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C59の組み立て(やえもんデザイン) その2

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テンダー

テンダー妻板 前後のテンダー妻板を2つ折りにして貼り合わせ。前の妻板には後退角がついているので、裏側の折線に従ってほんの少し曲げました。
テンダー車体

テンダーは平板状態なので、折り曲げて船底テンダーを形作ります。

  1. 万力に挟んで木片を押し当て、底部の浅い曲げを始めに曲げました。曲げの角度は、前後の妻板を参考にします。
  2. 次に一方の側板を万力に挟み、底部に木片を押し当てて曲げました。
    反対側の側板は、万力の厚みのせいで最後まで曲げられず、残りは平らなところに押し当てて曲げました。
テンダー上部
  1. 炭庫の底板をヤットコで曲げました。ただし、集電機構を作る関係で、あとで石炭の載る部分は切り取りました。
  2. 仕切り板を固定。
  3. 給水蓋の筒を固定。この中に1.4mmネジを差し込んでその下の台座にネジ留めします(台座から上物を取り外せるようにします)。また、上部には別に蓋が付きます。
  4. 手すりを固定。
  5. この台座は最終的にテンダー後部に固定します。テンダーへの固定は最後のほうで行ないました。
フチの取り付け

テンダー側面の上端に、リン青銅製のフチを付けます。

  1. 位置決めのため、上端から帯の幅だけ離して(目分量)マスキングテープを貼りました。
  2. マスキングテープをガイドにして、テンダー上端にぴったり合わせてフチのパーツを置き、上部の合わせ目を数箇所仮付けしました。
  3. 最後に全体を付けました。マスキングテープは、万一下側にハンダが回っても、はみ出しすぎないようにする効果もあります。
集電穴
  1. 床板には台車の集電板が頭を出すための穴を4箇所に開けました。
  2. 台車受梁に3mmタップを立ててネジを切り、3mmネジで仮止めして固定。曲がっております…。
  3. 連結ピンを固定。横に出ている突起は、車輪に当たってショートの原因となるので、カットしました。
妻板の固定

妻板には、下部にリード線で集電板と結んだドローバーを通すための大穴を開けてから固定しました。

しかし、最終的にはドローバーと内部の集電板とはコネクターで接続することにしたため、ドローバーをここに通すことはなく、もっと小さい穴で十分でした。

集電装置マークII

今回使ったC57の動力も、エンジンだけでは走れなかったので、テンダーから集電しました。

集電機構の台座と集電板

集電機構はC61をもとに改良したマークIIです。

プラ板を組み合わせて台座を作り、両端にリン青銅板を固定しました。

ウェイト座を載せる

その上にウェイト座を固定し、ウェイトを載せられるようにしました。

ドローバーから伸ばしたリード線

ドローバーは適当な長さでカットします。集電線はバラバラにならないよう、接着剤で固めました。
集電線からはリード線を延ばし、その先端にコネクター接点をハンダ付けしておきました。これは集電装置に差し込みます。

テンダー内部

ドローバーはテンダー側に固定し、エンジンとの着脱はエンジン側で行います。

ドローバーからのリード線は、妻板に開けた大穴を通し、集電板に差し込みます。
これにより、ハンダ付けのやり直しなしに、分解・再組み立てが自由にできます(そんな必要もめったにないと思いますけど…)。

テンダー残り

テンダー妻板のパーツ

概ね番号順に部品を取り付けました。

テンダー後部妻板

後部妻板に番号順に部品を取り付けました。
ライトがあるので、電気配管を付けるとアクセントになるかもしれません。

テンダー床板の残り
  1. 後部妻板を固定。
  2. カプラー座を固定。
  3. ATS車上子を固定。向き合う部分は削り合わせました。
  4. ブレーキシリンダーを固定。車輪やATS車上子に当たる部分はすべてカットしました。
  5. 前方左右の床を固定。
  6. 暖房管を真鍮線で固定。要所に付属の配管留めを利用しました。
  7. ATS配管を1本だけ(面倒だったので)真鍮線で固定。
テンダー蓋

上部の蓋を固定。本来はネジで取り外せるのですが、たぶん外すこともないだろうと、固定したまま塗装しました。

樹脂ピン

ハンダ付け工作がすべて終わったら、各部を修正後、樹脂ピンを接着固定しました。

生地完成〜塗装〜最終組み込み

生地完成

あとは洗浄して塗装し、各部の色入れだけなので省略します。
製作途中で結構ひどい風邪をひいてしまい、喉や鼻が治るまで塗装は待ちました。3日ほどロスし、当初着手から5日後と見ていた完成日が8日後になりました。
こればかりやっているわけにもいかないので、なるべく早く組み立てたいのです。

C59完成

やえもんデザイン C59 公式側

できました。ほとんど素組みだったので楽に組み立てましたが、できあがってみるとやっぱり何かへろへろです。ごめんよC59…。

やえもんデザイン C59 非公式側

やえもんデザイン C59 前方

ナンバープレートは後付けなので適当です。実機とは関係ありません。

構造がしっかりしているキットで、動力もC57のためスムーズであり、走らせていても安心感があります。
やっぱりキットは板のまましまっておくよりは、完成させて走らせたほうが面白いです。

D52、C61に続いて3両目となると、さすがにそれほど困難な部分はなくなりますが、手元がいっそう見えなくなっているのには参りました。
老眼はある程度で進まなくなるという人もいますが、だめになる一方です。老眼鏡をかけようが拡大鏡を使おうが、見えんものは見えんのですヨ(笑)。ピントは合っていても、物の形を認識する能力が衰えていくのかもしれないですね。


C60

今度はC59の半年後に発売されたC60を組み立てました。
ボイラー側はC59とほとんどまったく同じです。ただ動力は、C61九州タイプでも使ったKATOのC62 2号機用を使いました。

動力

C61のときと同様、動力ブロックの外側を削り、ボイラー内に入るようにします。 フライホイールがボイラーのテーパー部や、バックプレート上部のフチに当たりそうなので、調整しながら組み立てました。

従台車は付属のロストパーツを3つ組み合わせ、別途用意したC11かD51の先輪(軸の細いもの)を使う構造です。 しかし車輪が用意できなかったのと、せっかくC62の従台車があるので、ロストの台車枠をこれに張り重ねて間に合わせました。

互いの接合面は削って薄くします。ただ作業が深夜しかできず、ヤスリをゴリゴリ使うわけにはいかなかったため、あまり追求しませんでした。

なおC62 2号機のシリンダーは上部が外側に広がっているので、そこだけ安直にまっすぐにして使いました。

C57のネジを使った場合

もともとは種車にトミックスのC57を使うため、テンダー台車もC57のネジで留めるよう指示されています。
写真は前回のC59(トミックス使用)で、頭が大きく平たいC57のネジを使っています。

他のネジで代用

しかし今回はC62動力のため、C57のネジがありません。
市販の1.7mmネジを使い、頭がすっぽ抜けないようにワッシャーを入れました。ワッシャーは2mmネジに付いていたものですが、中央の穴の大きさが1.7mmネジの頭よりもぎりぎり小さいので、何とか使えました。
最初は普通の2mmネジとワッシャーを組み合わせてみましたが、ワッシャーとネジの頭の厚みでポイントやアンカプラーに引っかかり、走れませんでした。

C60完成

やえもんデザイン C60 公式側

できました。凡ミスが多く、自分でも嫌になるほどあちこち失敗しました。でもトリアタマなのですぐ忘れるでしょう。だから上達しない…。
砂撒き管は2本をボイラー内に、1本をボイラー外に出して組み立てました。

KATO動力の場合、テンダーからの集電は省略してもほとんど大丈夫のようです。代わりにボイラー側の動力の切削加工などに時間がかかりますから、トータルの工作時間は特に短くはなりません。

KATO動力を使うメリットは、たぶん調達コストが安いことです。動輪もわずかに大きいのですが、あまり有意差は感じませんでした(写真で見ると違いますが)。トミックスとKATOでは動輪形状が少し違うので、光線の具合による陰影と反射によっては、むしろトミックスのほうが大きく見えることもありました。模型で動輪の大きさがどう見えるかは、上廻りとのバランスも大きいと思います。

やえもんデザイン C60 前方

ボイラー内の寸法はぎりぎりでしたが、車高はC57の動力を使ったC59とまったく同じになりました。組み立ての腕のほうはともかく、キット自体はスタイルも良くて、走らせるのが楽しいです。

塗りは水性素材で行いました。またちょっと失敗しました。しかし部屋に臭いがほとんど残らないので、総合的に満足しています。
(おわり)


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