進行方向は左です。

ボーファイターの尾脚は、尾脚柱(図中緑色)に平行に固定されたピンクで示したレールと、その上をスライドするスライダ(水色)、スライダに関節結合された作動アーム(きいろ)、それを動かす油圧ジャッキ(赤色)で構成されています。

油圧ジャッキが縮むと、作動アームが後ろ側に回転し、尾脚柱を前に引き揚げます。しかし、普通に考えて、これだけだと回転軸が3点しかないので折り畳むことができません。三角形はゆがみません。(通常の飛行機の脚収容ストラットは回転軸が4点の「ひし形」であることを思いだしてください。)

そこで、この飛行機ではアームの尾脚側の関節をスライダとレールで遊動させることで逃がし、算数の図形の問題によくでてくる「点Aが移動して形が変わる」三角形とすることで解決しているのです。

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