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2月24日(日)雪 のちくもり
赤頭巾ちゃんの故郷アールスフェルトへ 9時頃ホテルを出発。5分で駅に着き、9:26発のICE(インターシティー・エクスプレス)にてフルダへ。たった30分くらいの乗車だったけど、ICEの1等はハイクラスで、日曜日 の朝のせいか、乗客はほとんどなし。豪華な黒レザーの椅子、TVモニター付、ゆったりした車内。まさに走る応接室といった趣だ。写真をとる。
12:32アールスフェルト着。さっそく駅から一番近い、ガイドブックにあったホテルをめざす。5分ほどですぐに見つかった。朝食・シャワー・トイレ付で66ユーロの3つ星ホテル。 ここに決める。1階はレストランになっていて、部屋は広くて、きれいだったがホテル全体がガランとしている。シーズンオフはこんなものなのかもしれないと思う。 なにしろここの旧市街地は、市庁舎と教会とマルクト広場を中心に直径300mほどの丸い形をした、可愛らしい町だ。丸い形なのは城砦に囲まれてた名残りをとどめているの だろう。グリム童話「赤頭巾ちゃん」の故郷としても有名らしい。 さっそく旧市街に入ってどんどん歩くと、もう町外れまで来てしまっていて、また半分戻って右の狭い通りに入ると、木骨組みの家々がずらりと並んでいた。 どうみてもどの家も木組みが傾いてゆがんでいるが、互いに支えあうように建っている。きっと家の床も水平ではないと思う。パリ・フィレンツェ・ローマと、壮大な石造りの 建築物ばかり見てきた目には、手作りの感触のするなんとも可愛らしい家並みの町だ。
パン屋さんを併設したカフェで、パンとスープで昼食。鶏肉と卵のスープはとても美味しかった。ちいさな町なので、マルクト広場を中心に何度もぐるぐると見て回って、2時 間くらいしかかからなかった。 日曜日のせいか開いているお店はケーキ屋さんばかり。なんとか夕食になりそうなものを調達して、3:30にはホテルへ戻った。あす朝も早いし、今日はのんびりするのも いいだろう。ローマ以来、久々に部屋にテレビがあったので、夜はアイスホッケーのアメリカ・カナダ戦を楽しんだ。そういえば、私たちはソルトレイク冬季オリンピックの 開会式の日に日本を出発したので、オリンピックのことはまるで忘れていた。日本のニュースも昨日の新聞で見たくらいだから、浦島太郎状態だ。でも旅のときくらい、 日本のことは忘れよーっと。
今日の会計:合計 83.18ユーロ
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