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キャブ渡り板を付ける

D51

2009.6.18

一部の金属製品や、Nゲージより大型の模型では、キャブとテンダーの間に渡り板が作られているものがあります。
単純なものなら上の写真のように、KATOのD51にも付けられます。本体は未加工でOKです。

その後発売された新D51への取り付けはこちら→キャブ渡り板を付ける(2)


その1

天賞堂

これは天賞堂のD51です。こんなに感じよくはできませんが、KATOのD51はキャブ後方にモーターがはみ出しているので(マイクロエースも同様ですが)、これを利用します。

寸法図

材料は0.3mmプラバンや、古はがきなどが利用できます。左の図は下の写真とずいぶん形が違いますがご勘弁ください。

図で内側に描かれている4つの水色の丸のあたりに1mmドリルで穴をあけ、それらをつなぐようにくりぬきました。多少ひねって取り付けるので、角の部分に少しでも切込みが入るとちぎれそうに思えたためです。

切り出したプラバン

これは0.3mmプラバンで作った例です。下側の2箇所のツメで、モーター押さえを後ろから抱き込むようにして取り付けます。ツメが出っ張りすぎると、はめ込むときに柔らかいプラバンが割れる恐れがあるので、無理をせず少しずつ削ります。

取り付けテスト

取り付けた様子です。板が軽く上下して、テンダーの前に乗るように調整します。あとは黒く塗れば完成です。

なお、マイクロエースのD51では、モーター押さえとモーターの間にちょうどよい隙間がないので、もう一工夫しないと無理だと思います。

D51とワム80000

R249の曲線やS字の渡り線でも、特にテンダーに干渉したり外れたりせず、調子よく走りました。

その2

プラバンがないときは、はがきくらいの厚さのケント紙などがあれば、それでもできます。

古はがきから切り出し

これは古はがきから切り出したものです。鉛筆くらいの丸棒に押し付けて、少しカマボコ状の丸みをつけてみました。

丸みをつけたあと、瞬間接着剤を浸み込ませて固めましたが、ちょっと遊ぶ程度ならそのままでもよいと思います。

取り付け例

プラバンを上手に曲げるのはなかなか難しいので、こういうところは紙のほうが簡単です。

D51と12系

キャブ内はモーターだけなので、この上に足を乗せる人はいないのですが…そもそも電気で動く蒸気?機関車を外の人間が運転する世界なので、必要性は深く考えずにいきます。

機関車が1両あると、何年でも色々な遊び方ができるので飽きません。


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