KATOのロングセラーモデルであるC11がついにリニューアルされました。
少し前まで、C11といえばKATOとマイクロエースしかなかったのですが、この1年でトラムウェイやトミックスも参加してC11だらけになっています。
トミックスとは発売時期が近づき、延期合戦で謎のデッドヒートになりましたが、40周年(年度?)という縛りのなかったKATOが2週間の差で最終ゴールしました。
先日書いたトミックス単独の感想ページを丸コピーしています。こちらはKATO単独の感想ページになっています。
写真はそれぞれ適当に撮ったため、同じように見える写真でもアングルや画角が異なっています。
各種の感想は、私が持っている少数の個体に関する個人的な意見ですから、特に一般的なものではないことをご了承ください。
超ロングセラーの先輩とはがらりと様子が変わりました。
202(→2002) C11
1971年に発売された初期製品です。
現在も改良のうえ、「かわね路」号セットとして発売されています。
SM-5モーターの在庫がある限り、まだまだ頑張れるかもしれませんよ…?
2021 C11
ついに発売されたリニューアル品です。
「車体の大きさを見直し」とありましたが、先代とこんなに違います。ようやく他社と長さが揃いました。
これを次のロングセラーにしようと、気合を入れて開発されたのではないでしょうか。今までの歴史をぶち壊したくないですものね。
旧製品の思い出も尽きないなァという方はたくさんいらっしゃると思います。
プラ成型品の良さがよく引き出されていたかと思います。46年前に、もうこんなところまでできていたのかと驚かされる表現がたくさんあります。
カタログには「Nゲージとは思えないすばらしいできばえです」との、メーカー自らの賛辞がありました。
一応、旧製品や先日のトミックス製品などと並べてみます。トミックスと長さが同じでディテール粒度も同じのため、遠目には一瞬両者の区別がつかないです。
2002 C11(旧製品)「かわね路」号
(拡大写真)
こちらは旧製品の最新の姿です。客車が3両付いて1万円という、ちょっと誰も破れない低価格が武器です。
2021 C11(リニューアル)
(拡大写真)
小型蒸機の開発技術が実を結んだ新製品。
旧製品と同じく3次形です。
トミックス C11 325号機
(拡大写真)
ついこの間発売されたばかりです。KATOと違い特定機になっています。
2022-1 C12
(拡大写真)
一昨年発売されたC12です。これがものすごい性能。おそらく両社のC11に影響を与えています。今年も再生産があります。
ここからはKATOの新しいC11のみです。
もはや手慣れたKATOにとっては普通の表現ばかりなのかもしれませんが、今までの蒸機の表現にさらに味付けが加わった部分もあり、慣れた方にも新しい発見があります。
形態はナンバーを特定しておらず、メーカーが想定した3次形の平均的な姿とされています。
というわけで、ナンバーは一番下にあって切り取りやすかった235を付けました。
こうやって撮ると大きく見えますが、実際には1/150の小さな車体です。
トミックスもKATOもこれ以上ないほどの表現になっていますが、もちろん作り手が異なりますから、それぞれの特徴もあります。
もう少し見てみます。