カクテルを飲むための知識

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カクテルとは、酒と酒、あるいは酒と果汁と炭酸飲料など、2種類以上の材料を混ぜ合わせたミックス・ドリンクのことです。一方の材料を変えたり、組み合わせ方を変更することで、無数のカクテルを作り出すことが出来ます。実際、カクテルの総数は3000以上とも5000以上ともいわれています。では、自分で作るときや注文するときは、どんなことを基準に選べばよいのでしょうか。

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カクテルのTPO

アペリティフディジェスティフ

飲む時間帯による分類です。食事の前にアルコール飲料を食前酒、アペリティフ(フランス語)といいます。これに対して食後用のカクテルを、ディジェスティフといいます。

プレ・ディナー・カクテル Pre Dinner Cocktail

ディナーの前に飲むカクテル。喉をうるおし、食欲を増進させるために飲まれる。甘味が強くなく、さっばりした味わい。代表のカクテルに、"マティーニ"がある。

アフター・ディナー・カクテル After Dinner Cocktail

ディナーの後に飲むカクテル。食後の口なおし、もしくは消化を促進させるために飲まれる。リキュールの風味をいかした、甘くて濃厚なものが多い。代表には"ニコラシカグラス・ホッパー"など。

オールディ・カクテル All Day Cocktail

特に飲むときを限定しないカクテルをいいます。現在では、オール・ディタイプのカクテルが最も多くなっています。もともといつ飲んでもよいものと、本来は食前用あるいは食後用として飲まれていたものが、味がよいため時間を問わず飲まれるようになったものとがある。

ナイト・キャップ・カクテル Night Cap Cocktail

いわゆる寝酒。眠る前に、熟睡できるように飲む。ブランデー・ベースの濃厚な味わいのカクテルや卵をつかったカクテルが、ナイト・キャップに向くとされている。