2004.11.19
できるだけ単純な形にしましたが、最低限の重ね貼りなどは取り入れました。
昔いた街の機関区にあった、コンクリートむき出しのものをモデルにしています。
仕上がりは市販品にはかないませんが、使っています。
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作例の型紙を用意しました。
この型紙や当サイトの工作により生じた結果につきましては、工作中のケガやプリンターの故障など派生的なものも含め、筆者は責任を負えません。勝手を申しますが、ご理解ください。
※開くにはAcrobat Reader、Adobe Reader等が必要です。
一度ダウンロード(ファイルに保存)し、そのファイルを開いたほうがよいようです。ブラウザで直接開くと表示解像度が低くなることがありました(印刷には関係しません…直接開くといっても、一時ファイルの形でどこかにダウンロードされているはずなので、別の理由なのでしょう)。
ダウンロードしたらAdobe Reader等で開いて、カラーインクジェットプリンタ等で印刷します。
手元に光沢写真用紙しかなかったので、製作中の写真はそれを使っていますが、最後につや消しトップコートを吹いたら失敗してしまい、捨てました(笑)。
上の写真は、YカメラでS社の「厚紙(スーパーファイン)」という厚さ0.22mmのつや消し用紙を買って作り直したものです。A4の30枚入りで430円でした。光沢写真用紙に比べると少々薄いですが、一応作れました。
用紙の説明書などに従い、プリンターの設定を合わせてから印刷します。
型紙をプリンターで印刷する際、「紙の目」に注意したほうがよいです。紙には曲げやすい方向と曲げにくい方向があります。 ※フチなし印刷をすると、拡大されて寸法が変わることがあります。ただしプリンターの機種やドライバの設定により結果は変わるようです。 |
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使う道具は、定規、ナイフ、ナイフで切るときに下敷きにするカッターマット(工作板)、接着剤、ピンセット、接着剤を塗るつまようじなどです。 光沢紙のようにコーティングされている紙は、木工用ボンドが効かないので、製作中の写真では透明ゴム系接着剤を使っています。 ナイフなど道具の使い方を誤るとケガをしたり、他人にケガをさせることがありますので要注意です。 |
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まず、上部の丸いタンクを作ります。 A1、A2を切り抜きますが、直線は定規を当ててナイフで切ります。 ナイフの刃には厚みがあるので、その分を見込んで、定規を少し切り抜き線から離して置きます。 |
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定規を押さえる指が、定規からはみ出ていないことを確かめてからナイフをまっすぐにあて、軽くナイフを定規に当てながらまっすぐ切ります。 一度で切らずに、2〜3回軽く引いて切るのもよいと思います。 |
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A1、A2を切り抜いたところです。 A1は丸めてタンクを作ります。A2はそれを接着剤で止める「のりしろ」になります。 |
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丸い棒などを当てて、紙を引っ張り上げるようにして転がし、少しずつくせをつけます。 |
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直径を合わせてみるために、タンクの上下のふた(A4・A5)を切り抜いておきます。 「線からはみ出したな」と思ったら、いったん止めて、進路を変更します。 |
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丸めたA1の両端を突き合わせて指で押さえ、上にA4かA5のふたを乗せてみます。 ふたが小さいようであれば、A1の端を少し切って調節します。端が少しはみ出すように定規を当てて、ナイフで細く切るのですが、切りすぎに注意します。 |
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直径を合わせたら、A1を接着して筒にします。 ゴム系接着剤は紙などに少し出して、それをつまようじで塗るのがよいと思います。糸を引いて塗りにくいですが、上手に塗ります。 ケント紙や「厚紙(スーパーファイン)」を使う場合は、木工用ボンドでOKです。 |
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もう半分を接着しますが、まずA1の断面を突き合わせ、それからA2に合わせて接着します。 先に断面を突き合わせないと、すき間が開いたり、重なってしまうことがあります。 |
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接着剤が乾いたら、上のふたA4を接着します。 接着剤はA1の断面につけますが、少し内側よりに付けます。また、少し多めにつけたほうが、途中で乾かないので位置決めが楽です。 |
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ひっくり返してふたの縁を指で軽く押さえてしっかり接着します。 | |
同じ要領で下のふたA5を接着します。 これでタンク本体は完成です。慣れないと時間はかかるかもしれませんが、それほど難しいところはないと思います。 |
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細い帯状のA3を切り抜いて、タンクの下端に巻きつけてみると、形に変化が出ます。 実は蒸気機関車のボイラーを作り、ボイラーバンドを巻きつけるという工作は、ここまでと同じ要領でできます。 |
タンクには、コンクリートの打ちっぱなしのような模様を印刷してみましたが、好きな色に塗ってみると面白いと思います。
上下のふたの断面が白いのが気になると思いますが、あとで面相筆やサインペンで灰色を薄く塗ると目立たなくなります。
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