンのバーテンダーがパリ渡って、サイドカーで乗りつける将校たちのために作ったとも。1933年のことで、旅行ブームでパリを訪れる人々に出したのが世界中に広まるきっかけになった。