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◆母と娘のヨーロッパ見てある記◆

2月15日(金)終日雨

  ミラノはきょうも雨だった
昨夜は目が覚めるほどの雨足の強さで降っていたが、朝起きてみると、まだ傘無しには歩けないほどの降り方だ。これでパリからミラノへの移動日に午後晴れて いただけで、あとは全てくもりか一時雨。そしてこの2日間は終日雨だった。8:20ホテルを出て徒歩でドゥオーモへ行く。途中、200ユーロのトラベラーズ・チェックを 両替する。手数料8ユーロだった。ドゥーモ近くの素敵なカフェで朝食。パンとエスプレッソコーヒーの簡単な食事だったが、とても美味しかった。

ミラノのシンポルのドゥオーモに9:00頃到着。荘厳壮大なゴシック建築だ。建物の前の広場につくと、雨の中30人くらいの固まりがいくつもある。ほとんどが日本からの ツアー客だ。礼拝堂の中に入ると、さらに30〜50人くらいの団体があっちでもこっちでもガイドさんの説明を聞いていた。そのどれもが日本語だったが、団体のほかにも 数人のグループや2人連れの女性、男性と、今までで一番日本人観光客が多かった。それだけ人気のスポットなのだろう。そういう私たちも日本人だったか・・・。

それにしてもドゥオーモの内部も外観に劣らず、大理石の床といい柱といい、ステンドグラスといい、規模の大きさといい、その絢爛豪華さにはただただ驚かさ れるのみだ。

ドゥオーモ(側面)ドゥオーモ ドゥオーモ(正面)雨にけむるドゥオーモ ドゥオーモ横のアーケード入り口この中が豪華な“ガッレリア”
ドゥーモ(大聖堂)の横のアーケードの中(ガッレリア)を見学しながら通り抜け、オペラの殿堂スカラ座の横を通り、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるとい うサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ行く。「最後の晩餐」は修道院の 食堂にあるらしいが、予約無しでは見れないとのこと。仕方がないので教会の礼拝堂へ入る。こちらは無料だったが、壁いっぱいに描かれたいくつもの宗教画がある。 暗い自然光だけの明かりの中に、キリストを中心とする聖書の場面らしい絵画が浮かぶ。それらの壮大ないくつもの絵画やステンドグラスを見ただけで、もう満足だ。

見本市の会場があると娘が言うので、さらに歩いて行ってみたが、会期中ではなかったので建物にも入れず、何も見るものがなかった。仕方がないので、最寄のメトロ駅 からドゥオーモまでの1ユーロの切符を自動販売機で買って、移動した。メトロの駅にして7つ目で到着。

再びドゥオーモ前の広場に出て、すぐ横のデパートに入った。文具売り場や食器売り場などをウロウロして、お昼は7階のレストランでランチをいただく。1枚の皿に 3種の料理が乗っていて、パンはテーブルの籐かごの中に4個入っている。メニューには「テーブルチャージ・サービス・パン代込みで1.8ユーロ加算します」と書い てあった。周りを見ると、みなハーフボトルの水を必ず1本はオーダーしていた。日本ならお冷や(水)は座ればタダで出てくるけれど、ここでは2.1ユーロ(約246円)の 水代を払って飲むわけだ。私たちは水は持参していたが、それも飲みにくいし、コーヒーやジュースを注文した。広いガラス窓からはすぐ目前にドゥオーモが 見えるレストランで、店内はほぼ満席だった。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会「最後の晩餐」で有名な教会 ホテルから駅への道路道路が駐車場も兼ねる
雨が止む気配がないので、またデパートの中を探索して、それぞれ小さな買い物をして、早めにホテルに戻った。ホテルの近くで夕食を調達。ミラノもきょうで終わりだ。 パリと比べると断然寒いのは、アルプスの山々に近いのと関係があるのだろうか。寒いせいか、ミラノでは毛皮のコートを着ているご年配の女性を多く見かけた。また 若い女性や男性も、ロングコートを着ている人が多い。それに老婦人はほとんどがスカート姿だ。パリではパンツばかりでスカートの人はほとんど見かけなかったのに、 いろいろちょっとした違いがあって面白い。

今日の会計:合計 119.96ユーロ
 ホテル代 67.14
 朝食     5.6(2人分)
 ランチ   28.9(2人分)
 地下鉄   2(2人分)
 買い物   12.39
 夕食     3.93


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