タミヤのBSA M20 オートバイは、憲兵と運ちゃんのフィギュアが付いて、2011年頃発売されたようです。いつ買ったのか覚えてない・・・多分発売当初に買ったんだろうな・・・
「BSA」って、なんの略かと思ったら「バーミンガム・スモールアームズ」で、なんと、最初は小銃とか作ってる会社だったのですね。ガソリンエンジンが発明されるとともに登場したオートバイに手を出して、それが大成功っていう、歴史古い会社だったようです。
先にイタレリのツンダップを作って、バイク熱が高まったのと、ネットで素敵なアフターパーツを見つけたので、このストックに手を出しました。
ツンダップと同じく、フロントスタンドがあるので可動で再現。リアのはキットのが可動デフォルトでついてます。
タミヤの年式のチョイスは、いつもながら非常に融通がきかないもので、このキットはノルマンディ以降の新車をキット化。もっと初期の型を選んでくれれば、アフリカやらシシリーやらもチョイスできるのに、なんつーか意地が悪いです。
この年式だと燃料タンクの上にでっかい箱型のエアフィルターがついてるのですが、再現は不親切。パッケージの絵は素晴らしい再現度なのに!
作例も不親切なままです。はいはい、わたしの負けですよ。
このキットの前後のフェンダーにはでっかいパーティングラインが入ってますが、これはパーティングラインじゃなくて、実物にもある左右の組み合わせの折り目なので、削ってはいけません。
フロントフェンダー前方には、ステーを結合するでっかいリベット頭が2つ出てるのですが、キットにはないんで伸ばしランナーで再現してみた。
点火栓の線とかブレーキとかクラッチとか最低限のらしいパイプをテグスで配線してみた。
ペダル類はちゃんと再現されてるんでそのまま。一体でちょっと不満はあるけれど。
ナンバープレートは当時のイギリス軍は未記入?
キットを作ってるときに、左舷のサドルしたから斜め後ろへ下に伸びる棒のパーツがついてて、なにかと思ったら、この車の第三のスタンド、サイドスタンドでした!かっこええ!当然可動で再現ですよ!
キット指定の取り付け位置は下過ぎみたい。
1/35のタミヤのバイクのキットは、スポークの再現が悲劇的すぎて、ぼくは実はこのキットを何度も作ろうと思ったんだけれども、そのたびにスポークを見てゲンナリして投げ出してたわけですよ。でも、ある日、スワッシュデザインの「DKW NZ350」用のタイヤのパーツが使えると聞いたので、発注してみたのですよ。
すばらしい!これであのクソスポーク無しで作れるっ!って大感謝ですよ。 キットのタイヤは切り飛ばして、フェンダーの裏はリュータで削りまくって、ホイール回転可動にしました!(viki! 勝った!)
フェンダー削って、フロントスタンド可動で仕込んだところ。
色のチョイスはハンブロールの#179。
フレームが出来上がりかけてかっこいいんで記念撮影。
このバイクも、サスペンションはフロントだけで、リアにはなくて、サドル下にでっかいバネが付いてます。焼き鈍した真鍮線で作ってみましたが、実物はもっと真ん中が膨れてるんですよね・・・そんなのむりだからいいや。
サイドスタンドの可動再現。
シャーシ側の回転軸は、こんな感じに真鍮板に棒を指してはんだ付けしたのを、板を「コ」の字に曲げてから削って穴開けて最終的に削って形を出したのに、真鍮に置き換えたスタンドの棒野崎をペンチで潰したのに穴開けたのを0.3ミリ真鍮線シャフトで関節します。
シャーシ側の軸は短く切った真鍮パイプに通してから、飛び出た部分をペンチで潰して抜けドメしてからシャーシにパイプ部分だけ接着。最近ゼリー状瞬間接着剤の便利さに気がついた。
あと、後に乗る人用のステップはキットのままだとあまりに短小なんで、手芸店で売ってるTピン(真鍮製の先が尖ってない虫ピンみたいの)の頭を小さく削ったのに置き換えた。
タミヤのキットではだいたいが見えない側は省略されてボコッと穴が開いてるんで、ポリパテで埋めます。
ちなみに、このバイクの右舷に上下ふたつ付いたおむすび型の物体は、上がオイルタンクで、下は工具入れです。
今回オイルタンクのフタと工具入れのフタのロックレバーを自作再現してみた。・・・つーか省略しなくてもいいじゃんタミヤさん・・・
サドルバッグと毛布(?)。
サドルバッグは左右一本のベルトで荷台と結合されているようなので、そこに毛布を挟むという再現をしてみた。ベルトは鉛板。バックルは真鍮線。
こういうところについてのタミヤの再現は、これ、実物はどうやってついてるんだ?みたいなことが多くてとってもいやんです。
相変わらずデカールは貼りづらいっす。
でも、箱のベロに各マ−クの解説がついているのは素敵です。ちなみに、デカール番号の「1」〜「3」は師団エンブレム、「4」〜「5」は師団の下のユニットを表してます。白青の長いのは通信隊の腕章だそうな。
今回はどこの部隊かわからない師団通信隊にしてみた。
面白いのはどの機甲師団だろうが通信隊は白青に40だし62は師団麾下の歩兵旅団下の歩兵連隊の一つ(歩兵連隊は常に緑に61、62,63のどれか)だし、79は師団より上の直轄なんで師団エンブレムなしの79なんですな。(知ったかのウソかもね???)
メーターのデカール失敗したんで手書き。
ヘッドランプのイグニッションスイッチ(?)の前には電流計がついてるようですが、パス。
左ハンドルのグリップのとこにでっかい真鍮のレバースイッチ(バイクのこと知らないんで、なんの切り替えレバーか知らない・・・)があるので真鍮線で作ってみた。
こうしてDKWと並べてみると、やっぱりこの手の車両ってスポークの再現度ってとっても大切っす!素敵なアイテムを開発してくれてありがとうスワッシュデザイン様!