すのものの「いろいろ」(その41)

冬季五輪>そり系種目でドイツ語も競技運営に使われる / その理由

4日づけ朝日新聞大阪本社版スポーツ面「ハーフタイム」 に 《ソルトレークシティー冬季五輪のそり系種目で英語、 フランス語に加え、ドイツ語が競技運営で初めて採用される》。 その理由は、 これらの種目のルーツがドイツ語圏であることと、 ドイツ語を話す選手がたくさんメダルを取っていること。

なんだか意外だ。

2002-01-07 (1) 03:24:24 +0900

朝日新聞>その「ユーロパント」は読者に通じたのか?

4日づけ朝日新聞大阪本社版第一面「アメリカ アメリカ 3」は 「共存願う“欧州語”の夢」。

そんな米国への違和感を、マラーニは新聞コラムに書いた。 英語でも、イタリア語でもなく、自ら考案した欧州共通語「ユーロパント」で。

「一つの言葉で語り合えたら」。 共通語の夢は欧州で多くの人々をとらえてきた。 「ソルレソル」「ボラピュク」――。 ポーランド人医師ザメンホフが19世紀末にエスペラントを考案するまでに100以上の人工語が試みられた。 だが、ほとんどは忘れ去られた。

無機的な人工語ではなく、 言葉が包み込んでいる文化や伝統は生かせないか。 使い手の仲間意識がはぐくめるよう、 それぞれの母国語とは平等な距離でありたい。

マラーニはそう考えた。 「それなら、みんなの言葉を少しずつ分けあえばいい」。 英文法をベースに、独、仏、伊、スペインなど各国語を 「ちゃんぽん」してユーロパントはできあがった。

私がわからないのは、 そのユーロパントが予備知識のない読者にもわかるものだったのかどうか、 だ。 わかるならただの「ちゃんぽん」ではないか、という気がする。 多くの言語をマスターした人だけが、判じ物のようにして 「ああ、これはきっと何語からの借用だ!」と少しずつ理解してゆくような。

エスペラントも「ちゃんぽん」だと私は思っているが、 一通り文法を習わないと。

2002-01-07 (1) 03:19:30 +0900

誤入力「みんあの言葉」を「みんなの言葉」に訂正した。

2002-02-16 (6) 14:06:37 +0900

「天皇誕生日」が春の季語だったのはどうなった?

3日づけ朝日新聞大阪本社版社会面。 《死語寸前…「季語」を救え》。 「季語」というものを救うのか、 季語の指しているものそのものを救うのか、 季語だけを救うのか、と思ってついつい読んでしまった。

で、歳時記を出してきてながめていたら、 「天皇誕生日」が春の季語になっていた。 ずっと変わらないつもりだったんだろうか、季語の“認定”をしていた人たちは。

2002-01-07 (1) 03:03:10 +0900

星野富弘氏>「人はそれぞれ速さのちがう時計を持っている」は当然では?

3日づけ朝日新聞大阪本社版第一面下の偕成社の広告。 星野富弘・花の詩画集「速さのちがう時計」に 「人はそれぞれ速さのちがう時計を持っている…」という文章が添えてある。 当たり前ではないか? もしもみんなの時計が同じ速さだったら、 時計が進んだり遅れたりすることはありえない。

2002-01-07 (1) 02:58:37 +0900

(おそらく)詩的な意味で言われていることはわかっていましたが、 ここではツッコミを入れてみました。

2004-04-26 (1) 01:39:44 +0900

朝日新聞読書面>「敵を愛せ」は新約、「命には命、目には目」は旧約では?

2001年11月18日づけ朝日新聞大阪本社版読書面、 「いつもそばに本が」は物理学者の米沢富美子氏。 《聖書には「敵を愛せ」もあれば 「命には命、目には目」もある》とあるが、 前者は新約、後者は旧約では? Newton 力学と Einstein の相対性原理とをごっちゃにされることはまさかあるまいが……。

2002-01-07 (1) 02:50:25 +0900

朝日書評>「英語が先に入ってきたら dog と書いてイヌと読んでいたか?」

2001年11月18日づけ朝日新聞大阪本社版読書面、 高島俊男著「漢字と日本人」、評者は坂村健氏。 《漢語より英語が先に入ってくればdogと書いてイヌと読んでいただろうと言われれば、 だれだってドキッとする》 と言うのだけれど、 アルファベットのような表音文字をそのように使っている例はあるのだろうか。

仮に一時期、そういう表記法が使われたとしても、 割と早いうちに inu と書くようになると思う。 いわゆる表意文字と表音文字には、こういう場合、 やはり違いがあるのでは。

2002-01-07 (1) 02:40:55 +0900

朝日新聞>「道路から減速せずに庁舎の地下にはいった」のはどんな運転か?

2001年11月18日づけ朝日新聞石川面 「珠洲の保険金殺人事件」。 容疑者を乗せた車は金沢 《地検に到着し、道路から減速せずに庁舎の地下に入った》 とあり、写真も載っている。

「道路から減速せずに」とはどういう意味だろうか。

        |
--------+
          地検
--------+
        |
のように、 道路が端で切れてそこが地検の入り口になっていれば問題はないだろう。 しかし、そうではなくて、道路の途中から道路外に出るのであれば、 道路交通法第二五条により、その前から「徐行」しなければならない。 「徐行」の定義は「直ちに停止することができるような速度で進行すること」 である。 このような速度が(ゼロを除いて)存在するかどうかは別として、 徐行から減速せずに、というのは意味をなさないであろう。

気になるので、現場へ行って確認してきた。 ときどき歩いていたところだが、ここが地検とは知らなかった。 周囲を一回り歩いてみたが、 自動車の出入りは必ず歩道を横切ることになる。 その場合、道路交通法第一七条の二により、 車両には歩道の手前での一時停止が義務づけられている。 一時停止してそこから歩道を通過するために加速して、 それから「減速せずに」という意味だろうか。

もちろん、 警察官が歩道を通過する歩行者等を止めておいて、 徐行も一時停止もせずに歩道を横切りそのまま庁舎地下へ、 ということも場合によっては考えられる。

付: 新聞は持ってゆかなかったので、 おそらくこのアングルから撮ったのだろう、と推測して、 その背景をよく覚えてきた。 帰ってきて、写真を見たら当たりだった。

付:ほかに、この記事には「断れられて」なる語が見える。 これはどういう形だろうか? 可能動詞形「断れる」にさらに可能の助動詞 「られる」がついている?

2002-01-07 (1) 02:35:55 +0900

天皇・皇族と結婚した女性の元の氏はやはり「旧姓」という?

あまり聞かないが。

2002-01-07 (1) 02:00:20 +0900

くじの当たり番号予想機の広告における「的中」の意味は?

朝日新聞にはさまってきた、 自分で番号を選ぶタイプのくじの当たり番号を予想する、 というポケット計算機の広告。

的中結果として、合計すると一億円に近い額が載っている。 おお、すごい。 しかし、こんなに当たったのなら、 なぜ、こんなもうけの少ない商売の広告を配っているのだろうか。 商品の値段と販売部数 --- 限定何台と書いてある --- から、今回の売り上げが計算できるが、 五千万円程度にしかならない。

しばし考えた。 的中したとは書いてあるが、もうかったとは書いていないようだ。 ということは、この数字「も」予想していたが買ったとは限らない、 ということだろうか。 だったら、考えられる範囲の全ての数を「予想」してもいい、 ということになりそうだ。

2002-01-07 (1) 01:49:50 +0900

「砂糖」に「砂」の字がついていることを再認識 / じゃりじゃりした感じ…

5日づけ朝日新聞大阪本社版社会面の記事のタイトル 『甘い「砂漏れ」対策』を見て、 一瞬、 「甘い砂糖」かと思ってしまった。

そこで、 「砂糖」に「砂」の字がついていることを再認識した。 おそらく、砂のようにさらさらしているから、だろうが、 手元の漢和辞典では「砂」の意味は「すな」だけだ。

明日から、 「お砂糖入れます?」などと聞かれるとじゃりじゃりした砂を思い浮かべそうだ。 誰も聞かないだろうけど。

2002-01-07 (1) 01:34:10 +0900

「東大生も学力が落ちてるんだって?」の意味は?

5日づけ朝日新聞大阪本社版オピニオン面「編集部から」に 《「東大生も学力が落ちてるんだって?」》とあるが、 これは「以前の東大生と比べると最近の東大生は」の意味だろうか。 それとも、在学中にどんどん学力が落ちている、という意味だろうか。

2002-01-07 (1) 01:29:40 +0900

総ルビの本がよく売れているそうだ --- だったら聖書は?

5日づけ朝日新聞大阪本社版文化総合面『鏡の中の「子ども」1』に 《「ルビは魔物って気がしてるんですよ」 文芸評論家の斎藤美奈子さん(45)はこんな話を持ち出した。 (中略) ルビって大人も子どもも読んで大丈夫よ、 というメッセージ出してる気がする」》。 最近はそういう本がよく売れている、ということなのだが、 だったらやはり総ルビの聖書も売れていいのでは……。

逆は必ずしも真ならず。

2002-01-07 (1) 01:26:35 +0900

米厚生省の「汚い爆弾(ダーティー・ボム」に広島・長崎の原爆は含まれる?

5日づけ朝日新聞大阪本社版国際面「ヨウ素剤160万人分 / 米、テロに備え購入」に 《米厚生省は3日、テロ組織が原子力発電所を破壊したり、 放射性物質をまき散らす「汚い爆弾(ダーティー・ボム)」 を使ったりした場合に備えて》 とあるのを読んで、 米国が広島・長崎に落とした(のと同じ型の)原爆はこの 「汚い爆弾(ダーティー・ボム)」に当たるのだろうか、 とふと思った。 放射線をまき散らしても放射性物質をまき散らさなければ “きれいな爆弾”なのだろうか?

2002-01-07 (1) 01:15:32 +0900

書籍の広告の「何万部突破!」というのは売れた部数か?

刷った部数とか、返ってきた部数とか。

2002-01-07 (1) 01:10:45 +0900

京本コレクションのウルトラマンの箱の写真は「映像作品中のもの」?

「京本コレクション」のウルトラマンの箱に、 「写真、データは映像作品中のものです」と断り書きをして、 壊されていない大阪城のセットの前でウルトラマンと尾を切断されたゴモラとが向かい合っている写真が載っていた。 が、作品中ではゴモラが大阪城を破壊してからウルトラマンと戦うのでは?

箱の説明文は、タイプB、タイプCといってもマスクは複数あったのでは、とか、 これは対テレスドン戦のをベースにした、などと細かいのに。

2002-01-07 (1) 01:04:10 +0900

宛て名リストを渡すと投函までやってくれる年賀状作成サービスはないのか?

年賀状で、文面は印刷、宛て名はワープロ印字、というのがあるが、 これなら、 文面を選び、 宛て名リストを渡すと投函までしてくれるサービスがあってもよさそうだ。 もうあるのか?

2002-01-06 (0) 03:31:52 +0900

have been dead ... 「死んでいる」のは死んでから荼毘にふされるまで?

英語の She has been dead for three years を日本語に直訳できないのは、 日本では「死んでいる」のは荼毘にふされるまでだから、 ということはないだろうか? 遺骨になってしまうと、 「誰それがここで死んでいる」という感じはほとんどしなくなる。

2002-01-06 (0) 03:24:54 +0900

「似顔絵」を「にが・おえ」と思っている人はいないだろうか

「にが」は「苦い」の語幹で「おえ」は擬声語、とか。

2002-01-06 (0) 03:17:35 +0900

TVアニメ「ちびまる子ちゃん」の餅つきはヘンだった

昨年最後の放送分。

一人でついて相方は何もしていなかったし、 臼と杵でついたお餅には「つぶつぶがある」と子どもたちに言わせていた。

シナリオを書いた人がおはぎとカン違いしたものか。 それにしても誰も気づかないなんて。 そういう私も、中学高校のクラブの合宿でついたことがあるだけだ。

2002-01-06 (0) 03:03:08 +0900

「本商品の賞味期限は製造日より6カ月後です(製造日含む)」

……と、TOPVALU のむき甘栗の袋に書いてあった。 「6カ月後」に「製造日含む」と添えてあるのが珍しい。

「岩波判例基本六法 2000 年版」の見返しの遊び注1 「法令基礎用語例」によると《「後」は起算日を含まない》そうだ。 だから断わったのかも知れないが、 八月29日30日31日九月1日に製造された場合、 いずれも翌年二月28日が賞味期限になる。 その程度の精度なのだから、 製造日の一日を含むかどうか気にしても意味がないのではなかろうか。

むしろ、 「賞味期間は製造日から6カ月間です(製造日含む)」 としたほうがすっきりする。 この場合、民法一四三条により、断わらなくとも製造日を含むけれども。 法律か何かで、 「賞味期間」ではなく「賞味期限」を書くことに決まっているのだろうか。 それにしても、私なら 「賞味期限は製造日の前日の6カ月後です」と書くだろう。 「〜後」と「〜を含む」の組み合わせに不自然さを感じるからだ。

カルビー株式会社のポテトチップスには 「本製品の製造日は賞味期限の4ヵ月注2前です」と書いてある。 手元にあったものは「01.11.20製造」「賞味期限 02. 3.20」だったから、 むき栗にならえば「4カ月前(賞味期限日含まず)」だ。

注1:「見返しの遊び」については広辞苑第五版「装丁」のさし絵を参照。

注2:私は普段は「4カ月」のように書くが、 ここには「4ヵ月」と書かれていたのでそのまま写した。

2002-01-05 (6) 19:26:49 +0900

昔は腕時計の片すみに日付が出た。今は携帯電話のカレンダー内に時刻が出る

学生がセミナーのとき机の上に時計代わりに置いている携帯電話の画面を見て。

その昔のカレンダーは紙でできていたので時刻を出すことは不可能だった……。

2002-01-04 (5) 02:05:15 +0900

広辞苑第五版に「足袋」のさし絵が -- そういえば子どものとき履いたきりだ

足袋なんてさし絵をいれなくたってみんな知ってる、と思ったのだが、 よく考えると子どものとき履いたきりだ。

2002-01-04 (5) 02:01:50 +0900

「誰?」「私です」はあるが「誰?」「あなたです」はありえない。なぜか?

本文ナシ

2002-01-04 (5) 01:44:22 +0900

質問が「あなたは誰?」の意味ならそうだが、 「それをしたのは誰?」「それに選ばれたのは誰?」 などの意味ならありえる、とメールでご指摘いただいた。 その通りでした。

2002-01-08 (2) 03:00:40 +0900

MS-IME97 >「むかご」が「零奈子」と変換されるぞ?

「零余子」は出てこない。

2002-01-04 (5) 01:43:13 +0900

google で検索すると「零奈子」もあるようです。 ペンネームにしている人もいるみたい。

2002-01-08 (2) 03:02:12 +0900

「零余子」(むかご)を見ると「零因子」「余因子」を思い出す

本文ナシ

2002-01-04 (5) 01:38:50 +0900

源氏物語>「片恋」の反対は「諸恋」であったか……

こちらは今はほとんど使われない。 いや、「片恋」もあの小説のタイトル以外にはあまり見かけないか。

2002-01-04 (5) 01:34:38 +0900

源氏物語>「空消息」ってエアメールの……わけはない

「空」が air で「消息」が mail だから。

「藤袴」の初めのほうに出てくる語。 「消息」は必ずしも手紙とは限らない。

2002-01-04 (5) 01:28:05 +0900

源氏物語>「乙女」って雲井雁のことじゃなかったのか……

この巻は夕霧と雲井雁の恋を描く、と聞いていたので。

2002-01-04 (5) 01:21:37 +0900

源氏物語>「真木柱」は食べ物かと思っていたら違った

そりゃ貝柱だ。

うーん、けなげな娘だ、と思ったが、 そんなにその柱がいいなら持ってけばいいのに、と思ったりもした。

2002-01-04 (5) 01:18:32 +0900

源氏物語全巻にいちおう目を通した

2年前に「薄曇」まで読み、 あとは「朝顔」から「藤裏葉」までだけが残っていたのだと思う。 そこをこの年末年始に読んだので、 たぶん全部に目を通したことになる。

25年以上かかった。

読んだのは岩波文庫。岩波新書の「源氏物語」を参考書代わりに。

2002-01-04 (5) 01:16:32 +0900

雑煮の餅を焼くときの手の熱さから死んで焼かれるときの熱さを想像する

三が日の雑煮の餅は私がガスコンロで焼くが、手で裏返すので熱い。 死んで焼かれるときは、肉が灰になるまで焼かれるのだから、 もしも感覚があったらこれよりずっと熱いわけだ。

2002-01-04 (5) 01:07:58 +0900

NHK-FM バイロイト音楽祭>向こうのアナウンスが流れなかった

以前は、冒頭に向こうのオリジナルのアナウンスが流れたものだ。 「バイロイト・フェストシュピーレ、ノインツェーンフンダートなんたらかんたら。 バイロイト・フェスティバル、ナインティーンなんたらかんたら。……。 ウント・ニッポン・ホーゾー・キョーカイ」。 最後のは「日本放送協会」であるがドイツ語式に発音して 「ホーゾー」となっているのである。 よく、これの物まねをしたりしたものだが、去年は流れなかった。

2002-01-04 (5) 01:04:35 +0900

「方」と書かずに「方々」とすれば「ほう」と読み間違われない?

「かな漢字変換を使われる方が」と書くと「〜のかたが」か「〜のほうが」 かわからないので「〜のかたが」の場合はあまりこうは書かないようにしているが、 漢字を使わないとかなばかり続いて読みにくくなることもある。 そのときは「〜の方々」とする方法もあるか。

2002-01-04 (5) 00:39:21 +0900

朝日新聞>「今年の新成人」の定義は?

1日づけ朝日新聞大阪本社版社会面「少子化さらに…数字くっきり」 に《総務省統計局は1月14日の「成人の日」を前に、 今年の新成人は152万人と発表した》 とあるが、 「新成人」の定義は何であろうか。 以前は成人の日が一月15日に固定されていたので、 その日に満20歳の人、とか定義されていたと思う。 最近は移動祝日なので。

2002-01-04 (3) 03:38:02 +0900

朝日新聞>午年生まれが一番少ないのは丙午(ひのえうま)のせい?

1日づけ朝日新聞大阪本社版社会面「少子化さらに…数字くっきり」 に《今年36歳を迎える人が生まれた66年が丙午(ひのえうま) にあたり、出生数が少なかったため、十二支別の人口では最も少ない》 とあるが、本当だろうか。

毎年同じだけ子どもが生まれ、 一年に“何歳の人が何人亡くなる”というデータが毎年同じであったとしても、 年頭にはその年の干支(えと)の人が一番少ないはずだ。 n 年前の年に生まれた人の数を a[n] と書くとき

 a[1] >  a[2] > ... > a[12]
a[13] > a[14] > ... > a[24]
a[25] > a[26] > ... > a[36]
a[37] > a[38] > ... > a[48]
a[49] > a[50] > ... > a[60]
...
となるから、これを“辺々”足せばよい。 そうでなく丙午が原因だ、と言いきれるのだろうか。

2002-01-03 (4) 03:22:29 +0900

朝日新聞>「接続詞とは何か」が、誤解されていないか?

1日づけ朝日新聞大阪本社版文化面「接続詞のない時代に」。 劇作家の別役実氏と精神科医の香山リカ氏の談はまあいいとして、 作家の井上ひさし氏の文章は「接続詞」「接続助詞」 を正しい意味に使っているだろうか。 文と文とを接続することば、 というようなばくぜんとした意味に使っているようにとれる。

2002-01-03 (4) 03:13:20 +0900

旧暦の季節感だけが欲しいなら、新暦を何日か遅らせるだけでいいはず

冬至を含む月が十一月と読んだような気がする。 もしそうなら、平均すれば冬至は十一月十五日ごろになるだろうから、 一カ月と一週間ほど遅らせればいいことになろうか。

「月遅れのお盆」のようにちょうど一カ月遅らせればわかりやすいか。

2002-01-03 (4) 03:04:04 +0900

朝日新聞>「旧暦とは何か」が、誤解されていないか?

1日づけ朝日新聞大阪本社版家庭面「旧暦 新世紀に復活」 には次の三つのことがごっちゃに述べられている。

  1. その年の気候が旧暦に依存すること。

    7月に入ると、街では夏物セールが一斉に始まる。 仕入れを続けるのは業界の常識に反する。 だが、***さんには自信があった。 「今年は夏に閏月が加わる。長い夏になるはずだ」

  2. 潮の様子が旧暦の日付に依存すること。

    昔は潮を読み違い、収穫中に強い巻き潮をくらって、 沈没しかけたこともあった。旧暦との出あいは8年前。 村の長老の言葉がきっかけだった。

    「今日は七日潮じゃけ、はかどったやろ」。 調べてみると、旧暦の7日、大潮と大潮に挟まれ、 海が穏やかになる日に当たっていた。

  3. 旧暦と新暦とで季節感がずれていること。

    今年は新暦の2月12日が、元日だ。 「迎春」という言葉にふさわしい。 「桃の節句」の3月3日は、 新暦の4月15日。 この時期なら、桃の花が咲いている。 七夕は8月15日。 梅雨時と違って、織り姫、彦星の逢瀬が見られるかも知れない。

一番目のは、にわかには信じがたい。 過去のデータを載せてほしかったところだ。 二番目のは、 旧暦の「日」が月齢とほぼ一致することを知っていれば、 当たり前のことだ。 月齢を知らずに海に関する仕事にたずさわるなど、考えられない。 三番目のは、 旧暦で日付の決まっていた行事を無理やり新暦の同じ日付の日に変更してしまったのが季節感のずれの原因なのだから、 これまた当たり前のことだ。

第一の意味か第三の意味か、わかりにくいのもある。

関西の老舗(しにせ)料亭の板前さんは、 食材を本当の旬の時期に仕入れようと、 旧暦カレンダーを活用している。

旧暦がほとんど利用されなくなったため、 旧暦に神秘的な意味合いを感じている人もいるように感じた。

お断り:引用文中の人名はマスクしました。

2002-01-03 (4) 02:57:38 +0900

去年の新聞の残りは別として今年の新聞を読み始めた

確か学会があった十月から少しずつ遅れ始めて、 11 月 16 日以降の分が残っている。 それも読むが、今年の分も並行して読もう。

2002-01-03 (4) 02:32:54 +0900

地方ごとにいろいろな雑煮があるが、象を入れて煮るところはあるだろうか?

本文ナシ

2002-01-02 (3) 03:07:56 +0900

「行く末」は送りがなを省くと「行末(ぎょうまつ)」と同じになる

本文ナシ

2002-01-02 (3) 03:02:03 +0900

「〜が与えられたとする」という言い方は数学などでよく使うが

「金貨が 12 枚、与えられたとする」 「おっ、ありがてえ。 それだけありゃあ女房にハンドバッグの一つも買ってやれるってもんでさあ」 「いや、そういう話じゃない、もしも仮に、 『金貨が 12 枚あったとする』、という話だ」

2002-01-02 (3) 02:58:28 +0900

年賀状で励ましの言葉をくださったかた、ありがとうございます

「すのもの」は“秘密結社”であり、メンバーは公開していないはずだが、 それとなく知られたのか、 年賀状で励ましの言葉をくださったかた、ありがとうございます。

2002-01-02 (3) 02:41:40 +0900

更新記録 --- 25 日の未明を最後に、アップロードがとどこおっていた

本文ナシ

2002-01-02 (3) 02:36:26 +0900

開く際にドアが通過する範囲の床にはものが置ける

いま住んでいるところは足の踏み場もないほど散らかっているのだが、 内開きのドアを開ける際にドアが通過する範囲にはものが置けない、 と思い込んでいた。 その手前はぎりぎりまでものを置くので、 ドアを開ける際に足を置くべき範囲はほんの少ししかない。 しかし、私が書斎にしている部屋は床がドアの下端よりも 10 センチメートルほど低くなっている。 これだけあればものが置ける。 ドアの通過する範囲には足を置くことができないはずだから、 この部分にはものを置いても構わないわけだ。

問題は、部屋にはいるとき、うっかりものを踏んでしまうことだ。 慣れの問題か。

2002-01-02 (3) 02:30:03 +0900

二二六事件のビラの「皆泣いておるぞ」は「泣いて愚るぞ」?

二二六事件について、例えば 遠山茂樹・今井清一・藤原彰「昭和史[新版]」 (1959 年、岩波新書)128 ページに 《反乱部隊の下士官、兵の大部分は、 「今からでも遅くないから原隊に帰れ…… お前達の父母兄弟は国賊となるので皆泣いておるぞ」とのビラがまかれ、 放送がおこなわれると、たちまち帰順した》 とある。

このビラの写真を見た記憶があるのだが、 そこにも「泣いておるぞ」と書かれていた。 しかし、当時は歴史的かなづかいだから「泣いてをるぞ」が正しい。 まさか「織る」じゃあるまいし、と思っていた。

しかし、岩波文庫「源氏物語」第三分冊「胡蝶」18 ページの注で、 「愚(お)る」という動詞もあることを知った。

なお、google で 「国賊 泣いてをるぞ」は 0 件。 「国賊 泣いておるぞ」は 9 件。

2002-01-02 (3) 02:19:13 +0900

バイロイト音楽祭>「パルジファル」でなく「パルシファル」と言っていた

昨年末、 NHK-FM の 2001 年バイロイト音楽祭「パルジファル」 (12 月 28 日 21 時放送開始) において、案内役の三沢洋史氏は「パルシファル」と言っていたが、 ワーグナーがつけた名前は「パルジファル」である。 合唱の指揮もし、 前日まで「ジークフリート」ではなくわざわざ「ズィークフリート」 と発音していた人が、おかしいなあ、と思ったが、 あの作品中で Parsifal の名が出るのは第二幕のクンドリーとパルジファルの会話の中だけで、 合唱は一切この名前を口にしないのだ。

第三幕が終わっても、 アンフォルタスやグルネマンツがパルジファルの名前を知らないなんて……。 クンドリーは死んでしまうので、 本人が言わなければ彼の名前は誰にもわからない。 聞き出そうとすると彼はどこかへ遠くへ帰ってしまうのだろうか?

2002-01-02 (3) 01:55:17 +0900

付) 三沢洋史氏について Google で調べてみたところ、 「三澤洋史」のほうがより多く見つかった。

2004-01-06 (2) 19:09:25 +0900

バイロイト音楽祭>《パルジファル》で聖杯を置いているのは「神殿」か?

昨年末、 NHK-FM の 2001 年バイロイト音楽祭「パルジファル」 (12 月 28 日 21 時放送開始) において、案内役の三沢洋史氏は「神殿」という言葉をくり返していたが、 あの作品で聖杯を置いているのは「礼拝堂」ではないだろうか。 あれが「神殿」だと聖杯が“ご神体”になってしまうような気がする。

2002-01-02 (3) 01:38:32 +0900

付) 三沢洋史氏について Google で調べてみたところ、 「三澤洋史」のほうがより多く見つかった。

2004-01-06 (2) 19:12:26 +0900

「スタンプ2倍押しサービスデー」は押してもらえるスタンプの数が2倍か?

買い物をするたびにスタンプが押してもらえて、 スタンプがいくつかたまると景品と交換、というお店に 「本日スタンプ2倍押しサービスデー」などと書かれていることがあるが、 この「2倍」というのは押してもらえるスタンプの数が2倍なのだろうか?

「いつもと数、同じじゃないですか」 「力を2倍いれて押しています」、 とか。

2002-01-02 (3) 01:30:29 +0900

岩波文庫「源氏物語」>《〔母乳は〕おもふに》は「乳母は」の間違い?

第二分冊「乙女」310 ページ 9 行目。

2001-01-02 (3) 01:21:50 +0900

岩波文庫「源氏物語」>《〔雲故に〕むねのみふたがりて》に驚いた

第二分冊「乙女」313 ページ 7 行目 《大學の君〔夕〕〔雲故に〕むねのみふたがりて》 とあるのを見て一瞬、驚いた。

〔 〕は傍注で、人名などは短縮されている。 この「雲」は「雲井雁」のことであり、「故に」は「ゆえに」と読むのであった。 「夕」は「夕霧」。

2002-01-02 (3) 01:17:15 +0900

聖書>歴代志下には《自分の糞尿を飲み食い》の句がない

歴代志下第 32 章の、セナケリブのエルサレム包囲については、 列王紀下第 18 章、イザヤ書第 36 章に並行記事があるが、 そこにある《自分の糞尿を飲み食い》の句がここにはない。

2002-01-02 (3) 01:05:06 +0900

TVアニメ「サザエさん」>隣家の「うきえさん」は「浮餌さん」?

と書こうとして、「浮餌」で「うきえ」と読むことを確認しようとしたが、 広辞苑第五版には出ていない。 google で検索すると「浮餌」「浮き餌」という表記はあるが、 「うきえ」と読むのかどうか。 「撒き餌(まきえ)」は広辞苑第五版にも出ている。

2002-01-02 (3) 00:29:50 +0900

「〜かも知れない」は国語辞典では「知れる」をひくようになっている

これで、子どもにひけるであろうか。 「〜かも知れない」は「知れる」よりずっと早く覚えた言葉のように思う。

2001-12-31 (1) 02:55:10 +0900

CapsLock に気づかず接続しようとして三十円ぐらい損をした

いまはノートパソコンでインターネットをしているが、 これは CapsLock キーが電子式で、押し込まれはしない。 ランプがつくのだが、 このパソコンはサブなのでどのランプが何を意味するかまで覚えていない。 そんなわけで、打ち込んだパスワードが違って、 三十円ぐらい損をした。

2001-12-31 (1) 02:10:22 +0900

「『ら抜き』はだめ」と思い込むと“間違って”「蹴られる」と言わないか?

「蹴る」は五段活用なので可能動詞形「蹴れる」があるのだが、 「『ら抜き』はだめ」と言われるとこれを「ら抜き」形と誤解し、 「蹴られる」と言う人が出てこないとも限らない。 「蹴られる」は「未然形+『れる』」だから「書かれる」「行かれる」 と同じ形で、ありえなくはないが、 「雨が降っているから行かれない」は「行けない」でないとおかしい、 という人もいる。

ラ行五段活用なら「乗る」もそうだが、 「乗れない」は「ら抜き」でないと断言できるのに「蹴れない」 で躊躇するのは「れない」の前の母音がエなので「出れない」 などが浮かぶためか。 あるいは、 文語で唯一の下一段動詞だったことが関係しているか。

語幹がエ段で終わる五段動詞なら 「選る」「彫る」(える)、 「競る」(せる)、「焦る」(あせる)、 「照る」(てる)、 「練る」(ねる)、 「減る」(へる)もそうだ。 でもこれらの可能動詞形はあまり使われない。

2001-12-31 (1) 02:02:25 +0900

聖書>口語訳は《自分の糞尿を「食い飲み」する》と訳している

「自分の糞尿を飲み食い」だと糞を飲んで尿を食うことにならないか? (2001-06-24 (0) 01:36:30 +0900)》と 《欽定訳聖書には piss という単語が使われていたのか…… (2001-06-24 (0) 01:29:30 +0900)》に関連して。

口語訳では 「自分の糞尿を食い飲みする」 (列王紀下 18.27, イザヤ書 36.12)となっている。 「食い飲みする」はあまり見ない言い方だ。 歴代志上 29.22 には 「主の前に食い飲みした」とある。 新共同訳では「食べて飲み」。

2001-12-31 (1) 01:48:29 +0900

上のリンクはいまはった。それまでは a href タグをおいていなかった。

2006-05-11 (4) 22:20:14 +0900

「天然」の反対は「人工」のことも「養殖」のことも

エビが「天然」だと書かれていたので「人工エビなんてあるのか?」 と思ったが、この場合は「養殖」の反対だ。

2001-12-31 (1) 01:32:50 +0900

「肱笠雨」の説明を見て「ひじを笠代わりに」のポーズを試したができない

「須磨」の終わり近くの 《肱笠雨(ひぢがさあめ)とか降りきて》を見て古語辞典をひいて。

ひじを頭の上に乗せるのは不可能ではないか?  ひじを上げて前腕で頭を覆うならできるが。

2001-12-31 (1) 01:32:05 +0900

源氏物語>いま流行(?)の「〜とか」が使われている?

「須磨」の終わり近くの 《肱笠雨(ひぢがさあめ)とか降りきて》。

2001-12-31 (1) 01:13:15 +0900

指環>「ヴァルキューレ」第一幕のパロディーとしての「たそがれ」第一幕

父親(ジークムント)は女(ジークリンデ)に酒をもらい、 そうしているうちに二人はうちとけて、結ばれて、 そしてジークフリートが生まれたわけだが、 ジークフリートはグートルーネに忘却の魔酒を飲まされて身を滅ぼしてしまう。

ジークムントも間違った家に逃げ込めば毒の酒でも飲まされてひどい目にあっていたのかもしれない。 いや、それじゃ落語の「鰍沢(かじかざわ)」だ。

ジークフリートも、グートルーネに「味をみてください」 と言っていたらどうなっただろうか。 グートルーネは今までに会った女性をすべて忘れてしまい、 「私は誰?」と言い出したりして。

2001-12-31 (1) 00:59:20 +0900

指環>なぜジークフリートは隠れかぶとを持っていったのか?

あれは力のないものが大蛇などの姿を借りて身を守るためのもので、 ジークフリートのような真の英雄であればいらないはずだ。 それよりも、ブリュンヒルデに渡しておいたほうが役に立ちそうだ。

そう思って渡しておくと、 留守の間にブリュンヒルデがいろいろなものに化けてヴァルトラウテを驚かしていたりして……。 それじゃ「ラインの黄金」のアルベリヒとミーメの兄弟のようだ。 大蛇に化けたところにジークフリートが戻ってくると、 彼自身も驚くかもしれない。

2001-12-30 (0) 21:43:55 +0900

指環>もしもジークフリートがグンターでなく大蛇に化けて戻ったら

「神々のたそがれ」第一幕第三場。 ジークフリートが戻ってきたと思ったブリュンヒルデが彼を迎えようとするが、 そこには見知らぬ男が姿を現すので彼女は驚く。 これはジークフリートが隠れかぶとで化けているのだが、 間違ってグンターでなく大蛇の姿に化けて出てきたら、 ブリュンヒルデだけでなく観客も驚くであろう。

2001-12-30 (0) 21:35:59 +0900

指環>ジークフリートとブリュンヒルデが隠れかぶとで遊ぶこと

「ジークフリート」の幕が下りてから「神々のたそがれ」の幕が上がるまでの間。

ジークフリートは隠れかぶとを持ってきている。 これは、 かぶった人がなりたいものを思い浮かべながら念じるとその姿に変わることができるものなのだろう。 第二幕の「森のささやき」のあとのせりふによると、 ジークフリートは母親ジークリンデがどんな姿をしていたか知らない。 そしてそれを知りたいと思っていた。 ブリュンヒルデは「ヴァルキューレ」で彼女に会っているのだから当然知っている。 そのことを知ったジークフリートはブリュンヒルデに 「これをかぶって私の母親の姿になってみせてください!」 と迫らないだろうか?

次にはジークフリートが 「いま、こんな姿の年寄りがこの岩山のふもとで私を止めようとした」 とさすらい人に化けてみせ、ブリュンヒルデが 「ああ、それはヴォータンです! ずいぶん年をとったこと! 以前はこんなだったんですよ」 と二人の変身大会(?)は続くのであった。

2001-12-30 (0) 21:27:45 +0900

銀座天一には「揚場」という言葉がある?

カウンターの向こうでてんぷらを揚げる場所を指すのだろうか。 ウィンドウ内の貼り紙にあった。

岩波中国語辞典(倉石武四郎著)をみると、 中国語 yángcháng は全く別の意味だ。

中国語はずっと昔にほんの少しだけやっただけなのに、 きょうなぜ思い浮かんだかは不明。

2001-12-30 (0) 20:04:40 +0900

コンピュータ界では「J がないなら I で代用してくれ」ということはない?

昔のアルファベットには J はなく、I で書いていた。 だから、「J がないなら I で代用してくれ」ということがあったはずだが、 いまのコンピュータの文字セットではそれは聞いたことがない。

米国で作られたんだから当たり前か。

2001-12-30 (0) 19:56:45 +0900

みんなで共通に使う文字の範囲は ASCII だけだと少し狭いかも

「私の名前は、この文字セットで書くならこう書いてくれ」 と言いたいときがある。

漢字では「山田太郎」だけどアルファベットで書くなら Yamada Tarô で、ô が使えないなら o で代用してくれ、 とか。

その際の最小の文字セットは、 現在は ASCII 文字のセットであろうか。 コンピュータで世界がつながり、 かつコンピュータではもう少し多彩な文字が使える現在、 これでは少し狭すぎるような気がする。 せめて、á などを含む iso-8859-1 は使えないと。

(漢字を含めるのは反対。区別のつかない人が多いから。)

2001-12-30 (0) 19:48:01 +0900

続々・天秤を限られた回数だけ使って一枚だけ重さの違う金貨を見分ける問題

補・天秤を限られた回数だけ使って一枚だけ重さの違う金貨を見分ける問題 (2001-12-24 (1) 23:48:46 +0900)》の続きである。

四回の比較が許される場合は、40 枚が上限であった。 その場合を考えよう。

一度目の比較では 13 枚ずつを皿に乗せる。

「より重い」か「より軽い」かがわからないのは一度目に「つりあった」 場合に含まれている。

この解から金貨を減らしてゆくことで、29 枚から 39 枚の場合も容易に解がわかる。 14 枚から 28 枚のときもたぶんできると思うが、まだわからない。

41 枚の場合でも、 普通の金貨であるとわかっているものが別に 1 枚あれば四回の比較で済むことを示そう。

41 枚から 14 枚を取り出す。 残りから 13 枚を取り出し、普通の金貨を加えてから比較する。

取り除く枚数、交換する枚数は、5+4 枚などとならないように選んだ。 この場合は少々むずかしいからだ。むずかしいが不可能ではない。 5 枚から 1 枚を、4 枚から 2 枚を取り除いて 4 枚と 2 枚にする。 それから 2 枚と 1 枚を交換して比較すればよい。

ここまで書いて、次の命題を示せばいいのか、と気がついた。

命題A. 3n 枚の金貨があったとする。 この中には一枚だけ重さが(ごくわずかだけ)違う金貨が含まれている。 さらに、全ての金貨に「重いかもしれない」あるいは「軽いかもしれない」 の目印がついているとする。 このとき、天秤を n 回だけ使って重さの違う金貨を見つけ出せる。

証明:n が 1 のとき、すなわち 3 枚のときは、 同じ目印のついた金貨を比べればよい。 n が 2 以上とする。 「重いかも」の個数と「軽いかも」の個数は、 一方が奇数、他方が偶数である。 3n-1 枚の金貨を取り除くのだが、 このとき、奇数のほうから奇数枚、偶数のほうから偶数枚を取り除くようにする。 残りは「重いかも」「軽いかも」がどちらも偶数枚ずつとなる。 これらを二組に分けるのだが、 その際、「重いかも」が同数ずつ、 したがって「軽いかも」も同数ずつ、含まれるように分ける。 それから両者を比較する。

これをくりかえせばよい。[証明了]

この命題を使えば、40 枚の場合は次のように簡単に説明できる。

一度目の比較では 13 枚ずつを皿に乗せる。

注意: つりあわなかった場合、 加えた普通の金貨が「より重い」「より軽い」となることは実際にはありえない。 この場合が「ありえない」となる。

一般の n について考えよう。

命題B. (3n + 1) / 2 枚の金貨があったとし、 その中に一枚だけ重さが(ごくわずかだけ)違う金貨が含まれているとする。 このとき、別に普通の(i.e. 大多数の金貨と同じ重さの)金貨が一枚あれば、 天秤を n 回だけ使って重さの違う金貨を見つけ出せる。

証明: n が 2 のときは示してある。 n が 3 以上のとき、 (3n + 1) / 2 枚を

の三組に分ける。第二の組と、 第三の組に普通の金貨を合わせたものを比較する。 [証明了]

命題C. (3n - 1) / 2 枚の金貨があったとし、 その中に一枚だけ重さが(ごくわずかだけ)違う金貨が含まれているとする。 このとき、 天秤を n 回だけ使って重さの違う金貨を見つけ出せる。

証明: n が 2 のときは示してある。 n が 3 以上のとき、 (3n - 1) / 2 枚を

の三組に分け、第二の組と第三の組を比較する。 [証明了]

2001-12-25 (2) 03:24:49 +0900

上のリンクはいまはった。それまでは a href タグをおいていなかった。

2006-05-11 (4) 22:22:41 +0900

補・天秤を限られた回数だけ使って一枚だけ重さの違う金貨を見分ける問題

続・天秤を限られた回数だけ使って一枚だけ重さの違う金貨を見分ける問題 (2001-12-24 (1) 00:42:33 +0900)》への補いである。

最初は、こんなふうに考えて矛盾を出そうとしていた。

金貨が上限 m = (3n + 1) / 2 枚のとき解があったとすると、 金貨に 0, 1, ..., m-1 の番号をうまく振れば、 結論には 「0 が違う」 「1 が軽い」 「1 が重い」 「2 が軽い」 「2 が重い」 …… 「m-1 が軽い」 「m-1 が重い」 が一度ずつ現れ、 「ありえない」は現れないはずである。

解は「左が軽い」「つりあった」「左が重い」の三つずつに分かれる、 いわば「三分木」になるが、 毎回「つりあった」が続く枝を考えよう。

     :     :
     :     :
     |     |     +-
- o -+- o -+- o -+-
     |     |     +-
     :     :
     :     :

事実1. その枝の各ノード --- 比較に対応する --- では、 その先の『結論』に出てくる金貨はまだ一度も皿に乗っていない。 逆も正しい。 よって、「i が重い」がこの先にあれば「i が軽い」もこの先にある。 逆も正しい。

事実2. その枝の隣りあった二つのノードを考えるとき、 「左のノードの先の『結論』に出てくる金貨」であって 「右のノードの先の『結論』に出てくる金貨」でないものは、 左のノードでどちらかの皿に乗せなければならない。

以下、左の皿に金貨 1, 2, 3 を、右の皿に金貨 4, 5, 6 を乗せることを {1,2,3|4,5,6} のように書く。 三つに分かれるところでは

とする。 ほかと重さが変わらないことがわかっている金貨の一枚を * と書く。

一番右のノードを考えよう。 事実1より、この先の結論は(適当に金貨の番号をつけなおせば) 「0 が違う」 「1 が軽い」 「1 が重い」 の三つでなければならない。

金貨 0, 1 のうちどちらかが求める金貨だとわかっているから、 * を一枚使えば、あとは一回の比較で判定可能である。

       +- 1 が軽い
{1|*} -+- 0 が違う
       +- 1 が重い
ここではまだ矛盾は出ない。

次に、もう一つ手前のノードを考えよう。 ここからは全部で九通りに分岐するので、 金貨の番号を適当に変えれば 「2 が軽い」 「2 が重い」 「3 が軽い」 「3 が重い」 「4 が軽い」 「4 が重い」 の六つの結論が加わることになる。 * を一枚使えば、次のような解がある。

                     +- 4 が軽い
           +- {4|2} -+- 3 が重い
           |         +- 2 が軽い
           |
           |         +- 1 が軽い
{2,4|3,*} -+- {1|*} -+- 0 が違う
           |         +- 1 が重い
           |
           |         +- 2 が重い
           +- {4|2} -+- 3 が軽い
                     +- 4 が重い
* が三枚あれば、次のようなやり方も可能である。
                         +- 4 が軽い
               +- {4|2} -+- 3 が軽い
               |         +- 2 が軽い
               |
               |         +- 1 が軽い
{2,3,4|*,*,*} -+- {1|*} -+- 0 が違う
               |         +- 1 が重い
               |
               |         +- 2 が重い
               +- {4|2} -+- 3 が重い
                         +- 4 が重い
ここでも矛盾は生じない。

さらにその前のノードでは、 金貨 5 から金貨 d の九枚を乗せることになる。 * が九枚あれば次のようにするだろう。 「以下略」としたところには上の解がはいる。

                                                                   +- d が軽い
                                                         +- {d|b} -+- c が軽い
                                                         |         +- b が軽い
                                                         |
                                                         |         +- a が軽い
                                       +- {b,c,d|5,6,7} -+- {a|8} -+- 9 が軽い
                                       |                 |         +- 8 が軽い
                                       |                 |
                                       |                 |         +- 7 が軽い
                                       |                 +- {7|5} -+- 6 が軽い
                                       |                           +- 5 が軽い
                                       |
{5,6,7,8,9,a,b,c,d|*,*,*,*,*,*,*,*,*} -+- {2,3,4|*,*,*} -(以下略)
                                       |
                                       |                           +- 5 が重い
                                       |                 +- {7|5} -+- 6 が重い
                                       |                 |         +- 7 が重い
                                       |                 |
                                       |                 |         +- 8 が重い
                                       +- {b,c,d|5,6,7} -+- {a|8} -+- 9 が重い
                                                         |         +- a が重い
                                                         |
                                                         |         +- b が重い
                                                         +- {d|b} -+- c が重い
                                                                   +- d が重い
次のようにすれば * は三枚で済む。 乗せる金貨の番号が不規則に見えるのは、 結論が規則的に並ぶように番号をふりなおしたためである。 ノードの下に記した「+」「-」などの記号は単なるメモなので意味は書かないが、 少し考えればすぐにわかるであろう。
                                                       +- d が軽い
                                             +- {d|b} -+- c が重い
                                             |  (- -)  +- b が軽い
                                             |
                                             |         +- a が軽い
                           +- {6,b,d|5,7,c} -+- {a|8} -+- 9 が重い
                           |  (+ - - - - +)  |  (- -)  +- 8 が軽い
                           |                 |
                           |                 |         +- 7 が軽い
                           |                 +- {7|5} -+- 6 が重い
                           |                    (- -)  +- 5 が軽い
                           |
{5,7,8,a,b,d|6,9,c,*,*,*} -+- {2,3,4|*,*,*} -(以下略)
                           |
                           |                           +- 5 が重い
                           |                 +- {7|5} -+- 6 が軽い
                           |                 |  (+ +)  +- 7 が重い
                           |                 |
                           |                 |         +- 8 が重い
                           +- {6,b,d|5,7,c} -+- {a|8} -+- 9 が軽い
                              (- + + + + -)  |  (+ +)  +- a が重い
                                             |
                                             |         +- b が重い
                                             +- {d|b} -+- c が軽い
                                                (+ +)  +- d が重い
次のようにすれば * は一枚で済む。
                                                   +- d が軽い
                                         +- {d|b} -+- c が重い
                                         |  (- -)  +- b が軽い
                                         |
                                         |         +- a が重い
                       +- {6,b,d|5,7,c} -+- {8|a} -+- 9 が軽い
                       |  (+ - - - - +)  |  (+ +)  +- 8 が重い
                       |                 |
                       |                 |         +- 7 が軽い
                       |                 +- {7|5} -+- 6 が重い
                       |                    (- -)  +- 5 が軽い
                       |
{5,7,9,b,d|6,8,a,c,*} -+- {2,4|3,*} -(以下略)
                       |
                       |                           +- 5 が重い
                       |                 +- {7|5} -+- 6 が軽い
                       |                 |  (+ +)  +- 7 が重い
                       |                 |
                       |                 |         +- 8 が軽い
                       +- {6,b,d|5,7,c} -+- {8|a} -+- 9 が重い
                          (- + + + + -)  |  (- -)  +- a が軽い
                                         |
                                         |         +- b が重い
                                         +- {d|b} -+- c が軽い
                                            (+ +)  +- d が重い
まだ矛盾は生じていない。

しかし、上で、 一度目と二度目とで左右の皿に乗せる金貨を取り替える“テクニック”に気づいたら、 十三枚の場合の解がわかった。 これも、最後に金貨の番号をおきなおしたので、少々わかりにくくなってしまった。

                                               +- ありえない
                                     +- {4|b} -+- c が軽い
                                     |  (0 -)  +- b が軽い
                                     |
                                     |         +- a が重い
                   +- {6,b,c|4,5,7} -+- {8|a} -+- 9 が重い
                   |  (+ - - 0 - -)  |  (+ +)  +- 8 が重い
                   |                 |                 
                   |                 |         +- 7 が軽い
                   |                 +- {7|5} -+- 6 が重い
                   |                    (- -)  +- 5 が軽い
                   |
                   |                           +- 4 が軽い
                   |                 +- {4|2} -+- 3 が重い
                   |                 |  (- -)  +- 2 が軽い
                   |                 |
                   |                 |         +- 1 が軽い
{5,7,b,c|6,8,9,a} -+- {2,4|3,c} -----+- {1|c} -+- 0 が違う
                   |  (? ? ? 0)      |  (? 0)  +- 1 が重い
                   |                 |
                   |                 |         +- 2 が重い
                   |                 +- {4|2} -+- 3 が軽い
                   |                    (+ +)  +- 4 が重い
                   |
                   |                           +- 5 が重い
                   |                 +- {7|5} -+- 6 が軽い
                   |                 |  (+ +)  +- 7 が重い
                   |                 |
                   |                 |         +- 8 が軽い
                   +- {6,b,c|4,5,7} -+- {8|a} -+- 9 が軽い
                      (- + + 0 + +)  |  (- -)  +- a が軽い
                                     |
                                     |         +- b が重い
                                     +- {4|b} -+- c が重い
                                        (0 +)  +- ありえない
上の解では、 0 が求める金貨であった場合には「より重い」か「より軽い」かがわからない。 十三枚全ての金貨について、わかる解はないであろうか?  それはないのである。 もしあれば、その解では「ありえない」が一箇所にのみ現れることになる。 よって、最初の比較の際に乗せた金貨の中に求める金貨があった場合の結論は 18 通りまたは 17 通りとなる。 しかし、 乗せた金貨が偶数枚なので結論の数は偶数の二倍となるはずなのである。

枚数の少ない場合を考えよう。

問題が意味を持つのは三枚からである。 三枚、四枚は二回の比較でできるかもしれない。 四枚の場合は次のような解がある。

                 +- ありえない
       +- {1|2} -+- 3 が重い
       |  (0 -)  +- 2 が軽い
       |
       |         +- 1 が軽い
{2|3} -+- {1|3} -+- 0 が違う
       |  (? 0)  +- 1 が重い
       |
       |         +- 2 が重い
       +- {1|2} -+- 3 が軽い
          (0 +)  +- ありえない
三枚の場合は金貨 0 がないと思えば、上の解そのままでよい。 (四枚の場合に一枚だけは「より重い」か「より軽い」 かがわからないことの証明は十三枚の場合と同じである。)

同様に、上の十三枚の解で、0 から 3 の四枚のうち何枚かがないと思っても、 最初の比較で「つりあった」場合以外はそのまま通用する。 「つりあった」場合は、 求める金貨でないとわかった金貨 --- 八枚ある --- を一〜四枚まぜて五枚にしてから先に進む。 その先では、 求める金貨でないとわかっている金貨がもう一枚必要だが、 それも問題ない。 これで九枚から十二枚の場合が解けた。 金貨 0 がないと思えば、これらの場合には「より重い」「より軽い」 までわかる解があることもわかった。

次に八枚の場合。

                                   +- ありえない
                         +---------+- ありえない
                         |         +- ありえない
                         |
                         |         +- 7 が重い
           +- {2,3|4,5} -+- {2|7} -+- 6 が重い
           |  (0 0 - -)  |  (0 +)  +- ありえない
           |             |
           |             |         +- ありえない
           |             +- {2|4} -+- 5 が軽い
           |                (0 -)  +- 4 が軽い
           |
           |                       +- 3 が重い
           |             +- {7|3} -+- 2 が軽い
           |             |  (0 +)  +- ありえない
           |             |
           |             |         +- 1 が軽い
{4,5|6,7} -+- {2|3} -----+- {1|3} -+- 0 が違う
           |             |  (? 0)  +- 1 が重い
           |             |
           |             |         +- ありえない
           |             +- {7|3} -+- 2 が重い
           |                (0 -)  +- 3 が軽い
           |
           |                       +- 4 が重い
           |             +- {2|4} -+- 5 が重い
           |             |  (0 +)  +- ありえない
           |             |
           |             |         +- ありえない
           +- {2,3|4,5} -+- {2|7} -+- 6 が軽い
              (0 0 + +)  |  (0 -)  +- 7 が軽い 
                         |
                         |         +- ありえない
                         +---------+- ありえない
                                   +- ありえない
七枚の場合は金貨 0 が、 六枚の場合は金貨 0, 1 がないとすればよい。

しかし、これでは 0 が「より軽い」か「より重い」かわからないので、 次のようにしてみた。

                                       +-
                             +---------+- 7 が軽い
                             |         +-
                             |
                             |         +- 6 が重い
               +- {2,7|1,3} -+- {4|6} -+- 5 が軽い
               |  (+ - 0 -)  |  (+ +)  +- 4 が重い
               |             |
               |             |         +- 3 が軽い
               |             +- {3|1} -+- 2 が重い
               |                (- 0)  +- ありえない
               |
               |                       +-
               |             +---------+- 1 が軽い
               |             |         +-
               |             |
               |             |         +- 0 が軽い
{3,5,7|2,4,6} -+- {1|2} -----+- {0|1} -+- ありえない
               |  (? 0)      |  (? 0)  +- 0 が重い
               |             |
               |             |         +-
               |             +---------+- 1 が重い
               |                       +-
               |
               |                       +- ありえない
               |             +- {3|1} -+- 2 が軽い
               |             |  (+ 0)  +- 3 が重い
               |             |
               |             |         +- 4 が軽い
               +- {2,7|1,3} -+- {4|6} -+- 5 が重い
                  (- + 0 +)  |  (- -)  +- 6 が軽い 
                             |
                             |         +-
                             +---------+- 7 が重い
                                       +-

五枚。

                 +- 4 が重い
       +- {0|4} -+- ありえない
       |  (0 +)  +- 3 が軽い
       |
{3|4} -+- 三枚二回の場合に帰着
       |
       |         +- 3 が重い
       +- {0|4} -+- ありえない
          (0 -)  +- 4 が軽い

2001-12-24 (1) 23:48:46 +0900

上のリンクはいまはった。それまでは a href タグをおいていなかった。

2006-05-11 (4) 22:25:58 +0900

ABC 文体>H ... 叡智

本文ナシ

2001-12-24 (1) 21:16:31 +0900

便所にはいる回数と出る回数の差について

寒いのでトイレに行く機会が増えている。そんなときふと、 「一生の間に何回、トイレにはいるんだろう?」と思うことがある。

それはわからないが、 トイレにはいる回数とトイレから出る回数はたぶん同じであろう。 前者が一回少ないのは便所で産み落とされた子の場合、 後者が一回少ないのは便所で死ぬ場合である。 どちらもあまりうれしくない。 もっとも、両者が等しいからといって安心はできない。 便所で産み落とされて便所で死ぬ、そんなケースもありうるからである。

(便所にはいっているうちに便所を壊されたとか、 野原で用を足していたら回りに便所を作られてしまったとかの、 例外的な場合を除く。 便所にはいっているうちにその回りにさらに便所を作られてしまった、 なんてことも考えられるか。)

2001-12-24 (1) 20:50:05 +0900

「百人一首」を百人で一つの首をなす怪物と誤解している人はいないかな?

ドラクエ IV のフエイスボールみたいなの。

(確か「フエイスボール」だったはず。「フェイスボール」じゃなくて。)

2001-12-24 (1) 01:58:08 +0900

「見えないドア」というのは透明なもの? 壁と区別のつかないもの?

ゲームの攻略本などに「見えないドアがある」 と書いてあることがあるが、どちらだろうか。

2001-12-24 (1) 01:54:59 +0900

「ローマ数字」「アラビア数字」は「ローマ記数法」「アラビア記数法」?

英語では numeral であって digit ではない。 COD で numeral をひくと a word, figure, or group of figures denoting a number と説明されている。

「アラビア数字」は文字 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9 を指すようだが、 「ローマ数字」には IV も含めるのか、 それともこれは I と V の合成と扱うのか、 よくわからない。 「IV は I と V の二文字を用いたローマ記数法」 とすればすっきりする。

ただし、また COD に戻ると、 roman numeral は any of the Roman letters representing numbers: I = 1, V = 5, X = 10, L = 50, C = 100, D = 500, M = 1000 と説明されており、IV が含まれるのかどうかはっきりしない。 arabic numeral は any of the numerals 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, and 9 であり、 これらの文字の一つを指すようである。

2001-12-24 (0) 01:42:14 +0900

「IV」は一つのローマ数字? それとも「I」と「V」の二つのローマ数字?

本文ナシ

2001-12-24 (0) 01:34:13 +0900

続・天秤を限られた回数だけ使って一枚だけ重さの違う金貨を見分ける問題

天秤を限られた回数だけ使って一枚だけ重さの違う金貨を見分ける問題 (2001-12-23 (0) 02:38:40 +0900)》の続きである。

ほかと重さの違っている金貨を「求める金貨」と呼ぶことにしよう。

おさらいをしておこう。

この上限の場合に解があったとする。 最初の比較で 「つりあわなかった」場合は乗せた金貨の中に求める金貨があり、 「つりあった」場合には乗せなかった金貨の中に求める金貨がある。 前者は 2 * 3n-1 通りに分岐して結論に達するが、 これらには「金貨 i が重い」と「金貨 i が軽い」が対になって現れることと、 乗せた金貨が偶数枚であったことから、2 * 3n-1 は 22 で割り切れなければならない。 これは矛盾である。

よって、この上限の場合には解がないことがわかった。 新しい上限は (3n - 1) / 2 枚である。

n = 3 を代入すると 13 枚になるが、この場合には解があるそうだ。

しかし、 「解があれば『より重い』 『より軽い』までわかる解がある」 かどうかはまだわからないのだった。 もうわからなくてもいいとも言えるが……。

2001-12-24 (1) 00:42:33 +0900

付記: 「この上限の場合に解があったとすると、 その解では、分岐の先に書かれる結論には重複がない」 を 「……結論に「ありえない」がない」と訂正した。

2001-12-24 (1) 18:02:53 +0900

上のリンクはいまはった。それまでは a href タグをおいていなかった。

2006-05-11 (4) 22:28:19 +0900


すのもの Sunomono