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2月22日(金)晴れ!
ウィーン音楽めぐり 最初に地図を頼りに、東方面にあるハイドンの家ヘ向かう。割とわかりやすく表示もあったので、見つけることができた。中に入って入館料を払おうとすると、いらないという そぶり。?と怪訝な顔をすると外を見てとのこと。外の掲示には料金が書いてあったが、よく見ると下の方に「金曜日の午前中は入場無料」と書いてあるのが読み取れた。 そうか今日は金曜日で、しかも私たちは朝1番乗りなんだ、なあるほどと納得。2人で5ユーロくらい得してしまった。朝からついているぞ! 中にはハイドンの楽譜や手紙、家族の肖像、楽器などが展示されていた。ハイドンの生家であるこの家は、古いためか歩くたびに床板がギッギッと鳴る。係りの女性が 説明したそうだったけど、なにしろドイツ語は分からないので自分達で見てまわった。ハイドンの家の由来を書いたプレートの前で、娘に写真を撮ってもらった。 次にこの近くにあるはずのシューベルト記念館を目指したが、なかなか見つからない。もしかしたらもう一つ先の通りかもしれないと、あらためて地図を見て行ってみると、 200メートル位先に玄関にオーストリアの旗を掲げた建物を見つけた。トーストリアの公共の建物には必ず国旗が4本掲げてあるのに気づいていたのでピンときたのだ。 行ってみると入り口横に「シューベルト」の名のついたプレートが掲げてあった。 案内に従って階段を登り3階へ。記念館といってもここも独立した建物ではなく、全体は普通の市民のアパートメント、つまり住居になっていて、通路やドア付近には子 どもの自転車や掃除道具などが置いてあった。その3階の受付へ行くと閉まっていて、開館は13:00〜16:30と掲示してあった。残念。午後また来ることにして、ウィーン の中心部であるリンクの方を先に見ることにする。 娘がいつもナビゲーター役をしてくれるので、私は楽チンだ。シューベルト記念館から北方向へ歩いて、一流のクラシックコンサートが開かれるウィーン楽友協会の建物 へ行く。ところがあいにく外装工事中らしく、囲いがされていたので写真は撮らなかった。そこから市立公園を目指して歩く。
公園を出てさらにリンクの中心にあるシュテファン寺院へ行く。途中の道には空き店舗の多くて、すこし寂れた感じがしたが、寺院の見えるところまでくると、さすがに観光客 でいっぱいだった。11:00到着して、寺院の中を見せてもらう。(無料)
そこから国立オペラ座までの広い通りは歩行者天国になっていて、人々が小春日和の中を楽しげに行き交っている。小さい子どもをバギーに乗せて歩くお母さん達も多い。 天気がいいので、子どもを外に連れ出しているのだろう。 国立オペラ座の角を右に曲がってしばらく行くと、王宮に隣接した広大なブルク庭園がある。その中に入り、モーツァルト像を写真に撮る。これで大作曲家をめぐる音楽の コースは一通り終った。郊外にはベートーベンの家もあるらしいが、これは諦めた。ウィーン西駅から市の中心部へ向かう賑やかなマリア・ヒルファー通りへ戻り、お昼 ごはん。地元の人や観光客で賑わっているシーフードのお店に入る。パエリア、サラダ、カフェラッテなど、ケースの中のものを注文していただく。味もよく、とても美味し かった。ウィーンは、さすがに日本人観光客も多く見かけた。
ウィーンは寒いと聞いて準備していたけれど、心配とは反して晴天で、雪も全然なくて、傘なしで歩き回れるのは嬉しかった。歩行者天国の通りをブラブラ歩いて、夕食の 買出しをしてペンションへ戻る。今回はウィーンの中心部をひとまわりして雰囲気を味わっただけで、コンサートの一つもいけなかったのが残念だけど、次回はゆっくり滞 在したい街だ。 夕食後娘と今後の旅のスケジュールを話し合う。私の希望でフランクフルト市内の楽譜専門店に行く予定を日曜日にしていたが、娘がドイツの土・日は 日本と違って、お店は開いていないという。それももっともなことに気づき、フランクフルトへは月曜日の朝行くことにする。そのために土、日の訪問先を変更することになり、 娘の希望と私の希望と、ユーロパスの使用残日数をにらみ、トーマスクック時刻表で列車の時間を調べ、2、3のルート案を検討して、ようやくまとまる。やれやれ。
今日の会計:合計 92.4ユーロ <2月21日へ戻る> <日程表へ戻る> <2月23日へ進む > |