Nゲージ蒸気機関車>蒸機の工作>雨宮20tCタンク(貝島タイプ)の組み立て
ワールド工芸から2016年秋に発売されたキットです。半年以上経って着手しました。
小型モーターと小径の輪心を使った小さいCタンクです。最近のワールド工芸の小型機の構造はだいぶ熟成しているようで、特に見慣れない部分はありませんでした。
それに比べて組み立てる側(ここでは筆者)の腕の熟成しないことといったら。
2017.6.10
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経験者向けのキットのようで、説明書には未経験者を対象にしたような手順説明は特にありません。
今までのキットを組み立てて、過去の説明書の注意書きなどを読んでいれば問題はありません(もしかしたら、もうそんな人しか、この手の金属キットを買わないのかもしれません)。
床板前方の丸穴を折り返し、煙室下部のボスが入ることを確認しておきました。
前後の端梁部などを折り曲げて、2枚を貼り合わせました。
前方に下廻りをネジ留めする穴があるので、M1.4タップを立てました。
1. 前端梁を貼り合わせ、下部のステップを折り曲げました。
2. 裏側に排障器を取り付け。
3. バッファーを取り付け。
4. MT-7用カプラーポケットを取り付け。
後部も同じ要領です。
1. 後端梁を貼り合わせ、下部のステップを折り曲げました。
2. バッファーを取り付け。
3. MT-7用カプラーポケットを取り付け。前後ともMT-7です。
4. ステップ中段を固定。内側に出っ張ったピンををカットするのを忘れ、下廻り合体の際に引っかかってしまいました。
曲げ済みの車体の内外の板を貼り合わせました。
貼合わせ後、車体の下の縁と、キャブの上の縁に、凸凹がないようにまっすぐ整えておきます。忘れると床板や屋根板の取り付けの際、きれいにできません。
1. 前端の固定ピンを下側に折り重ねて固定。
2. 給水蓋を固定。
タンク上部の手すりを固定しました。
前端は、タンクの内側(ボイラー寄り)にはみ出す部分があればカットしておきます。
キャブの前部妻板を貼り合わせました。
1. 貼り合わせた前部妻板を固定。
2. タンク後部板を固定。上部があらかじめ曲げられています。角の部分も内側からハンダ固定して、めくれないようにしておきました。
後部妻板も折り曲げて貼り合わせました。
後部妻板を取り付けました。
先に前後を閉じてしまったため、間に入れにくく、仕方なく左右に出たピンを短く削って無理やり割り込ませました。
左右のひさしを取り付けました。油断すると前後に微妙に傾いたりして、屋根を取り付けるときに曲がりが目立ったりします。
1. 曲げ済みの屋根板を固定。曲げは難しいのでいつも助かります。ありがとうございます。
2. 天窓を固定。
底板を貼り重ね、キャブ内側の溝に落とし込んで固定。
下廻り取り付け用のM1.4ネジを切っておきました。
煙室(ロストワックス)に、付属のガイド板をかぶせ、手すりを差し込む穴を0.4mmドリルで開口しました。
これが緊張します。ガイド板を当てていても、ズレてしまうことがあるからです。
また、厚みのあるロストなので、うっかりドリルを中で折ってしまったりですね(ずいぶんずさんな開け方だと思われるでしょうが、本当にこのまま開けました…)。
1. ライトの下部ピンをカットし、上部の突起に重ねてハンダ付け。
2. 手すりを差し込み固定。
3. 煙室扉ハンドルを固定。
ボイラーと煙室を結合する前に、ねじれや曲がりが出ないよう、床板・キャブ・ボイラー・煙室を仮合わせしました。
1. キャブ妻板とボイラー後端をぴったり合わせました。
2. 煙室下部のボスを床板の穴に入れました。
3. 煙室とボイラーの合わせ目を確認し、印を付けました。
位置を決めたボイラーと煙室を結合しました。
1. 蒸気ドームを固定する前に、汽笛を蒸気ドームに固定しました。
2. 蒸気ドームをボイラーに固定。
砂箱中央に、ふたを固定しました。小さい部品です。
砂箱を折り曲げて組み立て、左右に砂撒き管とする0.25mm真鍮線をハンダ付けしておきました。
小さいロストパーツをボイラーに固定しました。
1. 安全弁を固定。
2. タービン発電機を固定。
3. 逆止弁を固定。
4. 逆止弁配管を固定。真鍮線で作る人のために、曲げ用のガイド板も付属しています。
1. 砂箱を固定。
2. 砂撒管をボイラーに沿って曲げ、下部を固定してカットしました。
キャブを床板にぴったり合わせてハンダ付けしました。
床板に蒸気管を固定。
ボイラーを固定しました。先に仮合わせしてあるので、ぴったり付きます。
1. 前方に斜めのブレースを固定。床板側に固定し、ボイラー側は付けていません。
2. つかみ棒を固定。
これで上廻りは終わりです。特に難しいところがないので、1日でできました。
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