非公式側は、給水ポンプを中心に各種配管を構成します。
動輪に当たらない位置に給水ポンプを接着します。通常、ポンプ下部は動輪側を半分程度削っておきますが、今回はランボードが広いため、1/3程度の削りで収まりました。
蒸気室やテコなどを接着します。
公式側と同じ要領で、繰り出し管を作ります。
繰り出し管と、給水ポンプの蒸気管を接着します。
給水系の配管は前側まで伸びて給水温め器にも関係するので、前側も一緒に作ります。
まず煙室扉を接着しました。丸く切って水で湿らせ、大きい消しゴムの上で丸棒でプレスしました。
煙室扉ハンドルをデザインナイフで切り出します。ただ、この方法では輪の部分が目立ってしまい、あまり格好良くはできません。
エッチングパーツのように1枚の板を切り抜きたいのですが、細かすぎて私にはきれいにできませんでした。
煙室扉ヒンジ、ハンドル、手すりなどを細帯から切り出して接着します。
いったんこれぐらいにしておいて、ライトはあとで作ります。
給水温め器を丸めて作ります。細い帯はボイラーバンドと同じ要領です。
前デッキに接着します。ここが前方にせり出して見えるのがD50の特徴ですね。
先台車バネは細帯を貼り重ねて作ります。後ろのバネ釣りはデッキ裏側になるので付けませんでした。
作ったバネを、給水温め器の後ろ側に接着します。
公式側のコンプレッサー排気管を給水温め器に接続します。
シリンダーからの排気管は、直線部は紙帯をカットし、屈曲部は紙をシルエット的に切り抜いて接着しました。
配管を接続するフランジ部分などに、小さい円板がいくつも必要で(丈夫に接着するための、のりしろの意味もある)、これを切り抜くのが面倒です。
給水ポンプ排気管をボイラー側面に沿わせ、給水温め器に接続します。
ボイラーに沿う配管は、要所の配管ステー部を紙帯でU次形に挟み、瞬間接着剤で固めてから脚を切り落とし、ボイラー表面に接着しています。
少し太い給水ポンプからの送水管を同じ要領で作ります。先端は下に曲げて給水温め器に接着します。
色々接着しているうちに給水温め器後部の配管がごちゃごちゃしてきますが、弱い前デッキ部に強度を持たせる意味もあって付けています。あとで上に踏み板を接着するので、ほとんど見えなくなります。
逆止弁は紙片を丸め、上下に小さい円板を貼り重ねて表現します。
ボイラー側面に接着し、給水温め器まで給水管を接着します。この配管は平面的に形を切り抜いたものです。
給水温め器の後ろに、脚の付いた踏み板を接着します。
ボイラー側面の送水管の上にハンドレール、さらに上に通風管を接着します。
狭い場所に太い配管(紙なので細さにも限界があり)が4本並び、さすがに見苦しくなってきました。どれか省略したほうがよかったようです。瞬間接着剤が付きすぎて余計に線が太くなってきました(中途半端に染み込んだ状態で固まってしまうと、それ以上染み込まずに表面に盛り付けられてしまう)。
ライトを作って煙室扉の上に接着します。
安全弁、汽笛、発電機を作って接着します。これらの部品の作り方は、他の紙製蒸機と同じ要領です。
すべて瞬間接着剤で固めます。
カプラーとカプラー座を作ります。カプラーは大きすぎたり小さすぎたりして、これが3つめの作り直しです。
小さい割に部品が多く、曲げも多いので少々気後れします。
カプラーを接着し、解放テコ、エアホースを細帯から切り出して接着します。
解放テコは4本の支柱を端梁に接着し、その上部断面に載せて接着してあるだけです。
キャブ屋根に天窓とレール、屋根の両肩に雨樋を接着します。
キャブ窓にひさし、側面後部に雨樋と手すりを接着します。票挿しはうまく作れませんが、アクセントとして欲しいので四角形を貼り付けてあります。
機関部はもう少しです。まだテンダーが丸ごと残っています。