!--selection-->
2月27日(水)雨 のち晴れ
いざベルリンへ 駅まで10分くらいあるく。朝起きた時に降っていた雨は、もうすっかりやんでいて、青空がのぞくすがしがしい朝だ。駅のコインロッカーに荷物を入れて、バウハウスの昨日 見なかった住宅を見に行くことにする。駅裏手に出て、昨日行ったバウハウス校舎を通り抜け、駅から歩くこと20分。めざす建物の道路を挟んで向かいに、 こじんまりした私たち好みのペンションが建っていた。こんなところにあったのかと残念だったが、今度彼氏と来たらここに泊まったらいいよと娘に勧める。
デッサウには、他にも世界遺産に登録されているバウハウスの建築物が数多くあるが、地図で見てもかなりな距離があり、1日足らずの日程では無理とわかり、 またの機会ゆずることにした。私はもう来れないかもしれけれど、娘にはもう一度トライしてもらいたいと思った。 10:42発のIRにて、ベルリンに向け出発。昨日でユーロパス10日分を使い切ってしまったので、きょうは普通に切符を買って2等車にしたが、座席はゆったりしていた。 約1時間20分でベルリンツォー駅着。12:00だ。やはりベルリンは大都会だ。駅は大きく、駅前の大通りは人や車やバスでごった返している。 ひとまず候補にあげていたペンション・シルヴィアを探すことにする。手持ちのユーロがなくなったので途中のバンクによって、ATMで下ろそうとしたがうまくいかなかった。 おおまかな地図を頼りにペンションを捜し歩き、30分くらいしてようやく見つけた。受付は例によって2階なので、娘に行ってもらう。部屋を見てきた娘が、シャワー・トイレ付、 ダブルの部屋で、朝食つき66.5ユーロ、朝食なし56.6ユーロと報告。朝食つきにして、ここに決める。 建物はとても古いが、内部はとてもシックな雰囲気のするペンションだ。40代くらいの男性オーナーも、がっちりといかにもドイツ人らしい感じの人だ。ここも1階出入り口の 鍵と、部屋の鍵2本を渡されるが、オーナーが娘を1階まで連れて行って、出入り口の開閉方法を教え、部屋の鍵の開け閉めも練習させていた。部屋はそう広くはないが、 天井は素晴らしく高く、しっくいで装飾もほどこしてある。大きなマントルピースもあったがそれは使われていなくて、窓下にスチームの大きな管が通っていた。管の上は 網目状の棚がしつらえてあってので、洗濯物を干すのに便利なようになっている。
詳しい地図に従って20分くらい歩いてバウハウスへ着く。中は博物館になっていたので、入ってみる。2人で6ユーロ。ここの展示もなかなか充実していて、バウハウスの 歴史がわかるようになっていた。学生らしいグループが教師に引率されて詳しい説明を受けていたり、高校生くらいの若者の姿が多かった。バウハウスは建物も有名 だけど、多くのモダンな工業デザインでも知られ、椅子や什器類や文房具など今でも見たり使ったりしている実用的なデザインが多い。現在でも商品として生産され ているものが多く、こんなものもバウハウスのデザインだったのかと感心することしきりだ。 ゆっくり一回りして、娘は売店で本を買った。ちょうど雨が激しく降り出したので、お昼兼お茶をすることになり、館内のお店に入ってスパゲッティ―、チーズケーキ、 カフェラッテを取る。食べ終わるころには雨も止んだので、出発。さらにティーアガルテンへ向かって10分ほど歩いて、戦勝記念塔の近くまで行く。ここは広大な公園緑地帯 で、舗道は広く、両脇に木立が連なり人通りもまばら。右手は広い野原と林になっていて、サイクリング・ロードがあるきり。自然がいっぱいの都会の中のオアシスだ。 映画「ベルリン・天使の詩」にも出てきた戦勝記念塔を写真に撮り、ひき返してツォー駅近くのデパート ka de we を見てまわり、夕食の買い物をして18:00ホテル着。 きょうは旧西ベルリンの部分をざっと歩いてまわったことになるが、近代的なビルが林立していて、大都会という印象だ。街並もとてもきれいで、舗道も広くて歩きや すかった。
今日の会計:合計 135.9ユーロ <2月26日へ戻る> <日程表へ戻る> <2月28日へ進む > |