Nゲージ蒸気機関車2008年のメモ>2008.12.6(C11 2008年再生産)

C11(KATO) 2008年再生産

お馴染みのロングセラー商品です。 前回の再生産から1年半と短期での生産で、特に変わったところはありません。

前回品の特徴についてはこちらをどうぞ→C11 2007年再生産


C11と同時に、これまた模型としてもレトロなオハ31系客車が3種再生産されています。機関車と客車3両を定価で全部買っても7,900円(税抜)という安さです。

C11は客車・貨車をどんな風に連結しても似合う機関車なので、別にオハ31系でなくてはならないわけではなく、今年(2008年)売られた色々な客車や貨車もつないで遊べます。

小型レイアウトに適している形式なので、客車3〜4両程度のコンパクトな編成はどれでも似合い、財布にやさしいです。

客貨混合列車

月並みですが、特に持っている車両の数が少ないうちは、したくなくても混合になります。C62でこれをやるのは抵抗があったとしても、C11では何でもありません。

C11 ワム オハフ61 オハフ61

C11+客車+貨車

C11+客車+貨車

これはアリイのオハ61系(オハ62タイプ)です。トミックスからも近々オハ61が発売されますし、昨年再生産されているKATOのオハ35系、またMODEMOのスハ32などでも面白いです。こんなふうに先頭に貨車があった運用では、客車まで暖房が通らないので、ダルマストーブが活躍したことも。

KATOのC11はかなり大きくできているので、客車・貨車とのバランスの悪さが気になるときは、直後にKATOのワム80000などオーバースケールの貨車を連結すると見やすくなります。

ブルートレイン

3〜4両にまとめたブルートレインもC11で引けます。実際にありました。KATOのC11は後部のライトも点灯するので、模型的に映えます(進行方向に応じて自動切換え)。

C11 ナハネフ23 ナロネ21 カニ21

C11+20系

これはKATOの20系です。C11と同じ頃に発売されていた模型ということで、20系の旧製品でも揃った感じになるかもしれません。

バック運転のときは前側のカプラーを重連用カプラーに替えますが、C11にはアーノルド形しか付属していないので、客車側もアーノルド形に替える必要があります。
逆に機関車側に、C58などに付属しているカトーカプラー形を取り付けるときは、そのままでは大きさが合いません。先台車の上にプラ板などを張り重ねて調整します。

重連

C11は値段が安いので、2両揃えるのも比較的容易で、重連も気軽にできます。列車の前後に分けても面白いです。小型の山岳線には似合いそうです。

C11 貨車 貨車 貨車 貨車 C11

C11+貨車+C11

これはトミックスのワム80000、トラ70000、チ1タイプ、アリイのヨ3500です。ここまで凸凹にしてしまえば、機関車の大きさだけにこだわっても仕方ないかもしれません。というわけで一般に頭が高いマイクロエースの蒸気機関車にも有効です。

あまり特定機や特定の運用を難しく考えずに、市販品をそのまま使って色々遊んでみるのも面白いですし、蒸気機関車の列車は結構それを許してくれます。「こんなのもあったかもしれない」と思わせる要素が多いからです。

デフなし

C11の模型はデフが別パーツになっており、横から差し込まれて軽く接着されています。壊すのを覚悟で外してみるとこんな風になります。

C11デフなし

何かこれはこれで似合うような気がします。デッキにつかみ棒など立てると格好良さそうですね。頭の中でC10に変換することができるかもしれません。

こういう歴史的模型が低価格で買えることは意義がありますが、現代の技術でC11をセンスよく再現した最新製品も登場してほしいです。しばらく蒸機から遠ざかっているトミックスにもチャンスのある形式だと思います。


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