Nゲージ蒸気機関車>2005年のメモ>2005.11.12(DD51)
トミックス、マイクロエース(アリイ)に続き、KATOのリニューアル製品が加わりましたので、また比べました。
なお、マイクロエースのみプロトタイプが違います。
DD51は、蒸機時代の末期のレイアウトには欲しい機関車なのですが、何となく蒸機がなくなった原因がコレにあるような気がしたり、「D51」を検索するとこいつまで引っかかってしまったり、何かと邪魔くさい感じがする機関車でもあります(笑)。
KATO・旧(品番7002) (拡大写真) |
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KATO・新(品番7008-1) (拡大写真) |
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トミックス・新(品番2214) (拡大写真) |
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マイクロエース(品番A8509) (拡大写真) |
KATOの新製品はようやく全長が短くなり、台車周辺の構造のせいか、見た目では一番腰が低く見えます。
実物のことはわかりませんが、KATO(新)ではHゴム窓が小さくなったように見えます。この窓のHゴムは、KATO(新)とマイクロエースではガラス側に表現されています。KATO(旧)とトミックスはボディ側です。
KATO・旧 |
KATO・新 |
トミックス・新 |
マイクロエース |
この写真ではよく分かりませんが、KATO(新)では側面のタンクの網目が旧製品よりも深くなっていて、本当に箱の表面にアミがあるように見えます。
テールライトのレンズは、トミックスでは表面に丸みがあるのに対し、KATO(新)ではスパッと切り落としたような平面という違いがあります。これも実物がどうなのかはわかりません。マイクロエースのテールライトは塗装表現のみです。
トミックス製品を多くお持ちの方ならよくご存知でしょうが、付属のTNカプラーのパーツを上下に分離してカプラーを外し、代わりにKATOカプラーの後部をちょっと削って付ければ、簡単にKATOカプラーを装着できます。
KATO・旧 | |
KATO・新 | |
トミックス | |
マイクロエース |
マイクロエースのDD51は、作りは一番雑っぽく見えますが、塗り分けのメリハリが効いているので遊んで楽しいという方もいらっしゃると思います。
私も、こういうものもあっていいんじゃないかなと思います。他社の製品も充実していますからね。
昔はKATOとトミックスのDD51には、離れて見てもわかるくらい表現の違いがありましたが、いまやパッと見ただけでは違いがわかりません(ディーゼル機関車好きの方には、たちどころにわかるのかもしれませんね)。
KATOの中敷はブリスター式のトレーになり、最初のDD51(#702)の頃に戻ったような感じです。もっとも#702の頃はマイクロエースのように細かい植毛加工がされていました。屋根を擦りながらウレタンに押し込まなくてもいいので、私は今回のトレーのほうが好きです。
DD51は手元にエンドウ製やら旧トミックス各種やら色々あって、塗装や動力なども比べると非常に面白いのですが、一応ここは「Nゲージ蒸気機関車」なのでこのへんにいたします。