Nゲージ蒸気機関車>蒸機の紹介>C53

C53

C53 ワールド工芸

2000.1.22/2017.11.16

3シリンダーで有名な堂々とした機関車です。出発時の動輪の角度によっては発進できなくなる問題があったことも、蒸機ファンの方には有名です。
1980年代には早くも中村精密から製品化されており、その後15年のブランクを経てキングスホビー、モア、ワールド工芸、マイクロエースから次々と発売されました。
2015年現在も、ワールド工芸がバリエーション展開を行っています。

1-全体の大きさ | 2-フロント周辺・編成3-キャブ周辺・テンダー他4-中村精密・キングスホビー・モア・ワールド工芸5-マイクロエース


横から

●標準型

中村精密(横から) 中村精密
(拡大写真)
キングスホビー(横から) キングスホビー
(拡大写真)
モア デフなし(横から) モア デフなし(33号機)
(拡大写真)
マイクロエース デフなし・改良品(横から) マイクロエース デフなし・改良品
(拡大写真)
マイクロエース デフ付き(横から) マイクロエース デフ付き(30号機)
(拡大写真)
ワールド工芸 デフなし(横から) ワールド工芸 デフなし
(拡大写真)
ワールド工芸 デフ付き(横から) ワールド工芸 デフ付き
(拡大写真)

比較的初期の中村精密とキングスホビーは他より少し長くなっています。キングスホビーはもともと大きいKATOのC55にかぶせるボディーキットです。

モア製品は韓国製の金属完成品です。モーターの都合らしくボイラーが太いのですが、高さは抑えてあるのでサイドビューはよい感じです。ワールド工芸も最後発だけあってよい形です。テンダードライブのため、エンジン側のデザインの制約があまりないようです。

どの模型も、少し離れた第一動輪は再現されていますが、キングスホビー製品では自分でC55の動力を改造して動輪を移設します。

●C53 43(流線型)

実物でただ1両だけ流線型に改造されたものですが、模型でも4社が発売しています。

中村精密 中村精密(拡大写真)
キングスホビー キングスホビー(拡大写真)
ワールド工芸 ワールド工芸(拡大写真)
ワールド工芸 ワールド工芸(新)(拡大写真)
マイクロエース マイクロエース(改良品) (拡大写真)

中村精密製品はホワイトメタル一体ボディーの製品が多いのですが、この流線型では上廻りが真鍮エッチングで、機炭間隔も比較的狭くなっています。
ワールド工芸製品は新旧ありますがシルエットはほとんど同じです。機関部の走り装置が新製品では少し後ろに移動しています。テンダー側面の模様なども少し違ったものになっています。
最後のマイクロエース製品は、一番全長が短くなっています。写真は2008年に改良品として再生産されたものです。

前から

中村精密 キングスホビー モア(デフ付き) マイクロエース(デフ付き) ワールド工芸(デフ付き)
中村精密
(拡大写真)
キングスホビー
(拡大写真)
モア(デフ付き)
(拡大写真)
マイクロエース(デフ付き)
(拡大写真)
ワールド工芸(デフ付き)
(拡大写真)
モア(デフなし) マイクロエース(デフなし) ワールド工芸(デフなし)
モア(デフなし)
(拡大写真)
マイクロエース(デフなし)
(拡大写真)
ワールド工芸(デフなし)
(拡大写真)

生まれの違いにより、ボイラーの太さや高さには顕著な差があります。
実物も写真によって見え方が違いますので、興味のある方は調べてみてください。それぞれ少しずつ似たところを見つけることができるかもしれません。
キングスホビーの煙室扉は、その手すりも含めて一体のロストですが、キットにはエッチングの手すりも別に付属していました。
ワールド工芸もエッチング手すりのほか、真鍮線を曲げて作れるようガイドのテンプレートが付属しています。

中村精密 キングスホビー ワールド工芸 マイクロエース
中村精密
(拡大写真)
キングスホビー
(拡大写真)
ワールド工芸(新)
(拡大写真)
マイクロエース 改良品
(拡大写真)

流線型も大きさや形がバラバラですが、資料も乏しく写真判定が頼りなので、よくわからなかったのかもしれません。
マイクロエースは先台車のクリアランスと肉厚の関係で、車体幅が一番広くなっています。狭軌感があるともいえますが、カーブ前後で線路に接近した建造物がある場合は、衝突しないよう注意が必要です。

後ろから

中村精密 キングスホビー モア(デフなし) マイクロエース・改良品 ワールド工芸
中村精密
(拡大写真)
キングスホビー
(拡大写真)
モア(デフなし)
(拡大写真)
マイクロエース 改良品
(拡大写真)
ワールド工芸
(拡大写真)

プロトタイプになっているテンダーの種類がそれぞれ異なり、一部は流用もあるので形態はばらばらです。モアは後ろから見ても幅を感じますが精密感は高いです。テンダー全体がウエイトでできているような中村精密は、簡単な造形になっています。
マイクロエースは改良品で細かい色差しが追加されました。ただこの45号機(改良品)のナンバープレートの文字はなぜか光線を選び、あまり明瞭ではなくなって損をしています。
ワールド工芸のテンダーは他と比べて一段低く見えますが、実測したところこれで縮尺どおりです。他もそれぞれエンジン側と見た目のバランスを合わせて形を作っているようです。

中村精密・後 キングスホビー・後 ワールド工芸・後 マイクロエース・後・改良品
中村精密
(拡大写真)
キングスホビー
(拡大写真)
ワールド工芸(新)
(拡大写真)
マイクロエース・改良品
(拡大写真)

屋根が丸くてハシゴが2本ある以外は、大きさもディテール表現もまちまちです。キングスホビーの背が高いのとマイクロエースの幅が広いのが際立っています。

上から

●標準型

中村精密 中村精密
テンダーの前の片隅のネジはテンダー上下の留めネジです。中央にはドローバーがついているため、それを避けて片側に寄っています。
キングスホビー キングスホビー
モア モア
マイクロエース マイクロエース(改良品)
ワールド工芸 ワールド工芸

●流線型

中村精密 中村精密
キングスホビー キングスホビー
ワールド工芸 ワールド工芸
マイクロエース マイクロエース(改良品)

ボイラー上、キャブ上、テンダー上の解釈はまちまちです。
カバー内にある流線型の安全弁は、ワールド工芸では塗装後に裏から真鍮板を貼りつけて表現するようになっています。マイクロエースの初回品には安全弁自体がありませんでしたが、2008年の改良品にて追加され、金色に塗られています。


[次ページへ→]

[1]    

「Nゲージ蒸気機関車」トップページに戻る