進行方向は左です。

外からみて一見ストラットのように見えるななめ後ろへのフレームは、じつは主脚柱の構造の一部で、その先に図中紫色とピンク色で示した二つ折れになるストラットが垂直に関節結合されています。

脚の折畳みは、直接には図中赤色で示した油圧ジャッキがのびることで行われますが、おもしろいのは図中黄色で示したでっかい輪ゴム(被覆されたコイルバネかも)で、これは緊急時にムリヤリ脚を出すための力を蓄えるためのものでしょう。この場合、脚だし行程の最後のほうで一旦縮みかけた輪ゴムが再び伸ばされてますが、このくらいは主脚の慣性エネルギーで行けそうです。

油圧ジャッキとアップ/ダウンロックとのあいだに、もう少しひねった関係があるようですが、ちょっとわかりませんでした。多分、ダウンロックが外れると、輪ゴムがストラットを「ヒザかっくん」して、油圧ジャッキが自由になるのだと思いますけれど・・・

ロシアとかに渡った機体とかは、寒さでゴムがイっちゃったりしなかったのかな?

前脚へ 飛行機の脚へ 表紙へ インベーダーの主脚 グラマンF7Fの主脚