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2月12日(火)くもりのち雨
足元にご用心 パリには市街地の周辺部にいくつも鉄道の駅があって、それぞれノルド(北)駅はロンドン方面、東駅はドイツ方面、リヨン駅はイタリア方面と、行先を分 担しているようだ。私たちも明日の出発に備えて、宿替えだ。スーツケースを持って、国鉄で北駅からリヨン駅へ移動。リヨン駅の国際線窓口で明日乗る列車の 予約をした。特急なので追加料金7ユーロ払った。そのあとおととい予約したホテルにチェックイン。リフトがないので3階まで重いスーツケースを2人で運び上げた。 お昼前にホテルを出る。 今日はパリ最後の日なので、効率よく観光するため地下鉄のカルネ(回数券10回分)を買うことにした。たった9.3ユーロ、安い。2人で使って5回乗れるルートを考え、 最初にオルセー美術館へ向かった。地下鉄の階段を上って地上へ出ると、人だかりが。まさか!と思ったが、美術館への入場待ちの人々だった。行列がみるみる 長くなるので、私たちも慌てて列の後についた。1時間並んでやっと入場。行列の横には、色々趣向を凝らしたパフォーマンスをそれとなく披露して、ちゃっかり稼い でいる人が数組いた。 オルセー美術館は使われなくなった駅舎を利用してできているので、横長で蒲鉾型の天井などに駅の面影が残っている。展示品も膨大だ。ウイリィアム・モリス の作品を集めたコーナーには、家具やテキスタイルなどの作品も数多く展示してあり、なかなか印象的だった。
午後は地下鉄で市街地のはずれの方まで行き、広大な公園施設を見に行く。そのあとまた地下鉄を乗り換えて、サクレ・クール寺院へ行く。駅から寺院の
下まで続くゆるい坂道の両側には、土産物や服飾雑貨や布のお店が列をなし、しかも安い。冬物のバーゲンをやっていた。10分ほど歩いて、丘の上の白亜
の寺院まで登りきる。そこからはパリ市内が一望に見渡せたが、雨は止んでいたものの、遠くはかすんでいた。
今日一日だけ泊まるホテルは1つ星。おととい予約した時に、部屋を見せてくれるように頼んだけれど、高齢のオーナーは「部屋はきれいだから問題ない」という 感じのことをフランス語で言って、見せてくれなかったが、確かに内装は新しくてとても設備もよく、清潔だった。明日朝早いので、洗濯して早めにやすむ。
今日の会計:合計 107.1ユーロ <2月11日へ戻る ><日程表へ戻る><2月13日へ進む > |