Nゲージ蒸気機関車2008年のメモ>2008.10.2(C62のナックルカプラーをマグネ・マティックカプラーに交換)

C62のナックルカプラーをマグネ・マティックカプラーに交換

C62のカプラー交換

2008.10.2

KATOのC62(新)の後部カプラーは、マグネ・マティックカプラーがオプション設定されていないため、各自工夫して取り付けることになります。
ここでは車体側を無加工とし、もとのナックルカプラーをただ交換してみました。元のパーツが無傷であることだけが利点で、アンカプラーの確実性は少し劣ります。


穴を開けて差し込み、高さを合わせるだけなので、すぐ終わります。

カプラーの穴あけ

カプラーはMT-10(KATO品番11-711)です。
根本に近いところに直径1.2mmの穴を開けます。いきなり開けて左右にずれると厄介なので、最初は小さめに開け、偏っていたら少し削って修正するのがよいと思います。緑色で記した左右の出っ張りは少し切り取ります。左のリップシャンクのほうは完全に切り取ってしまいましたが、あまり切り取ると、スプリングがかえって引っかかりやすくなるような気がするので(動きはしました)、少し残したほうがよいと思います。

下側を削る

そのまま取り付けると少し高くなるので、リップシャンクの下側の出っ張りを少し削りました。

カプラーポケットに取り付け

ナックルカプラーをカプラーポケットから外し、代わりに穴を開けたマグネ・マティックカプラーを差し込みます。スプリングは少々固めですが、同じものをそのまま使っています。

カプラーの下側を削ったため、逆に上側に隙間ができるので、直径1.2mmの穴をあけた適当な厚みのプラ板を上側にはさんでおきます。ここでは厚さ0.5mmを2枚重ねにしたので、約1.0mmということになります。

テンダーに取り付け

テンダーにはめ込み、トリップピンの高さを調整して完成です。もとのナックルカプラーより少し下がるので、スプリングが斜めになってしまい、本来あまり具合よくはありません。元のパーツを一切無加工にするため、そのままにしています。

ナックルシャンクとリップシャンクを同じ穴で止めているので、アンカプラー上ですぐ解放しないこともありますが、特に悪くはありません。ナックルカプラーに直接穴を開けてトリップピンを差し込む方法よりはスムーズです。
(→C62のナックルカプラーを自動解放可能にする)

アンカプラーによる切り離しを行なわない場合は、ナックルカプラーのままで問題ないわけです。私は模型を自動連結したり、切り離したりして運転するのがとても好きです。それで多少外観が劣っても台車マウントのほうが好きです。機関車が連結や切り離しをする瞬間を、今か今かと待ち構えて見ていた記憶はありませんか。ほかの乗り物にはあまり見られない面白さだと思います。新幹線の先頭車同士の連結なんかも面白いですね。


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