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電動ターンテーブルの組み立て(2)

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締結装置レバー、やぐら

レバーの部品構成

締結用レバーは、台座に側板2枚とレバーを重ねて取り付ける構成です。

台座の形状修正

台座は片方のガーダーの端に取り付けましたが、横梁(11)の一部が台座に当たったので、台座を削って修正しました。

レバーの固定

先に台座を固定してから、残りのパーツを内側から順にハンダ付けして固定しました。

軸棒の追加

中央にレールを設置するので工夫が必要ですが、赤の点線のあたりに真鍮線などで軸棒を追加すると見映えがするかもしれません。 ワールド工芸のディスプレイ用ターンテーブルのときは取り付けてみましたが、今は特に何もしません。

やぐら

中央部のやぐらは1枚の板になっています。貼り重ねや折り返しはありません。

上部の形を決めるために、3mm厚のアクリル板によるゲージが付属しています。

やぐらの折り曲げ

ヤットコで大体折り曲げてから、ゲージを合わせて角度を確かめます。
あとで折り曲げ部の内側に補強ハンダをしておきます。

標準的なやぐらの場合はこれで終了ですが、少々強度的に不安だったので、付属していた会津若松版の部品を取り付けて補強することにしました。

会津若松版足場

会津若松版の足場は、金網と支えの2つのパーツからなります。
金網はマスクずれのために十分透過していない部分があるのが残念です。しかし、そのままでも美しい外観です。

会津若松版足場の組み立て

支えの枠に金網を通し、裏側からハンダ付けで固定しています。

足場の固定

組み立てた足場を、やぐらの上部に下から合わせ、頂上付近と金網左右をハンダ付けします。
前後や側面から見て傾かないように調整します。

なお、側面に付属のハシゴを取り付けるときは、ハシゴと一緒に取り付け高さを決めたほうがよいです。

頭がぶつかる…

しかしこれを取り付けると、KATOのC11などの頭がつかえて通れないことがあとでわかりました。ご注意を。
この転車台は1/150、C11は1/135です。

later 取り付け位置を上げたところ

やっぱり色々な機関車を載せてみたいので、あとで足場を取り外し、取り付け位置を上げました。支えの枠もそれに合わせて上下を短く切り詰めました。

やぐら下部の折り曲げ

やぐらの下部は、裏側に付いている折線の位置で、内側に1段折り曲げます。
これをガーダーの側板にぴったり重ねてハンダ付けすることになります。

ハンダ付けの下穴準備

ハンダ付けのため、あらかじめやぐらの取り付け位置に1mmの穴を開けておきました。

やぐらの固定

完成したやぐらをぴったり重ねて、裏から小穴を通してハンダ付けしました。
上手な方なら表からでもうまくハンダ付けできるのでしょうが、私には難しいので、極力裏からハンダ付けするようにしています。

ハシゴ

足場を付けたので付属のハシゴも取り付けることにしました。
上下2箇所に取り付け足があるので、直角に曲げて補強ハンダします。長いほうの足が上側になります。

ハシゴの取り付け

取り付け足の長いほうを足場の下側に、短いほうはガーダーのうちの下側にそれぞれ密着させます。 そのため、足場の高さにも注意が必要で、何度か付け直しました。

やぐらを固定したので、ぶつけて曲げたりしないよう、取り扱いに十分注意が必要です。


操作室

操作室の整形

牽引操作室には彰化機関区版(大型)と会津若松版(小型)が付属しています。
最初は彰化機関区版を作ろうと思っていたのですが、やぐらに会津若松風の足場を取り付けてしまったので、会津若松版のほうを使いました。

しかし、全体的には「国内にあった何か」という程度のイメージで組み立てています。

折り曲げ線の筋彫り

今までの部品よりも折り曲げスパンが長いので、Pカッターを使って折り線を深くしておきました。

折り曲げ

端のほうから少しずつ折り曲げていきます。
かなり大きめののりしろが付いています。

ステップ部分の注意点

ドアの下にはステップを付けるスリットがありますが、ここの一部がのりしろと重なります。
組み合わせる前に、重なる部分を削っておきました。

箱組み

きちんと箱に組み、合わせ目をハンダ付けしていきます。
安易に耐熱フィンガーを使って固定してしまいました。さすがケブラー繊維、熱さは何ともありませんが、ちょっとベタついてきます。

箱組み終了

箱組みが終わったところです。

右側に飛び出しているのは、あとでガーダーに取り付けるためのステーです。

屋根板を曲げる

屋根板を曲げます。

両端には折り線がついているので、そこで角がついて曲がるようになっています。

屋根板を取り付けたところ

何とか曲げて取り付けたところ。色々と削り合わせが必要です。
屋根の両端の折り線は、それほど深いものではないので、ヤスリで整えているうちに消えました。

ドアの下にステップも付けます。

裏側

背中側のほうです。

窓ガラスをどうやって貼るのか考えていませんでした。屋根は固定してしまいましたし、床もふさいだのでもう無理でしょう。冬は寒そうです。

台枠の取り付けの謎

下側に台枠が付きますが、ちょっと謎があります。
台枠に開いている角穴(あとで車輪が付く)と、取り付けツメの位置から見て、写真のような向きで重ねればぴったり合いそうです。
しかし、これでは台枠の側板を下側に折り曲げたときに、エッチングの刻印が全部裏側になってしまいます。

向きを変えたところ

折り曲げたあとに模様が表に出るようにするには、写真のような向きになるのですが、これでは取り付けツメと穴の位置が床面と合いません。 床面の赤で記した位置に穴がないといけないはずです。

穴を追加した

結局、模様が表に出るように台枠を曲げ、床板には新しく穴を追加しました。
何か間違えているのかもしれませんが、自分はこのように作ってみたということでいいでしょう。

車輪

床板の穴には、アクリルの車輪パーツが付きます。

台枠をガーダーに固定

組み立てた操作室の台枠を、ガーダーの2箇所の穴に差し込み、ピットの円周に合わせて角度を調整します。

操作室を載せてみたところ

操作室を載せて、さらに位置を決めます。

なお、操作室はここでは固定していません。ガーダー部とは別々に塗装して、あとで接着する予定です。


ガーダー部生地完成

ガーダー部完成

毎日の作業時間が少なかったこともあり、4〜5日かかってしまいました(のべ10時間ぐらい)。
これで上物の金属部分の工作は全部終わりです。

ガーダー部完成

向こうは以前に組み立てたワールド工芸のディスプレイ用です。 同じサイズのものをモデルにしているため、双方ともほぼ同じ長さです。

あとはいよいよ、アクリル工作が主体のピットと動力部です。早くそっちを始めたくて仕方がありませんでした。


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